函館の気になる店2013
2013-01-15 vol.508
函館のアノ店!気になって入ったらこんな良い店だった特集
近くを通るたびに、「ここって、どんなお店なんだろう?」と、ちょっと気になるお店って、ありませんか? そういうところって、入ってみるととっても素敵なお店だったりすることって、意外と多いものですよね。今回は、本紙記者がちょっと気になっていたお店に足を運んでみました。やっぱりどこも素敵なお店ばかりでした。読者の皆様も、何かの機会に行ってみたいと思っていたお店もあるのでは? 以前から気になっていたお店に、今年こそ足を運んでみてはいかがでしょう…。
味と食感が秀逸のロールケーキの専門店
ガトー・ルーレ
宮前町にできたキュートな外観のお店は、昨年5月にオープンしたロールケーキ専門店『ガトー・ルーレ』。原材料、配合、製法にとことんこだわったロールケーキは専門店ならではの味と食感で、新鮮な赤玉卵の卵黄を使った「ガトー・ルーレ」(=写真上)をはじめ「マッチャルーレ」、「ショコラルーレ」、「ホワイトルーレ」の定番4品(各1本1260円)と、旬の素材を使った季節限定の1品の5品を販売。ちなみに現在の季節限定品は、渋皮マロンを生地とクリームにたっぷり使った「渋皮マロンルーレ」(1本1260円)。毎月5、15、25日(定休日の場合は休み明け)はカットされた全5種類が1本になった「5ルーレ」(1260円)を発売している。
営業時間は午前11時〜午後6時。毎週日・月曜日定休。駐車場有。
●宮前町25-8 メゾン・ド・ソワ1階
Tel:40-9311
会話がはずむ喫茶店
つがる喫茶店
大森稲荷神社向かいの『つがる喫茶店』は、店の前にある「鍋焼きうどん」の旗がちょっと気になる1軒。
オープンから43年が経った現在は、中高年のお客さん同士がおしゃべりを楽しめる喫茶店として賑わっています。
常連客の定番は、お得なコーヒーチケット(5枚1500円〜)。通常はコーヒーが400円。食事メニューの中ではもちろん、「鍋焼きうどん」(750円)が1年を通して人気。そのほか、ボリューム満点の「モーニング」(トースト、ゆで卵、サラダ付き600円)も評判。全メニュー飲み物がセットになっており、コーヒー・紅茶・ミルクから選ぶことができます。
営業時間は10〜3月は午前8時〜午後6時(4〜9月は午前7時30分〜午後6時)。不定休。駐車場有。
●大森町23-13
Tel:23-0711
美しい景色と懐かしいおもちゃがお出迎え
カフェ フラフープ
基坂を登り、旧函館区公会堂に隣接した建物の窓から見える鉄人28号や鉄腕アトムなどが気になる『カフェ フラフープ』は、昭和の香り漂う懐かしいおもちゃ達が出迎えてくれる1軒。
1階の奥には駄菓子屋さんをイメージしたカフェスペースがあり、飲食すると2階のおもちゃミュージアムを見学できます。
店主が25年ほどかけて集めたおもちゃは、1960〜1970年代のものが中心。
美しい景色とレトロなおもちゃに囲まれ心和むひとときには、注文を受けてから豆を挽き丁寧に煎れられた「コーヒー」(380円)と、北海道産の食材にこだわった「本日のケーキ」(280円)がピッタリです。
冬期営業時間は午前11時〜午後5時。不定休。駐車場有。
●元町9-11
Tel:87-0488
隠れ家的たこ焼き店
こけし
桐花通・函館商工信用組合さん向かいの小路を入った住宅街にぽつんと1軒ある木造の小さな建物。そこは、長年函館市内各地でたこ焼き専門店を続けてきたという店主が、今から6年ほど前に開店した『こけし』。自身で車庫を改装したという店内はカウンターが5席、店主こだわりのフィギュアなどが所狭しと並ぶ。自慢のたこ焼きは「ソース味」「しょうゆ味」(各10個350円)、「チーズ入り」「マヨネーズ」「出汁付」(各10個400円)で、「出汁付」以外はテイクアウトも可。常連さんから人気の裏メニュー、「マヨエビ塩」(=写真上、10個450円)は、「青ぽ見た」で注文可。夜は、お酒に合う一品料理も少々ある。飲み物は、「コーラ」(200円)、「チューハイ」(300円)、「ビール(中瓶)」(550円)ほか。
営業時間は正午〜深夜0時。無休。駐車場無。
●亀田本町13-7
Tel:41-3724
心ときめく雑貨と洋食カフェ
ブレスオブライフ
桔梗町に可愛らしい外観が気になる『ブレス・オブ・ライフ』があります。白を貴重にした外観と店内、家具や食器など女性の心をくすぐるこのお店は、店内に入ると輸入雑貨やアンティーク雑貨などを販売しており、1階奥はカフェスペース。
