青いぽすと

和菓子が人気な函館の老舗店

2016-05-31 vol.589

和菓子ならここ!函館で人気の製品から新商品まで老舗10店

和菓子の美味しいお店を10店ご紹介!どら焼きや串団子など昔ながらの和菓子から、見た目が可愛くて食べるのが勿体無い細工菓子など、ギフトやお土産にも送りたい、函館に昔からある老舗の店舗で地元民に長年愛されている和菓子をまとめました。

新製品「函館散歩」が評判

函館 千秋庵総本家

創業156年の老舗『函館 千秋庵総本家』から今年1月に新発売となった「函館散歩」は、道産小麦と十勝の音更産エリモ小豆を使ったカステラ饅頭。厳選された道産の素材で仕上げたしっとり感とほのかな甘みが魅力的な逸品をぜひ、ご賞味ください。ハリストス正教会、金森倉庫、五稜郭といった観光名所をモチーフにしたデザインなので、遠方からのお客様へのお土産にもオススメです。1個110円、5個入600円ほか。評判の「どら焼き」(194円)もお見逃しなく。

営業時間は本店が午前9時〜午後6時、本通店は午前9時30分〜午後6時30分。休業日は店舗にお問い合わせくださ
い。

本店
●宝来町9-9
Tel:23-5131

本通店
●本通2-29-10
Tel:31-1188

見た目も華やかな上生菓子が好評

はるしの

七飯町大川に15年ほど前に創業した『はるしの』は、上品な季節の生菓子が好評の1軒。毎月、月替わりで登場する「上生菓子」(1個180円)は、季節に応じて花や生き物をモチーフにしたもの。とにかく見た目の美しさが秀逸で、6月は牡丹や鮎をモチーフにしたものが登場する予定とか。まずは入念に図案を作成して、そこからディテールにこだわって作った職人技の1品を、目で舌で楽しんでみては…。6種類入りから用意されている詰め合わせセットも好評。ほかには、「どら焼き」(136円)や「大島万頭」(105円)、「若みどり」(105円)といったお菓子も人気を集めているそう。

営業時間は午前9時30分〜午後午後6時30分(日曜日、祝日は午後6時まで)。毎週月曜日定休。

●七飯町大川6-1-3
Tel:64-4655

よもぎの風味がちょうどいい

いなふね菓子舗

花園町にある『いなふね菓子舗』は、1966年の創業から安心安全な素材にこだわり、オリジナルの和菓子や季節の和菓子、餅菓子など30種類以上を提供しています。この商品目当てで訪れる人も少なくないという「よもぎまふぃん」(151円)は、モチっとした生地とよもぎの自然な風味が特徴。余計なものが入っていない優しい味わいで、幅広い層におすすめです。べこ餅は黒糖と草べこ餅(よもぎ)の2種類ありますので、ぜひ食べ比べてみて欲しいところ(各118円)。ミルクとバターを使ったしっとりとした生地に程良い甘さの白あんが入った「五稜の里」(129円)は、お土産にも最適。

営業時間は午前9時〜午後7時。毎週日曜日定休(季節行事のある日は営業)。

●花園町37-34
Tel:51-5313

函館名物の串団子

やきだんご銀月

昭和41年創業の『やきだんご銀月』といえば、長年愛され続けている串団子が有名。
北海道産米100%の上新粉を使用し、豊かな甘味としっかりとした食感を楽しめる串団子は、名物の「しょうゆ」、3種類のゴマをブレンドした「ごま」、すっきりとした甘さの「あんこ」の3種類のほかに、この時期は白あんときなこで作った「きなこ」を販売中(初秋から6月上旬頃まで)。また、よもぎが旬の6月上旬から中旬頃までの予定で「草団子」も登場しますので、季節の串団子もお見逃しなく! 価格は各108円。
そのほか、べこ餅、豆大福、豆餅、うぐいす餅など、全てその日に作ったものだけを提供。予約注文可。

営業時間は午前8時30分〜午後5時30分。不定休。駐車場有。

●湯川町2-22-5
Tel:57-6504

季節を彩る上生菓子

菓子舗 喜夢良

創業以来、受け継がれてきた味を守る一方で、現代風のアレンジにも挑戦している『菓子舗 喜夢良』。夏の上生菓子「あじさい」(=写真 上、200円)の花弁に見立てたゼリーはレモンの香りがしてとっても爽やか。装いだけではなく、口に広がる風味にも清涼感があります。おいしい状態を保つ冷凍状態で販売しているので、自宅で解凍してできたての味わいを楽しむことができます。
可愛らしいりんごの形をした「七飯アップルチョコレート」(=同下、1個216円)は、最中の皮の中にりんごのコンポートをチョコレートでコーティングしたものが入っています。全3種類あり、お土産としても人気があるそう。

