居心地の良い店内で素敵なひと時
トレンチコート バニラ
『トレンチコート バニラ』。そんな美しい名前を持つこの店には、ヴィンテージイームズを中心にセンスがいいレアな椅子が並ぶ。大きな窓と照明のやわらかい光。なんだろう、この居心地の良さは…。ドリンクはコーヒー、ビール、カクテルなど、フードメニューは軽いおつまみやパスタなどがそろっており、幅広い年齢層の利用があるという。オススメは、手作りベーグルの食感が人気の「ベーコンエッグと野菜のベーグル」(800円)と夏期限定の「トマトと大葉の冷製パスタ」(900円)。ドリンクでは、フレッシュグレープフルーツを使った「グアバーナグレープフルーツ」(700円)がオススメ。
営業時間は午後7時〜深夜。不定休。
●松川町40-18 2階
Tel:090-1523-8631
リーズナブルでアットホーム
おでんや 海明
弁天町に昨年オープンした『海明(うみあけ)』は、おでんと鉄板焼きの店。おでんは100円から各種、鉄板焼きは魚介類や肉類が300円から各種、串焼きは1本150円から各種とリーズナブル。おすすめは8種類のフルーツソースが自慢の「焼きそば」(600円)。オープン以来、近所の人達から人気を集め、最近は市電に乗って遠方から来店する人もいるのだそう。安さと美味しさはもちろん、どこか懐かしさを感じるアットホームな店内の雰囲気、そして何より、筆者が取材時に感じた女性店主さんのやさしさがこの店の魅力といえそう。こういうお店、貴重だな…と感じる1軒だった。
営業時間は午後5時〜午後11時。毎月第1、3月曜日定休。
●弁天町8-5
Tel:26-0078
今夜は手打ち蕎麦で1杯
三与右衛門さんたて
手打ち蕎麦を味わいながらお酒を楽しむなら、『三与右衛門さんたて』がオススメ。
梅おろし蕎麦(=写真下・左、1000円)は、暑い夏にもピッタリな逸品で、お酒を飲んだ後の〆に選ぶファンも多いそう。
店内はカウンター、テーブル席、小上がりがあり、サラリーマンから家族連れまで幅広く利用できるのも魅力。小上がりでの宴会は20人まで(要予約)。
営業時間は、午前11時30分~午後3時(LO/午後2時50分)。
午後5時~深夜2時(ただし蕎麦がなくなり次第終了)。
夜も食べられる日替わりランチは、午前11時30分~午後2時30分、午後5時~午後9時に提供。
毎週日曜日、祝日定休(変動する場合有)。契約駐車場有。
●本町5-18
Tel:52-9522
今宵はフランスワインを1人飲み
ラ・プティ・カーヴ
本町の電車通り沿い、緑色のキュートな文字の看板を見つけたら、そこが『ラ・プティ・カーヴ』。女性ソムリエのオーナーこだわりのフランスワイン約50銘柄がそろい、グラスは700円〜、ボトルは3000円〜。人気のフードメニューも「自家製パテ 素焼きフォカッチャ付き」(レギュラー700円、ハーフ400円)や「チーズ盛り合わせ」(レギュラー800円、ハーフ500円)など、ワイン好きにはたまらないものがそろう。木のぬくもりと心地よい照明が演出する店内の雰囲気も素敵で、ワインだけでなく、店のムードにも酔いしれるひと時をどうぞ。
営業時間は午後8時〜深夜1時(LO/深夜0時)。毎週日曜日定休。
●本町30-22
Tel:55-4797
洒落たムードで早くも人気
カフェダイニング カルドカルチョ
オープンは今年5月。モチモチ食感の生パスタと有機野菜を使ったサラダが評判で、早くも人気の『カルドカルチョ』。開店から午後5時まではランチメニューを、それ以降はパスタやピッツァなどをはじめ、カルパッチョやブルスケッタといったおつまみ系メニューも豊富に用意しています。アルコールを含む全ドリンクが半額になる午後5時から午後7時までのハッピーアワーも好評。お酒は函館では味わえる店がまだ少ないグアバベリーリキュールを使ったカクテル(600円)がおすすめです。ビール450円、グラスワイン450円、カクテル500円〜。
