函館のオープンテラスカフェ
2010-07-16 vol.448
函館でオープンテラスがあるカフェはランチが美味いの法則
フランスではカフェの存在が日常生活に溶け込み、ひとつの文化になっているともいわれているそうです。フランスのカフェの特徴といえば、やはりオープンテラス。フランスに行ったことがなくてもテレビの旅番組や映画などで、道路に向かって開放的に作られたオープンテラスで、フランスの人達が食事やお茶を楽しむ様子を見ることができます。ちなみにパリのカフェではオープンテラスの席はそれ以外の席よりも割高なのだとか…。
お洒落で開放的なオープンテラスを備えた素敵なお店は道南にもいくつかあります。今回はそんな素敵なお店と、各店のおすすめのメニューに注目してみました。やはり人間は、開放的な空間にいるだけで気分も開放的になるのではないでしょうか?
たまにはフランス人のように、太陽の下で美味しいものを食べたり、お茶を飲みながらお友達と語り合ったりしてみてはいかが…。
ベイサイドで心地よいひと時を…
みなとの森
ベイサイドで心地よいひと時を過ごすなら、BAYはこだて内の『みなとの森』のテラスがオススメ。シェフの独創的な料理が楽しめる「ランチセット」(=写真下、1200円)は、前菜にメイン3種類(肉、魚、パスタ)から1品を選び、それにワッフルとコーヒーまたは紅茶のセット。
ランチタイムは平日が午前11時30分〜午後2時、土・日曜日、祝日は午前11時〜午後2時。単品では、地元産の季節の野菜6〜7種類を炭火で焼いた「焼き野菜」(700円)が人気で、夏場はナス、ズッキーニ、アスパラなどといった夏野菜が美味しく味わえる。
営業時間は平日が午前11時30分〜午後9時30分(LO/午後9時)、土・日曜日、祝日は午前11時〜午後9時30分(LO/午後9時)。無休。
1000円以上の利用で駐車場無料。
●豊川町11-5
Tel:21-1181
夏の五稜郭公園を眺めながら…
ピーベリー
ゆったりとした空間とイギリスのアンティーク家具が穏やかな時を演出しているのは、函館市中央図書館向かいの『ピーベリー』。窓から眺められる五稜郭公園の四季の移り変わりが美しく、テラスで過ごす時間はまた格別。この時期は、お店を囲むように咲きほこる色とりどりのバラと五稜郭公園に広がる一面の緑を楽しみながら、太陽の下でランチやティータイムを過ごしてみてはいかがですか。
自家製の「ミックスピザ」(Sサイズ800円=写真、Mサイズ1250円)は、モチモチとした生地と優しい味わいのトマトソースが特徴。自家焙煎珈琲や有機栽培のハーブティー、紅茶などの飲み物も充実しています。
営業時間は午前7時〜午後8時(12〜3月は午前9時〜)。駐車場有。毎週月曜日定休。
●五稜郭町27-8
Tel:54-0920
繁華街のオープンテラス
Old New Café
市内本町の『オールド ニュー カフェ』は、電車通りに面したオープンテラスがとても個性的な、繁華街のオアシス的存在の1軒。この店のオーナーは、第1回目の日本バリスタチャンピオンシップに北海道・東北地区から唯一出場したというコーヒーのスペシャリスト。いつまでも泡が消えない「カプチーノ」(550円)や、味わい濃厚ながら飲みやすい「エスプレッソ」(480円)をぜひ1度、楽しんでいただきたい。
また、これからの季節は「生ウニのパスタ」(=写真、夏場限定)がおすすめで、味はクリームまたはオイルのいずれかをチョイスできる。単品1400円で、午前11時〜午後3時のランチタイムは同価格でサラダ、パン、コーヒーまたは紅茶付。
営業時間は午前11時〜午後8時(日曜日、祝日は午後4時迄)。毎週月曜日定休。駐車場無。
●本町32-6
Tel:55-2005
海や山々を一望
カフェテリア モーリエ
一面に広がる海や山々、行き交う船を一望できる『カフェテリア モーリエ』。聞こえてくる波の音やカモメの声などといった自然の音も、美しい景色を演出しています。天候が良いと、駒ヶ岳や横津岳を眺めることができ、運が良ければ豪華客船やイルカが見られることも…。景色、音、空気、全てがゆったりと流れているようなこの店で、ゆっくりと深呼吸できるひとときを過ごしてみませんか…。太陽が下りてゆく光景を眺めるなら、午後6時頃までに入店するのがオススメです。
