函館の夏におすすめの店
2014-06-13 vol.542
夏飯におすすめの1品!函館の夏にアノ人が食べたい料理・スイーツ10
さあ、いよいよ夏です。夏になると食べたくなるものって、ありますよね。今回はさまざまなジャンルで活躍中の函館人10人に、夏になると食べたくなる〝この店のこの味〟を聞いてみました。今回紹介したものの中にお気に入りを見つけたらぜひ、夏の食べ歩きメニューに加えてくださいネ。
夏の味覚をサクッと天ぷらで
『呑ま戸』の天ぷら
藤本恭子さんのお気に入りの1軒は、本町にある『呑ま戸』。夏に限らず、この店で出会う季節ごとの旬の味が楽しみとのことで、店主さんのセンスと遊び心あふれる独創的なメニューの中でも藤本さんが特にお気に入りなのが「天ぷら」だそう。店主さんによると、夏場は穴子や旬の野菜の天ぷらがおすすめとのこと。冷たいビールと一緒に夏の味覚をサクッと味わうひと時はきっと格別。ほかには、「アボカドとカマンベールのかき揚げ」(480円)や「フォアグラのポン酢あん肝風」(680円)といった人気メニューもおすすめ。単品メニューはどれも500円前後で旬の味覚を楽しめるものがいろいろ…。ビールは480円〜。
営業時間は午後6時〜深夜1時(LO/0時30分)。毎週水曜日定休。
●本町21-6
Tel:31-5388
藤本 恭子さん
函館におけるプロ司会者のパイオニアとして知られるほか、キャリア・カウンセラー、セミナー講師など幅広い分野で活躍。最近はコスメ事業にも参入し、ますます注目されている。
出汁が絶品!
『上野』の夏子うどん
湯川町1丁目の住宅街にある『手打ちうどん そば 上野』のうどんは、生地をよく練り込みじっくり寝かせることで生まれるコシ、歯応えある食感が特徴。吉田先生からは「出汁が絶品です」とのお話もありました。
メニューの中から夏の1品として吉田先生がおすすめする1品は、昆布やカツオ、さば節など数種類をブレンドした出汁をベースに、生クリームや秘密の隠し味などを合わせて洋風に仕立てた「夏子うどん」(アイスティー&大根マリネ付き、1350円)。まろやかなタレによく合う太麺はもちろん、自家製スモークベーコンも最高です。ちなみに、真夏の「鍋焼き」と「カレーうどん」もおすすめだそうです。
営業時間は午前11時〜午後8時。毎週金曜日定休。駐車場有。
●湯川町1-23-6
Tel:57-4341
吉田 康仁さん
『医療法人社団 吉田歯科口腔外科』理事長。進学前には料理人を目指したほどの料理好き。現在も毎日料理を作り、本紙の人気コーナー「歯医者の料理」や「楽天レシピ」に投稿している。
夏はやっぱりピクルス!
