青いぽすと

函館の隠れた美味しい逸品

2010-09-14 vol.452

本当は教えたくない函館の知る人ぞ知る美味しい逸品

知る人ぞ知る、密かな人気の美味しいものって、意外に多いものです。ここ道南にも、隠れファンの多い密かな人気の逸品が少なくありません。今回は、編集室スタッフの日頃のネットワークを活かして、そんな隠れた逸品を探して取材してみました。やはりどの品も噂通りの逸品ぞろいで、ぜひ1度お試しいただきたいものがズラリ集まりました。

家族の食卓のちょっとした話題作りに、または、職場やお友達同士の話題作りに、紹介した商品の中からぜひあなたのお気に入りを見つけて、実際に使ってみてはいかがでしょうか? 日常生活にちょっとした潤いを与えてくれる地元生まれの隠れた逸品をぜひ利用しましょう!

密かな人気の手作りケチャップ

宮子さんの手作り工房

大野新道沿い、「しんわの湯」並びの『宮子さんの手作り工房』の手作りトマトケチャップ(420g入550円、270g入400円)が密かな人気です。教員だった山本宮子さんが旧大野町の農家に嫁いだのが昭和54年。最初は不慣れな農作業に苦労も多かったそうですが、8年前に自身の新たな挑戦の意味で工房を開いたといいます。テレビで紹介されて以来人気の手作りケチャップは、発色へのこだわりからイタリアントマトを使用。トマトソース(360g入500円)やトマトジュース(500ml入400円)も有。

しんわの湯「魚菜市場」、北斗市東前のJA新函館直売店「北斗へい屋」で発売。
工房への問い合わせは平日正午〜午後1時。

●北斗市東前85
Tel:77-9500(注文用FAX兼)

思わず笑顔…どうぶつロール

カフェ・ショコラ

思わず笑顔になれる『カフェ・ショコラ』の「どうぶつロールシリーズ」。切っても切っても可愛い動物が顔を出すロールケーキは、栄養満点の野菜とスイーツのコラボレーション。楽しく美味しく、健康的に味わえるケーキを…という発想から生まれた「らいおんさんロール」「こぶたさんロール」「くまさんロール」(各1575円)には、北海道産の安心・安全な野菜をベースに、野菜嫌いの子供でも食べやすい味にアレンジされています。また、低カロリーな点も嬉しいところ。それぞれの動物が描かれたギフトボックスもあるので、贈り物にもいいですね。

どうぶつロールの販売は午前11時〜午後9時半。なお、数に限りがありますので予約がオススメ。
毎週木曜日定休。駐車場有。

●深堀町13-26
Tel:33-5050

深い味わいの「花み餅」

石黒商店

丹誠込めて作られた『石黒商店』の甘納豆は、保存料・着色料は使用せず、甘さも控えめ。女性はもちろん、男性ファンも多い「花み餅」は、深い味わいの白花豆を生かせるお菓子を提供したいと思ったことがきっかけ。試行錯誤の末に、蜜に付けた白花豆を求肥で包んだ「花み餅」の誕生となりました。モチモチとした求肥と優しい甘さの白花豆がそのまま入った極上のハーモニーを、ぜひ1度ご賞味下さい。1個137円、箱入り8個1201円〜。お土産に好評の冷凍花み餅は、
2〜3時間の自然解凍で出来立ての美味しさを味わえます(1箱6個入り927円)。

営業時間は午前9時半〜午後5時半。
毎週水曜日定休。駐車場有。2000円〜函館市内無料配達(一部除外有)。

●昭和2-11-2
Tel:41-0839

がごめ昆布、真昆布を使った高級塩

鮨処 木はら

湯川2丁目にある『鮨処 木はら』の塩をご存じですか? 南茅部出身の店主が、全国的に有名な故郷のがごめ昆布と真昆布の美味しさをもっと函館の人に知ってほしいという思いから、いまからおよそ15年前に独自の製法で作ったもの。それを店に置き、寿司を食べる際に醤油の代わりにつけて味わう楽しみ方を勧めていたところ、その塩の味が評判になったもの。手作りの風味が自慢で、ミネラルたっぷりの無添加塩。天ぷらや刺身によく合うのだそう。「木はらのしお」は、1本70g入りで600円。同店のほか、函館空港内の土産店と、「函館がごめ昆布アンテナショップ」(弁天町24-1)で販売しています。

『鮨処 木はら』の営業時間は午前11時半〜午後11時。無休。駐車場有。

●湯川2-1-2
Tel:57-8825

農家が作ったトマトジュース「とってもとまと。」

六輪村

農家の女性達が運営する北斗市の農産物販売・加工会社『緑友会 六輪村』の手作りジュース「とってもとまと。」は、トマトの爽やかな風味と自然な甘みが楽しめるトマトジュース。
材料は時間をかけて完熟させる「りんか」という糖度の高いトマトと、熊石深層水の自然塩のみ。クセがなく、果肉がとろりとしているのに後味はさらりとしています。
人気商品のため以前は品薄でしたが、今年7月に加工施設を新設し生産量もアップ。このジュースで作ったゼリー(160円)もオススメ。
「とってもとまと。」の価格は1本500円。販売は六輪村直売所。

