家族のほのぼのエピソード

2007-02-16 vol.366

ほのぼのホッコリしちゃう家族の心温まるエピソード

今回もまた、素敵なエピソードが多数寄せられました。1枚のハガキに綴られた家族の風景には、小説や映画とはまた違った、筋書きのない素敵な物語がありました。綴られた一字一句から家族の風景を想像しましょう。そこには、苦難に負けじと歯を食いしばる人や、愛する人の言葉に勇気づけられて頑張る人の姿があります。そんな風景を思い浮かべて、あらためて気づかされました。生きているって、とても素敵なことなのだと…。

ほのぼのホッコリしちゃう家族の心温まるエピソード

家族のほのぼのエピソード

元気の源

うちのお母さんは、私が4歳位の時に書いたお手紙を、今でも冷蔵庫に張っています。元気のない時、見るんだそうです。「おかさんがんばれ」って書いてます。
(昭和4丁目、M・A)

大のお酒好きな私。昔は夫婦で飲み歩いていましたが、今は1歳の息子がいるので、ままなりません。でも、何かとだんながワインを買ってきてくれるので…、癒される毎日です。酒でかな? だんなのおかげでかしら?
(亀田港町、M・S)

去年の私達の結婚記念日のことなんですが、当時6歳の娘が何ヶ月も前から部屋のかざりつけや小物を作ったり、おばあちゃんにはお茶やケーキを用意してもらい、その日は仕事お休みしてと言ったらしく、当日もかざりつけの時は「パパとママちょっとデートしてきて…。で、ケータイにTELするから、そしたら帰って来てね」と言われ、帰ってきたら居間がパーティー会場に変身! 結婚して12年の間で(多分老後も)1番心に残る記念日でした。
(東山3丁目、N・M)

主人が亡くなって10年が経ち、旅先にいる子供達が帰って来て、娘は子供(5歳)を連れて帰ってきて、初めて4人で“プリクラ”という写真を撮りました。うれしかった〜。若い人達と違い、そのような所へ行くことがなく、今回はよかった。定番でTELなどに貼ってます。
(宝来町、K・I)

今年初めから入院していた私の世話を毎日毎日してくれた娘。ほんとに感謝してます。しかしその後も転移や体調の不良でいつも心配かけっぱなしです。そんな事にもめげず、店を開店し、更に自分なりにチャレンジする娘の姿に元気をもらってます。(匿名希望)

私は約3年前に、できちゃった結婚したんですが、最近、夫婦ゲンカや無口などが続き、専業主婦で家事や子育てに追われる私は、イライラやストレスがたまって逃げ出したい気持ちでいました。ある日、その気持ちが爆発してしまって、だんなサンとケンカになった時、言い合いをする私達の間に、2歳の息子が泣きながら入ってきて、その後2人に「ニコっ」と笑いかけました。それを見た時、もうケンカは止まっていて、がんばらなきゃという気持ちになりました。
(赤川1丁目、M・K)

新しい命

長い間、子宝に恵まれず、たくさんのつらい、痛い思いをしてようやく、母になることができた。自分が親になってようやく、両親のありがたみがわかった気がします。
(匿名希望)

今年1年は、私達家族にとって発見、出会いと沢山の心の貯金が出来た1年でした。私にとっては、出産という大きな仕事をして、子供が産まれ、不安とかもあったけど、主人はもとより、周りの人達がとても温かく見守ってくれて、人とのつながりをあらためて確認できたと思います。子供が出来たことによって私自身もそうですが、笑顔でいられること、「まっ、いいか」という気が長く? なったような気がします。買い物や公共の場に行った時は、知らないオジサマ、オバサマが手を貸して下さったりと助けられた事も多々あります。最近のニュースでは痛々しい事件が多くありますが、「子は宝」という言葉があるように、命の大切さをもう1度考えて欲しいなぁと思います。子供と共に心の成長してゆきたいと思います。
(匿名希望)