ワイン居酒屋『杏』のピクルス
岩田綾子さんがこの夏食べたいのは、おばんざいのあるワイン居酒屋『杏』の「ピクルス」(1瓶380円)。以前、番組の取材で訪れて以来、気になっているお店の1軒なのだそう。この店の自家製ピクルスは白ワインやスパーリングワインによく合う1品。ほかにも、旬の素材を使ったおばんざいは常時10種類ほどあり、1品350円くらいからとお手頃。また、生地とソースが手作りの「自家製ピッツァ」(780円)もオススメの1品。また、グラスワインは赤・白10種類ほどあり、1杯500円〜。「安くておいしいワインを用意しています」と店主。女性1人でも気軽に立ち寄れそうな1軒といえる。
営業時間は午後6時〜深夜0時(LO/午後11時)。毎週金・土曜日は深夜2時まで。毎週日曜日定休。
●本町10-10
Tel:55-5680
岩田 綾子さん
函館出身。NCVのケーブルテレビの人気番組『おじゃマップ』(毎週金曜日午後7時更新)のリポーターとして活躍中。「おじゃブログ」やFacebookでも最新情報を発信している。
マッコリをお供にどうぞ
『大門横丁 金家』のオヤジスペシャル
7年間で紹介したお店の数は延べ5000軒以上。そんな飲み食いオヤジさんイチオシの夏飯は、大門横丁にある韓国料理店『金家』の「オヤジスペシャル」(900円)。
常連さんごとにスペシャルメニューがあるという同店がオヤジさんのために作った、メニュー表には載っていない一品。コクのある豚バラ三枚肉を使ったスタミナメニューで、じゃがいもの上に乗ったピリ辛の自家製タコ塩からも美味。よく冷えたマッコリと一緒にいただくのがオススメです。「オヤジスペシャルを…」と注文すれば誰でも食べられます。
気さくなマスターと優しいママさん、娘さんが迎えてくれるアットホームなムードも○。
営業時間は午後5時~深夜0時。不定休。
●松風町7-5
Tel:090-5224-2169
函館の飲み食いオヤジさん
人気ブログ「函館の飲み食い日記」を2007年5月にスタート。情報量の多さとお店の魅力を分かりやすく伝える優しい語り口が支持されている。本名と顔写真は非公開。
暑い夏にも食欲をそそる
『フルーリール』のハーブチキン
米澤先生おすすめの夏の1品は、できる限り体に優しい食材を使ったメニューを提供している『フルーリール』の「ハーブチキン」(1300円、+100円で雑穀米付き)。じっくり焼き上げた国産の鶏肉にハーブの香りとバルサミコソースが、暑い夏にも食欲をそそります。お肉をヘルシーに味わえる点も魅力。「ガーリックトースト」(300円)との相性も抜群。美味しく食べて美容と健康も考える人は、ぜひ1度ご賞味を。上記メニューは毎週土曜日限定。前日までの予約で有機ルイボスティをサービス。
ランチ午前11時半〜午後2時45分(LO/午後2時)、カフェ午後2時〜午後4時(LO/午後3時半)。
ディナーは予約営業。毎週日曜日、毎月第3月曜日定休。駐車場有。
●梁川町22-23
Tel:87-2161
米澤 弘美さん
『よねざわ薬品』代表。漢方の修行を長く積んだ美容と健康指導のプロ。丁寧なカウンセリングも定評。ちなみに、夏バテを防いでダイエットにもなるのは肉と野菜だそう。
涼しげなイタリアンデザート
『チッチョパスティッチョ』のマチェドニア
関川シェフおすすめの夏メニューは、市内石川町にある『チッチョパスティッチョ』で食べる「マチェドニア」(756円)。
お店のカフェスペースでのみ味わえる涼しげなこのひと皿は、彩豊かな季節のフルーツをシロップに漬けたイタリアンデザート。米粉で作ったやわらかな木苺のニョッキが入っているのも新感覚で楽しい。瀬棚町で作られている菜花の蜂蜜を使ったジェラートはイチオシ。
心地よい甘さをさっぱりといただけるマチェドニアを、ぜひこの夏に楽しんでみてはいかがでしょう。
店内には可愛いお菓子が並び、あれもこれもと目移りしそうなお店です。
営業時間は、平日は午前10時~午後8時、毎週日曜日・祝日は午前10時~午後7時。毎週月曜日定休。
●石川町316-5
Tel:34-7020
関川 裕哉さん
『ル・クリマ函館』シェフ。七飯町出身。2009年から「ル・ヴァン」シェフに就任し、その後、2013年7月に同店のシェフに就任。地元の食材と豊かな感性を活かしたフレンチが好評。
暑い日に食べるのは格別!