営業時間は午前8時30分~午後7時。不定休。駐車場有。

●七飯町本町4-5-20
Tel:65-3571

ひんやり美味しい和スイーツ

菓子処 菓々子(かかし)

東山墓園線沿いにある『菓々子』には、繊細な仕事を施した上生菓子をはじめ、大福やどら焼きなど、多彩な和菓子がそろっています。
オススメは、餡の中に生クリームが入った冷凍大福の「わたもち」(抹茶、ごま、小倉、紅茶、各140円)。常温で半解凍して食べると、ふんわりした食感のあとに、軽く溶けるひんやりした生クリームが口の中に広がります。甘さ控えめながら風味豊かな餡と、コクとなめらかさを加えてくれる生クリームが絶妙に絡まる美味しさが特長で、お好みの解凍具合を試すのも楽しいですよ。ほかにも、日常使いしたいものから、お使いものにしたい和菓子まで幅広くそろう人気店へぜひ。

営業時間は午前8時~午後8時。毎週日曜日定休。

●鍛治1-33-2
Tel:53-5449

癒される老舗菓子店の味

菓子処 龍栄堂

上新川町の高砂通り沿いにある『龍栄堂』は大正14年創業の老舗菓子店。お茶請けとして歴史ある和菓子は色とりどりに美しく日本の四季を表現しています。
上生菓子は1個184円。「草だんご」(108円)や「すあま」(135円)などの定番の餅菓子、小豆と求肥の上品な甘さと、サクサクとした砂糖の心地よい食感が人気を集める「はこだて大納言」(184円)などの和菓子、やさしい味わいの洋菓子など、豊富なお菓子が満載。ほかに、懐かしく温かみのある「みそぱん」(216円)も人気。心癒されるお菓子で甘いひと時を過ごしてみてはいかが…。

営業時間は午前9時~午後7時(日曜日、祝日は午後6時まで)。毎週水曜日定休。

●上新川町6-7
Tel:45-1872

季節を愉しむ上生菓子

御菓子処ひとつ風

松陰町の電車通り沿いにある『ひとつ風』は、どら焼き、最中、カステラ、焼き菓子などのスタンダードな和菓子から、季節ごとに色彩豊かな上生菓子がそろう人気の和菓子店です。
今回ご紹介するのは、月替りの上生菓子で手前から、きんとんを使い初夏を感じさせる「あじさい」、爽やかな色合いをういろうで表現する「濡れつばめ」、求肥を使って虹をイメージした「雨上がり」という3種類。毎月6~8種類が用意されるということなので、このほかにも多彩な上生菓子が登場するとのこと。職人の技術と感性で、視覚で季節を愉しみ、味覚で伝統を感じさせてくれる和菓子店へぜひ。

営業時間は午前9時~午後6時30分。毎週水曜日定休。駐車場有。

●松陰町8-1
Tel:54-8977

焼きたてのどら焼きがおすすめ!

和創菓 ひとひら

西桔梗町にある『和創菓  ひとひら』は、「ヨシダのお菓子」でおなじみの株式会社吉田食品が、今年3月にオープンさせた工場併設の直営店。上生菓子や大福、串団子、またソフトタイプとハードタイプがあるバウムクーヘンなど、和・洋菓子を種類豊富にそろえています。オススメは出来上がり後1時間以内に店頭に並ぶ焼きたてのどら焼き「ひとあわせ」(=写真上、129円)で、出来たてならではのフワフワとした食感を楽しめます。新登場の洋菓子では「弱蒸しプリン」(=同下、345円)が好評。お茶などが無料サービスのイートインスペースもあります。

営業時間は午前9時~午後7時。毎週水曜日定休(お彼岸、お盆などを除く)。駐車場有。

●西桔梗町851-13
Tel:83-6668

ゴマの香ばしさを楽しめる大福

栄餅

金文字の堂々たる看板が目印の『栄餅』は、明治33年創業の老舗餅店。6年ほど前から販売している「ゴマ大福」(=写真上、1個119円)は、年末のアルバイトスタッフの夜食として作った裏メニューを商品化したもの。黒ゴマと白ゴマをすり混ぜ、こし餡に加えた餡は香ばしく、また、岩手県産ヒメノモチを使用した餅は風味が良いうえにコシがあって肌もきれい。白大福と、べに花の自然な色で着色し、青えんどう豆を加えた紅大福の2種類があります。毎年楽しみにしている人も多い新草の「よもぎ大福」(=同下、1個119円)も5月下旬から登場予定。

営業時間は午前8時~午後7時(日曜日、祝日は午後6時まで)。毎週水曜日定休。駐車場無。

●栄町5-13
Tel:22-5482

2016年の函館で人気の和菓子店 青いぽすと Vol.589