営業時間は午前9時〜午後2時半(ただし11〜4月は午前9時半〜)。無休。駐車場有。

●北斗市大工川48
Tel:73-6998

牧場直売! 調理も簡単な牛肉みそ漬け

山川牧場モータウンファクトリー

飼料からこだわった高品質の低脂肪牛肉を、天然醸造の麦味噌で味付けしたこの「牛肉みそ漬け」は、大沼にある『山川牧場モータウンファクトリー』が生産・販売しています。
牛肉は長期低温熟成させて使用。そのため柔らかく、アミノ酸豊富で風味豊か。麦味噌との相性も良く、凝縮された肉のうま味が味わえます。
定番の「牛肉みそ漬け 標準パック」(1050円)をはじめ、「みそ減量パック」(1050円)、「あらびきステーキ」(3種類、各600円)などバリエーションも豊富にそろっています。
山川牧場の直売店で販売しているほか、電話注文も可能です(送料別、農作業のため不在の場合があります)。

営業時間は午前9時〜午後5時。無休。

●七飯町字大沼町889
Tel:67-2010

2種類のキッシュ

ロビン

持ち帰りお総菜とランチのお店『ロビン』のキッシュが評判です。
「野菜のキッシュ」は卵液にズッキーニやブロッコリー、ポテトなどの旬の野菜とベーコンであっさりした味に仕上げています。「キッシュロレーヌ」は仏ロレーヌ地方で昔から食べられているもので、ベーコン、生クリーム、牛乳、香辛料だけのシンプルな味です。どちらも280円。やさしいフランス版家庭の味です。
レンコンのはさみ揚げ、ラタトゥィユ、マリネなど常時15種類程のお総菜は、すべて手作りです。お総菜から3つを選べる「3デリランチ」(880円)も好評です。

ランチタイムは午前11時30分~午後2時。営業時間は午前11時~午後7時。
毎週日曜日、毎月第2月曜日定休。

●日乃出町26-13
Tel:32-6676

「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」

納谷商店

市内新川町の『納谷商店』は、手すき昆布を作っている職人が見られることでテレビで全国に放送されたこともある店です。
明治42年に小樽市で創業。大正時代末に函館に移転し、昭和9年の大火後に現在地に工場と店舗を設けたという老舗。商品のおぼろ昆布は手削り、とろろ昆布は機械で削るという違いがあります。製法は開業以来変わらず、原料は道南でしかとれないがごめ昆布と酢のみ。ほかの添加物は一切使っていない自然食品です。
価格は「白とろろ」420円、「特白とろろ」525円、「おぼろ」735円、「太白おぼろ」945円(各100g入)。贈答用に全国発送もしています。

営業時間は午前8時〜午後6時。定休日は1〜8月は毎週土・日曜日と祝日、9〜12月は毎週日曜日。

●新川町28-1
Tel:22-2926

添加物は一切使っていないジャム

トラピスト修道院

明治29年創立のトラピスト修道院。創立に先立ち、フランス人やオランダ人の修道士達が、ルバーブ、カリンズ、マルメロなどの苗木を持ち込みました。以来、それらの実でジャムを作っています。ジャムの原料は実と砂糖のみ。添加物は一切使っていない純正品です。開封しなければ2年ほど保存できるので保存食としてもおすすめ。修道院売店ではそのほかにハスカップやブドウ、リンゴのジャム(収穫量により数量限定品有)を販売しています。
函館市内では、ボーニモリヤ、丸井今井、十字屋で販売しています(取り扱いの種類は限定)。

修道院売店の開店時間は午前8時30分〜午後4時30分。年末年始以外は4〜12月は無休。
1〜3月は毎週日・水曜日定休。

●北斗市三ッ石392
Tel:75-2108

鮮度の良いアンチョビ

バスク

スペイン・バスク地方の料理が評判の『バスク』の「アンチョビ」が人気です。
近海で獲れた丸イワシを塩漬けにして発酵させたものをオリーブオイルに漬けたアンチョビはスペイン料理に欠かせないもの。丸イワシは鮮度が命。目の前の海で泳いでいるイワシをすぐに加工するので、おいしさが違います。フランスパンをトーストしてニンニクをこすりつけ、そこにアンチョビをのせて食べるのがシンプルで美味しいそう。また、スパゲッティやピッツア、サラダなどの料理にも使えます。45g入り630円。

営業時間は午前11時30分~午後2時30分(LO/午後2時)、午後5時~午後9時30分(LO/午後9時)。
日曜は午後9時閉店(LO/午後8時30分)。毎週水曜日定休。

●松陰町1-4
Tel:56-1570

これは旨い!思わず人に教えたくなる道南でちょっと噂の美味しい物!知らなきゃ損する? 青いぽすと Vol.452