『まんまるの月夜』の黒千石大豆のお家カレー
外食することが多いという丸藤さん。「いつも食べているカレーですが、夏の暑い日に食べるのはさらに格別!」と教えてくれたのは、『まんまるの月夜』の「黒千石大豆のお家カレー」(ドリンク付き648円)。
圧力鍋で煮込んだ後に冷蔵庫で一晩寝かせるというこのカレーはコクがありほどよい辛さ。栄養価が豊富と言われる黒千石大豆と一緒に炊き上げたご飯との相性抜群の珍しい逸品です。
また、可愛らしく盛られたご飯が見た目以上にボリュームがあるのも嬉しいところ。
笑顔がステキなオーナーの小川さんの人柄が溢れる店内と、販売しているオシャレな雑貨にも注目です。
営業時間は午前11時~午後5時。毎週木・金曜日定休。
●元町14-16
Tel:23-5177
丸藤 競さん
平成19年4月より『函館市地域交流まちづくりセンター』のセンター長に就任し、市民活動や街づくりについての相談業務などを行っている。また、FMいるかのパーソナリティーも務める。
暑い日にぴったり!
『SOUNTRA』のコーヒーパフェ
ラジオDJとして活躍している安川智巨さんがお気に入りの夏メニューは、東山墓園線沿い中央警察署近くにあるSOUNTRA(サントラ)の「コーヒーパフェ」(680円、ドリンクセット場合は100円引)。
「甘すぎずボリュームがあるので、アイスコーヒーを飲みたいけどアイスも食べたいっていう暑い日にぴったりです」と安川さんが話す通り、すっきりした甘さのアイスクリーム、コーヒー豆を漬け込んだミルクで作る白いコーヒープリン、キリッとビターなコーヒーゼリーが入る一品。最初はそれぞれの味を楽しんで、中盤から混ぜて食べるのがオススメです。
今年の夏の定番にいかがですか?
営業時間は午後1時~午後11時。不定休。
●五稜郭町28-5
安川 智巨(ともきよ)さん
2002年、FMいるか入局。硬軟織り交ぜたトークで学生向け番組を担当。現在は「おはようさわやかさん」「ラバーソールとルチャドール」を担当。最近はラジオドラマ制作にも注力している。
「美」にこだわる女性の朝食
『カフェ&デリ マルセン』のお粥プレート
美のプロ、神崎さんがオススメするのは、国際ホテル隣のニチロビルにある『マルセン』の朝食メニュー『お粥プレート』(午前11時までの限定メニュー、750円)。
「出張が続いて帰った朝によく行きます。優しいお粥が疲れた身体をリセット。素敵な空間も大好きです。」と神崎さんが話すこの一品は、鶏がらダシで炊きあげたお粥に、松前漬、梅干、わさび漬、ピータン、ザーサイというトッピングと、たっぷりのサラダが付いて爽やかな朝にはピッタリ。添えられている中華揚げパンは、お粥に付けて食べても、ちぎってクルトンのようにアクセントにしてもOK。
営業時間は午前9時~午後6時(フードは午後5時、ドリンクは午後5時30分LO)。毎週火曜日定休。
●大手町5-10 ニチロビル1階
Tel:85-8545
神崎 光枝さん
昨年、日本一のエステティックサロンに輝いた「ヴィサージュ」オーナー。現在、函館市内2店舗、札幌1店舗を展開し、全国講演も行うなど多忙を極める。
トマトの旨みがたっぷり
『レストラン バスク』のガスパチョ
美馬のゆりさんの夏のお気に入りは、松陰町にあるスペイン料理店『レストラン バスク』の、トマトを使った冷たいスープ「ガスパチョ」(540円、夏期限定、7月以降に提供予定)。夏の完熟トマトにピーマンや玉ネギ、キュウリ、ニンニクなどを加えた、野菜の美味しさと栄養が詰まったひと品です。冷たくて食欲もわくので夏バテ予防にもおすすめ。単品または料理内容にスープが入っているコース(ランチ1945円~、ディナー4645円~)で味わえます。末広町の姉妹店「ラ・コンチャ」でも提供。
『レストラン バスク』の営業時間は午前11時30分~午後2時30分(LO/午後2時)、午後5時~午後9時30分(LO/午後9時、ただし日曜日は閉店、LO各30分前)。
毎週水曜日定休。駐車場有。
●松陰町1-4
Tel:56-1570
美馬のゆりさん
『公立はこだて未来大学』教授。2009年にスタートした科学イベント「はこだて国際科学祭」の主催団体「サイエンス・サポート函館」代表。今年は「健康」をテーマに8月23日から開催する。