3年前に、家族をこよなく愛していた夫が亡くなり、淋しい思いをしていましたが、今年4月に下の娘が出産、また、上の娘も来年5月出産予定と嬉しい事が続きます。無邪気な孫の顔を見ていると、それだけでほのぼのとした気持ちになり、全てのものに感謝したくなります。
(北美原2丁目、K・O)

我が子の成長

4歳になる長女は、私をよろこばせるのが大好きです。「お母さん、お手伝いされてどう思った?」と聞いてきます。私が「うれしかった。ありがとう」と言うと大満足です。人の気持ちを考えられるようになったんだなぁと娘の成長をうれしく思います。
(富岡町2丁目、M・I)

いつも、大きくなったらママと結婚すると言っていた5歳の息子がある日、幼稚園から帰ってくると「ごめん、やっぱりママと結婚できない。◯◯ちゃん(同じ組の女の子)とする」と。早くもこんな日が! と、ちょっとショックでした。
(桔梗町1丁目、A・T)

私の子供は小学校3年生の女の子です。最近、食欲旺盛で目をみはります。この前、あまりにも食べるので「よく食べるねぇ」というと、「なんかね、食べ物がすぐ溶けちゃう感じがするの」という言葉に大爆笑。ママも働きがいがあります。どんどん食べて大きくなって欲しいです。
(富岡町1丁目、Y・A)

旦那と口ゲンカをして泣いてしまった所を4歳の息子に見られてしまいました。息子は黙ってティッシュを持ってきて、私の涙を拭いて、頭をトントンとなでてくれました。思いやりのある子に育っているんだなぁと思いました。旦那と仲直りした後、息子は、「ママ怒ったらダメでしょ」と、旦那を叱っていました。私のヒーローです。
(匿名希望)

夫婦の風景

子供が出来た事が発覚し、いわゆる“出来婚”を主人と2人で決意したのがちょうど、クリスマス頃でした。突然の事だったので、それほどお金もない私達は今後の生活を考えると、とても無駄使い出来る状況ではありませんでした。私は主人に「今年はクリスマスプレゼントはないけど、しょうがないよね」と言って、少し寂しい気持ちをさとられないように平然と言いました。そして実際、私は主人にプレゼントを買わなかったのですが、主人はこっそり私に「しばらくこういう事は出来なくなるけど…」と指輪をプレゼントしてくれました。今でもお金はそれほどありませんが(笑)、家族もさらに1人増え、とても幸せです。
(匿名希望)

今年の9月22日で結婚25周年、銀婚式を迎えました。楽しい事、悲しい事、色んな事がありました。お祝いは特にしませんでしたが、主人から一言、「あと25年、金婚式を迎えられたらいいね」と。そんな日が来るまで、いい夫婦でありたいと思います。
(末広町、Y・O)

入院した私に、何も言わずバラの花を一輪買ってきてくれた夫。ちょうどバースデーでした。しゃれたことひとつ普段ないのに、心づかいをしてくれた夫にじ〜ん。
(匿名希望)

ダイエットと思いつつ、青いぽすとを見ると頭の中は食べる事で一杯です。主人には「ゴミ箱」というあだ名をもらいました。
(東川町、Y・T)

親子の風景

ピアノの発表会の総練習でピアノの先生のお宅に数名の生徒さんが集まっていた時、ピアノの先生が外を見て、「うちのまわりをウロウロしている不審者がいる! 最近ああいう人が多いからみんな気をつけてね」と言ったそうです。それを聞いた娘いわく、「私のお父さんです」…。日曜日だったのでパパが散歩がてら娘のピアノの先生のお宅を見に行ったのでした。世のお父様方、今の時代、不審者に間違えられないようにお気をつけ下さい。
(乃木町、Y・C)

社会人になって10年になりますが、いつも親にはボーナス時に食事をごちそうしたり、何かプレゼントしたりしていました。2年前、初めて現金でお年玉袋に入れ、親にお年玉をあげました。今でもそのお年玉に入った1万円をお守りのように持っている母を見たら、こっちも嬉しくなりました。
(入舟町、T・K)