ここでしか出逢えない雑貨はもちろん、1品1品丁寧に手作りされた洋食とスイーツもオススメです。オリジナルのソースが人気の「海鮮バジル&トマトパスタ」や、風味豊かな「欧風カレー」(ポークorチキン)は各単品980円、セット1280円。午後2時からは、ワッフルセットなどのスイーツが味わえます。
営業時間は午前11時〜午後6時。毎週火曜日と第3水曜日定休(不定休有)。駐車場7台。
●桔梗町418-530(花の湯裏)
Tel:84-6063
こだわりの手作りせんべいを販売
冨原商店
スライスアーモンドたっぷりで香ばしい手作りの焼き菓子、「あかまつせんべい」。販売している『冨原商店』は、蔵元直送の銘柄地酒を豊富に取り扱う七飯町・赤松街道沿いにある酒屋さんです。「せんべい」「七飯名物」と書かれた店舗前の看板が気になっていたという人も多いのでは…。
アーモンド、卵、甜菜糖、小麦粉のみで作られるせんべいは、「池田屋」が製造。添加物を一切加えずに作られるこだわりの品です。価格は2枚×3袋入り420円から、内容量により各種あり。ただし、1人で手作りしている商品のため量産ができず、品切れしてしまうこともあるそうです。
営業時間は午前7時〜午後8時。毎週日曜日定休。駐車場有。
●七飯町大中山1-1-3
Tel:65-2396
“くまねこしゃちゅう”と読みます
熊猫社中 洋食キッチンSato
函館白百合学園高等学校隣の『熊猫社中 洋食キッチンSato』は、白と黒で統一されたシンプルでカッコいいお店。
素材にもこだわった「上の国ポークのソテー~ソースデミグラス~」(=写真上、ライス付き1029円)は自家製ソースが決め手の1品。ランチやディナーごとに精米しているお米の味にも注目です。
また、料理と一緒に頼めるサラダやドリンクなどもリーズナブルでオススメ。
営業時間は午前11時30分~午後3時(LO/午後2時30分)。午後6時~午後9時(LO/午後8時30分)。
ただし、毎週金・土曜日は午後6時~午後11時30分(フードLO/午後10時、ドリンクLO/午後10時30分)。
毎週水曜日、毎月第4木曜日定休。駐車場有。
●山の手2-9-22
Tel:080-6060-7193
大三坂の「熟成するパン」
天然酵母パン tombolo(トンボロ)
大三坂の途中、函館らしさ全開のロケーションに位置する『トンボロ』は、定番と日替わりパンが7種類ほどという少ないラインナップながら、市内のパン好きが次々に訪れる人気店です。この店の特徴は、自家製天然酵母、道産小麦、水、塩だけで作るヨーロッパタイプのパン。
同店では砂糖を一切使わないので、パンが「熟成」するというのが最大のポイント。保湿のため密閉できる袋に入れて保管すれば常温で1週間楽しめるほか、飾りパンにすると半年以上持つパンもあるとか。熟成度合いによる風味の変化も楽しめるのでお試しを。お店では保管後の食べ方なども教えてくれるので、お気軽にどうぞ。
営業時間は午前11時~午後5時。毎週月・火曜日定休。
●元町30-6
Tel:27-7780
気軽に集える地域交流の場
SUMOCCA(スモッカ)
『SUMOCCA』は、住人同士が交流できる共生型賃貸住宅のコミュニティスペースを、地域交流の場として一般にも開放しているカフェ。店名は「住もうか」をもじったもので、週に3日、毎週日〜火曜日の午前10時30分から午後3時まで営業しています。ドリンクからインテリアに至るまで地元産にこだわっており、毎週日曜日には近郊で生産、製造されている食材や食品、雑貨などを販売する「ぷちマルシェ」も開催しています(午前10時30分〜正午)。カフェでは、それら素材を使ったランチメニュー「スモッカプレート」(=写真上、780円)や、ドリンクと手作りお菓子のセット(500円)を提供しています。
「ゆるカルチャー」と題した料理教室などの体験講座も月1〜2回ほど実施しています。
●柳町6-11
Tel:090-6697-0980
住宅街にたたずむ「最強のうどん」
手打ちうどん そば 上野
電車道路沿い、コープさっぽろ湯の川店を曲がった住宅街に位置する『上野』。
この時期の1番人気は、メニューを見ずにオーダーする常連も多い「鍋焼きうどん」(1150円)です。このうどん、一言で表すと「男らしい」。水を極力使わずに手打ちするうどんは「しこしこ」なんていう形容じゃ物足りない強烈なコシ。グツグツ煮立った土鍋で出てくる鍋焼きのうどんの鍋の底で焦げ付いたうどんもまた美味い。鍋焼きの具も豪快で、ゴロッと入っているホッケやイワシを使ったすり身は、魚の旨味がグイグイ押し寄せる感覚です。そして、うどん屋らしくないログハウス風のアメリカンな内装や飾っているモノを眺めるのも楽しいですよ。
営業時間は午前11時~午後8時。毎週金曜日定休。
●湯川町1-23-6
Tel:57-4341