家族のエピソード

2008-02-15 vol.390

ホッコリ・ホロリときちゃう-家族のエピソードは一生の宝物

今回もまた、心温まるエピソードがたくさん届きました。ハガキという、極めて限られたスペースの中に描かれたメッセージには、それぞれの家族の素敵な物語があります。長い人生の中のほんの一端を切り取ったような、そんな小さな物語に秘められた幸せのカタチを、じっくりと感じて下さい。

ホッコリ・ホロリときちゃう-家族のエピソードは一生の宝物

暗いニュースが続きます。でも、テレビのニュースや新聞で伝えられるほど悪いばかりの世の中ではなく、この街ではたくさんの子供達が、やさしく思いやりのある人間として成長しています…。

我が子へのありがとう

息子のひとことに涙…
ブランド物のバッグがほしいと思っていたら、還暦のお祝いに息子がプレゼントしてくれると言うので見に行きましたが、あまりの値段の高さに「お母さんいいよ」と言ったら、息子が「親にこれだけの物をプレゼント出来ると思ったら自分でもうれしい!」と言ったひとことに涙が出てしまいました。
(ペンネーム、ピンポンパール)

忘れられない揚げパンの味…
私が小学生の時に給食で年に1回位より出されなかった揚げパンの味が忘れられないと子供達に話したら、当時小学校1年生だった息子がしばらく忘れた頃に、給食で初めて揚げパンが出た時に、ひとくちも手をづけずに家に持ち帰ってきて「母さんこれ食べな」と渡された時、涙が出るほどうれしかったとともに、息子もお腹が空いていたのに食べずにきた事を考えると心苦しかったのを覚えています。
(時任町、K・I)

756円入った封筒は宝物…
9歳の長女とスーパーに行った時、娘は自分のおこづかいを持って来たのでゲームをやっていいかと聞いてきました。むだ使いをしない様に言ったところ、10分程で千円を使ってしまったと言ってきました。私は、ママがどの位の時間、どのくらい一生懸命お仕事をしないと千円もらえないかを話し、お金を大切にするよう言いました。家に帰ると何やら机で書いていましたが、娘が「ママ、ごめんなさい。お仕事大変なのにゲームで使ってごめんなさい。これあげるからビール買って下さい」の手紙と全財産の756円入った封筒を渡してきました。いいからと言っても受け取りません。手紙とお金の入った封筒は今、私のバッグにそのまま入っています。一生使えない、私の大切な宝物になっています。
(日乃出町、H・I)

あたためてあげる…
雪がちらつく寒い日。私が4歳の娘と2人で、家の近くのスーパーまで歩いて行った時のことです。「ママ、寒くない?」「うん、少しね」「じゃあ、わたしのあったかいこころぜんぶで、あたためてあげる!」。ほんと〜にあったかい気持ちになりました♡
(湯浜町、Y・K)

泣きながら食べたチャーハンの味…
何年かぶりに風邪をひき、熱で寝込んでしまいました…。そんな時、9歳の息子が私を心配して生まれて初めてチャーハンを作り、枕元に持ってきて食べさせてくれました。卵が入っただけのチャーハンでしたが、やさしく成長してくれたことがうれしく、泣きながらひと口食べました。ありがとう。
(松風町、R・M)

妻から夫へ心をこめて

頑張っている夫に…
仕事の忙しい夫は、夢の中でも仕事をしているらしく、寝言も仕事のことを言っています。こんなに頑張っている夫を見て、会社にひと言。時間外手当てを…下さい…。
(石川町、A・S)

家族って支えあうものなんだな…
平成18年より、子供達の手がかからなくなったのでフルタイムの仕事をはじめました。社会に出るのはなんと12年ぶり! 夫は最初、家事の手を抜くので反対! 俺は手伝わないぞ! と言っていましたが、半年経つにつれ、自分が休みの日はそうじ・料理などやってくれるようになりました。子供達も自分の事はやるようになり、家族って支えあうものなんだな、と実感しています。
(ペンネーム、ユカママ)

本当に嬉しく思っています…
うちは家族共働きなのですが、夫はいつも率先して何でも手伝ってくれます。もちろん洗濯や片付けなどは私がやりますが、それ以外の用事や様々な事を使命のように、嫌がらずにやってくれます。動きも早く、いつも感心しています。私は全くの正反対なので、さぞイライラしているとは思いますが、がまんをしてくれているようです。本当に嬉しく思っています。
(七飯町大川、R・T)

どんなダイヤよりも輝いた私の心…
いつも単身赴任で忙しい日々で、たまに会ってもすぐに戻ってしまう主人とは、2人で決めた記念日にさえもゆっくり出かけたり食事も出来ない日々でした。そんな主人が私を誘って食事に連れて行ってくれたのです。それは私の49歳の誕生日でした。毎日忙しい日々を送っていた主人がその日の為に休みを取り、帰ってきてくれてまして、私の誕生日を覚えていてくれたのです。どんなダイヤよりも私の心は輝きました。ありがとう。
(西旭岡町3丁目、S・M)