人気の「ピロシキセット」(コーヒーorロシアンティor紅茶付)は、油で揚げていないのでサックサク。テラスへ出て、美味しい空気と一緒に味わいたいですね。
午前11時〜午後7時(LO/午後6時)。毎週月曜日、毎月第1、3火曜日定休。
●船見町23-1
Tel:22-4190
開放的なカフェテラス
カフェ ポルト函館
シックなベージュの色合いの店内とオープンカフェの雰囲気がパリの小粋なカフェのような『カフェ ポルト函館』。見なれた風景が新鮮に見えるのは、開放的なカフェテラスだから…。
オススメのメニューは「カフェポルト風タコライス」(ドリンク付、750円)。スパイシーなミートソースにトロリとした温泉卵、トマトとレタスがライスにのっています。パンチのきいたスパイスとシャキシャキ野菜の食感がクセになる味。このメニューは7月31日までの限定で、8月には新メニューが登場の予定。毎週木曜日の映画レディースデーは本日のケーキセット700円が600円に。テラスはペット同伴OK。
営業は午前10時〜午後9時(フードメニューは11時半〜)。駐車はカフェポルト函館裏の大門パーキングにどうぞ。
●松風町3-19
Tel:27-9191
クラシカルな雰囲気
TACHIKAWA CAFÉ
函館の美しい街並、西部地区。その中でも『TACHIKAWA CAFE』はひときわ大きな存在感を放っています。国指定重要文化財の店舗はクラシカルで重厚。テラスから眺める街並はレトロでヨーロッパの街中にいるような佇まいです。
おすすめの「ブランチセット」(1200円)は、ベーグルまたはブレッドのどちらかを選び、コーンドビーフやサーモンクリームチーズなど5種類のフィリングの中からお好みをサンド。これに紅茶かコーヒーが付きます。メニューはほかに、クラムチャウダーやミネストローネ、手作りケーキなどがあります。
カフェの営業時間は午前10時〜午後6時。午後6時以降は貸切りプランのみの営業で、10人以上、1人4500円から受付(要予約)。毎週月曜日定休。
●弁天町15-15
Tel:22-0340
http://www.tachikawacafe.com
緑の風に吹かれて…
ワンデール
大沼湖岸一周道路に面した『ワンデール』のテラスは、風の音、鳥のさえずりなど、自然の音が聞こえます。木立の向こうは大沼が広がり、裏手の森からは爽やかな風が流れます。手作りのベーコン、ソース、庭で育てた野菜やハーブやベリーを使った料理を、自然の中でゆっくり味わってもらいたいというオーナーの気持ちがあふれています。
写真は「自家製ベーコンのサラダ風ピッツァ」(1380円)で、新鮮な野菜とベーコンがピッツァのパリッとした食感にあいます。ほかに、絶品のソースで纏められたパスタや手作りのガトーオショコラ、キャラメルアイスクリームもおすすめ。テラスで今年から始めた駒ヶ岳の溶岩を使ったバーベキュー(要予約)も是非味わってみて。
営業時間は午前11時〜午後9時(LO/午後7時30分)。毎週木曜日定休。
●七飯町軍川21-4
Tel:67-3909
緑の木立にかこまれて…
クロフォード・イン大沼
大沼公園の裏手にあるホテル『クロフォード・イン大沼』のレストランの緑に囲まれたテラスがおすすめです。緑豊かな木立の合間から小沼が見え、爽やかな景色が広がります。テラスに据えられたバードテーブルにやって来る鳥達を眺めながら、心和むひと時です。
写真は「クロフォードランチセット」(1500円)で、日替わりのメインプレートが好評なランチセットです。海老のフリッターやイカリングフライなど、噴火湾で穫れる新鮮な魚介や近郊の食材を使った旬の料理を味わいながら、自然に囲まれたテラスで過ごす至福の時を味わいましょう。ほかに、多彩なメニューを1度に味わえる「スペシャルランチ」(2000円)などのバラエティに富んだメニューがあります。
●七飯町字大沼85-9 JR大沼公園駅裏
【フリーダイヤル】0120-67-2964