昔、子供達が小さかった時、長男に「パパとママ、どこであったの?」「どうしてけっこんしたの?」と聞かれたことがありました。私はン〜と考え、「悪くなかったから…」とまともに大人の答えをしてしまいました。そうしたら「ママ、しあわせ?」と、またまた聞いてきたので、今度はわかるように「しあわせで、しあわせで」と答えたらニッコリ顔に。この長男、今年9月に結婚しました。
(桔梗町3丁目、K・S)

歳を重ねて…

怒りっぽかった夫が、きっかけがあり、優しくなり、今はとってもしあわせです。もうあまり長くない人生、手を取り合って暮らそう。(美原4丁目、T・H)

認知症の義父がこの夏から我が家から義兄と暮らすために離れました。何日か経って、デイケアに行く前にいなくなって大騒ぎ。汗をかきかき心配して探しまわっているお義兄さん。ひょっこり帰ってきて、理由を聞くと、敬老の日のプレゼントの私へのお返しに買い物に行ったとか。申し訳ない様な嬉しい様な。次の日、タイツが1枚届きました。
(高丘町、M・S)

長い療養生活の夫。朝と晩に毎日病院に通っているのですが、青いぽすとを見るのが好きな主人が、応募するために、言葉がはっきり言えないので指で熊さんを指しました。何年か前にケーキが当たり、嬉しかったです。
(美原1丁目、R・A)

昨年5月、脳硬塞で倒れ、2ヶ月入院後、リハビリのおかげでなんとか自立しています。健康時の80%位にはなりましたが、さらにがんばって来年は限りなく100%に近づけたいです。
(田家町、Y・W)

伝えたい気持ち

高校を出て夢と希望を持って上京。しかし、いろいろあって2年でUターンしちゃいました。沈む気持ちで泣きながら電話した時、何も聞かず「帰っておいで」と言ってくれた父と母。だまって温かく迎えてくれた父と母と妹。これほど家族のありがたみを思った事はありません。直接言えなかったけど、紙面をかりて「本当にありがとう」。温かい家族のお陰で私はまた、別な道をみつけることができました。頑張るぞー。
(鍛治1丁目、E・T)

先日、風邪ぎみで調子が悪く…でも仕事休めず夜7時に帰ってきたら、愛娘がエプロンしてハンバーグ作ってくれました。嬉しいのと美味しいので、風邪も疲れも飛んでしまいました。ありがとう。
(ヤンママ)

共働きの我が家で、主人が先に帰ってる時、台所のたまっているおちゃわんなどを洗ってくれたり、日曜日、お昼ごはんを作って子供達に食べさせたり、日曜日は仕事終わって帰ると夕飯ができている時もあるんです。なかなか、ドラマの様に言葉に出して感謝の気持ちを言えないでいます。すごく助かってるし、ありがたいのに…結婚19年目の主婦より、お父さん、いつもありがとう。
(柏木町、S・K)

今年の4月に埼玉から函館に嫁に来ました。初めて親元を離れて不安でいっぱいの私を、旦那の家族が「おかえり」と言って迎えてくれました。私も「ただいま」と言って、すぐに溶け込むことができました。そんな温かい家族の一員になれて幸せです。旦那さん、ありがとう。
(湯川町2丁目、N・S)

結婚してもうすぐ2年。あらためて両親、育ててもらった祖母に感謝感謝です。ほんの気持ちですが、旦那さんと話し合って去年から義祖父母と両親と祖母にお年玉を渡しています。これからも体に気をつけて、いつまでも長生きして下さい!
(日吉町3丁目、R・E)

82歳の母は、父を亡くした後、1人で田舎に住んでいます。仕事が忙しく、様子を見に行けない私に代わって、妻や子供達が毎週交替で実家に行ってくれます。車で片道1時間ですが、行ったら近くの街まで買い物などに行ってくれ、母も私も思いやりに感謝しています。
(中島町、N・I)