我が家の自慢の家族

道路だっけ、ドライアイスだ…
ある朝、仕事に出かける私に父が言ったひと言。「今朝だっけ、たいした寒いで! 道路だっけ、ドライアイスだ!」。アイスバーンと言いたかったのでしょうね。
(七飯町本町、T・K)

お楽しみのケーキは…
先日、仕事から帰ると3歳の娘に、「お父さん、ママとケーキを作ったから食べてね」と言われて、「後で食べるよ、おやすみ」と娘が寝た後に台所を探すけど、見当たりません。妻に聞くと、おままごとで作ったケーキの話だったのです。やられました(笑)。
(亀田港町、M・N)

月夜の願い…
4歳の姪っ子は、十五夜のお月様に向かって「プリンセスにして下さい」とお願いしていた。
(匿名希望)

夢のあるヤツ…
2カ月位前の話です。我が家の小5の一人息子が「友達から、サンタなんて本当はいない。あれはお母さんなんだと言われたけど本当なの?」と問いつめてきました。まだサンタを信じていた事に母もビックリ…。その友達からも「おまえって夢のあるヤツだな…」と言われたそうで、いいところついてるコメントに家族で大笑いしてしまいました。
(七飯町大川、R・C)

ひとつ屋根の下のほのぼの風景

母はひと言、「あったかいね」と…
押し入れの整理をしていたら、私が子供の頃に母が手編みで編んでくれたセーターを見つけました。母は今年で80歳で、めっきり足が弱くなって、どこに行くのにも私の手を借りています。そんな母に、そのセーターをほどいて靴下を編んでやりました。母はとても喜んでひと言、「あったかいね」と言ってくれました。そして、私が小さかった頃の思い出に花が咲きました。
(千代台町、Y・S)

みんな違うことをしていても…
今がまさに、ほのぼのエピソードです。自分が、パソコンで年賀状の印刷を待ちながら応募ハガキを書き、その横で夫がPS3のゲーム、子供がDS。同じ部屋に集まりみんな違うことをしていますが、ほのぼのという感じです。
(田家町、A・K)

母がいないって、こんなに淋しい…
母が肺炎をこじらせ、なんと1カ月半も入院したのが10月の事です。その間、私と父との2人きりの生活が始まりました。日中は仕事があるので父1人きりでの留守番です。夜に帰宅するなり父はすごくうれしそうに出迎えてくれました。普段、母がいてあたりまえ、何をするのも母まかせ。母がいないって…こんなに淋しく大変な事だと理解してくれたのか…1カ月半ぶりに退院した母には優しくしている今日この頃です。
(桔梗3丁目、T・M)

心の時間…
今年5月より主人のお母さんと3人暮らし。物忘れのお母さんの心の時間に乗りながら暮らしていま〜す!
(榎本町、M・N)

何よりもおいしかったケーキ…
去年のクリスマスに、ケーキの準備OKで、お寿司もあり、すべて準備出来ていたのですが、ダンナ様が残業になってしまい、子供と9時まで何も食べずに待っていた事があります。3人で食べるケーキは何よりおいしかったです。
(五稜郭町、K・O)

応援していたのは…
今年の世界陸上を家族と一緒に見ていたところ、予選と決勝を家族で間違えてしまい、リプレイで放送された内容を全員で応援してしまいました。ほのぼのといいますか、ただの天然ですかね(笑)。
(宝来町、A・O)

我が家の小さなアイドル

カップルのクマのヌイグルミ

おなかいっぱいになる…
我が家には6歳の長男と3歳の次男がいます。長男はとても勉強が好きで、小さい時から字の読み書きができて計算も得意でした。先日、次男にミカンを並べて「ミカン1つとミカン2つ、あわせるとどうなるかな」と聞いたところ、「おなかいっぱいになる」との答え。私はそんな、長男とは違う次男をとてもかわいく思いました。今は勉強よりも食欲だね。
(匿名希望)

うれしいプレゼント…
母の日のプレゼントを買うお金がない息子と娘は、お手伝い券を発行して茶碗洗い、そうじ機がけ、肩もみまでしてくれました。
(昭和2丁目、K・M)

いつまで歌ってくれるかなぁ…
我が家は、ひとりっ子なので、いつもクリスマスソングは息子が1人で歌ってローソクの火を消します。私や主人は、ビデオカメラの担当です。そんな息子も11歳! いつまでクリスマスソングを歌ってくれるのかナぁ〜と毎年思います。ピュアな気持ちを忘れず育ってほしいと思います。
(北美原2丁目、N・K)

大きいはずがない…
只今、3人目妊娠中。赤ちゃんができたと言っても信じられない様子の上の子にお腹をみせたら「わぁ〜本当だ〜、大きいね〜」と言いました。でもまだ2カ月…大きいはずがない(苦笑)。
(美原4丁目、S・F)

結婚10年記念は家族4人で…
先月、結婚10年を夫婦でお祝いしようと、子供を実家に預け食事しようと長男(8歳)に話したところ、「僕も行きたい」となり、結局、長男、次男もつれて4人家族でちょっとオシャレして食事に行きました。夫婦2人で出歩くのはまだ当分、先のようです。
(匿名希望)

思い出の味… 懐かしの味…

クリスマス用のバタークリームケーキ

バタークリームケーキ…
昔むかしの話なんですけど、私は下宿しながら高校へ通っていました。クリスマスになると実家の母からバタークリームケーキが届きます。誕生日にも…。今でもバタークリームケーキを見ると胸が熱くなります。母ごころですね。今でも大好きです、バタークリームケーキ。
(山の手3丁目、M・H)

祖母のハンバーグ…
子供の頃、友達の家では家族みんなでクリスマスを祝ってて、私のうちは父が飲食店を経営していたので夜不在だったため、クリスマスをやってもらえませんでした。でも、両親が離婚し5歳の時、祖父母の家に引き取られ、その時祖母が私と兄のために初めてハンバーグを焼いてくれたんです。それがとても嬉しくて、クリスマスになると必ず思い出します。
(ペンネーム、CIMA)

忘年会のお土産のケーキ…
私が子供の頃、貧しい生活の中でクリスマスケーキを買って食べるという事は夢みたいなものでした。唯一、父が忘年会のお土産でケーキを持って帰ってくるのが楽しみでしたが、それさえも酔った父は、どこかに忘れてしまって…。今は暖かい家の中で、ささやかなごちそうとケーキを囲んで…。幸せだなーと思います。酔って子供達から叱られた父も、もう逝ってしまいました。
(山の手3丁目、M・I)

茶色のグラタン…
冬になると、小学生のとき父が作ってくれた料理を思い出す。土鍋に入った茶色のグラタン? と思ったら、残ったカレーにゴハン、玉子、肉、野菜を加えた奇妙なもの。子供心にインパクトが強く、イヤイヤ食べました。大人になった今、父の物を大切にする心を理解できるようになり、父の料理を懐かしく思います。お正月、約2年ぶりに再会予定です。
(中道1丁目、Y・K)

老いてこそ人生の味わい…

2人で半人前。でも…
私83歳間もなく84歳、妻78歳、2人で半人前。でも、仲良く通院しています。
(七重浜6丁目、H・S)

まがった背中におにぎり…
母は83歳で、1人で暮らしています。小さな畑で何年も美味しい野菜を育てています。朝早く出て昼過ぎまで畑で過ごし、昼には自分で作ったおにぎりを食べています。まるくまがった背中におにぎり…とてもほのぼのします。
(ペンネーム、ジュンジュン)

主人はサンタクロース…
今年もまた、クリスマスがやってきますね。主人の楽しみは、2人の孫(男2歳、3歳)にサンタの衣裳を着て、プレゼントを渡すのを楽しみにしています。今年はプレゼントを入れる袋と赤いズボンも用意しました(昨年は品切れでズボンを買えませんでした)。孫達は、おじいちゃんだとは、全く気づきません。主人に長生きしてもらい、毎年孫達を喜ばせてほしいです。私も楽しみです。
(神山3丁目、Y・T)

前に行ったり下がったり…
71歳の母が初めて携帯電話を持ち、写真を撮ろうとしてズーム機能がわからず、自分で前に行ったり下がったりしていた。
(富岡町1丁目、N・A)

元気の源は孫娘の言葉…
60歳過ぎてからヘルパーの資格を取り、現在介護の仕事をしています。先日、孫娘が学校の授業の一環として老人施設へ介護の研修へ出かけました。私の顔を見るなり、「おばあちゃん、大変な仕事をやってるネ。体、大丈夫かい?」。この言葉に涙が止まりませんでした。元気に頑張る事が出来る気がします。
(美原4丁目、E・Y)

40数年前にタイムスリップ…
この季節になると思い出すことがあります。4〜5年前のクリスマスの夜、若くもないのに2人で巨大ツリーを見に行き、壁を登るサンタさんに見とれ、ビヤガーデンに入りました。メニューを見てもさっぱりわからず、ウエーターさんに聞きながら注文する始末。しばらくして店内を見渡すと、なんと若いカップルばかり! ではないか。ジイとバアが甘いムードをこわしていたのではないでしょうか。申し訳ない。すばらしいウォーターフロントを眺めながらの食事は最高で、40数年前にタイムスリップしたデートでした。次の年からは年相応に、お寿司屋さんでクリスマスを楽しんでいます。
(人見町、S・W)

恋が芽生え、愛が膨らみ、やがてひとつ屋根の下で大切な何かが生まれます。永遠に続くその大切な何かを、人は絆と呼ぶのでしょう…。