営業時間は午前11時30分〜午後11時30分(LO/午後11時)。毎週月曜日定休。駐車場有。
●花園町22-26
Tel:54-3737
最後の夏酒、1杯いかが…
二代目 佐平次
和の空間と西洋料理、全国各地から取り寄せた日本酒が評判の『二代目 佐平次』。
常時100種類ほどそろっている日本酒の中でも、この時期は最後の夏酒で1杯といきたいところ。
オススメはさっぱりと軽い飲み口の「山形正宗夏ノ純米」や「いづみ橋夏ヤゴ」(各1杯800円)と、夏期限定メニュー「ツブとホタテとホッキのマリネ」(850円)の組み合わせ。また、5種類の盛り合わせになったお通しは、味はもちろん芸術を感じる逸品です。
9月からは秋酒が入荷します。季節のお酒と料理で、ゆったりとした時間を過ごしてはいかが…。
営業時間は午後6時〜深夜0時。毎週月曜日定休。駐車場有。
●五稜郭町4-13
Tel:51-3939
豊富な種類のお酒を楽しめます
立ち呑み 藤吉郎
入手困難な「黒龍」をはじめ、特殊製法で造られた果肉の香り、味、質感がたっぷりの〝贅沢な大人のデザート酒〟「鳳凰美田」のいちごや桃など、珍しいお酒から各種本格焼酎まであらゆるお酒を楽しめる『藤吉郎』。
お酒は1杯350円からで、生ビールも1杯390円と嬉しい価格。自分で選んだお酒3種類を少しずつ飲める「お試しセット」で自分好みのお酒探しも楽しめます。「にんにく醤油漬カマンベール」(350円)や、味が濃くやわらかい「タコの刺身」(400円)、旨味のある「塩麹チキン」(400円)などといった肴もおすすめ。女性にも人気のお店です。
営業時間は午後5時半〜深夜0時。毎週水曜日定休。
●日吉町3-44-7
Tel:55-7323
多彩なメニューと居心地の良さが評判
haru-na-tei(ハルナテイ)
オリジナリティあふれるメニューは、お酒に合う一品料理から食事メニュー、カフェメニューまでバラエティ豊か。
『ハルナテイ』は、昼でもお酒が楽しめたり、夜にコーヒーが飲めたりする気の利いたメニュー構成と、ナチュラルなムードが魅力の1軒。一品料理は1人でも食べ飽きない量を1人前にしているほか、パスタなどはハーフサイズもあるのでグループではもちろん、1人でも気軽に利用できます。写真は「酒飲みによる酒飲みのためのポテトサラダ」(400円)と「名古屋の手羽先」(3本500円)。生ビールは350円。
営業時間は午後2時〜深夜0時(火・木曜日は午後6時〜深夜0時)。不定休。駐車場有。
●杉並町20-41
Tel:090-1388-3353
住宅街で愉しむ大人の非日常
YOWANAYUTA(よはなゆた)
函館市内ならどこにでもありそうな住宅街に『よはなゆた』はあります。その日の朝に店主が市場で仕入れる食材で作る料理は、お馴染みの居酒屋メニューから割烹料理まで、決して豊富ではないけれどツボを押さえたメニューはいわゆる酒肴。つまり、この店の主役は「お酒」です。特に店主自らがセレクトする日本酒は粒ぞろいで、つい杯を重ねたくなるラインナップ。写真の「牛すじ煮込み」は和牛を6時間煮込む1品で、繊細な味付けとねっとりした食感が特徴。繁華街ではないだけに予約をして行くのがオススメですが、3人までの受付なのでご注意。どこにでもありそうな住宅街の、どこにも無い店へぜひ。
営業時間は午後6時〜午後10時。毎週日曜日、祝日定休。
●美原2-53-5
Tel:46-0612
探してでも行きたい街角の名店
とり藤
東山墓園線のハセガワストアを少し入った場所に佇む『とり藤』は30年の歴史を持ち、市内では老舗に数えられる焼き鳥店。生肉から1本ずつ仕込む焼き鳥(120円~)は、じっくりと炭火で焼き上げられ、外はカリッと中はふっくらした、レベルの高い仕上がり。サイドメニューの人気は、「モツ煮込み」(450円)。豚モツ、大根、豆腐、こんにゃくを約5時間煮込んで完成させるもので、ホロホロになったモツの旨味が大根などの具に染み渡る常連客のオーダー率が高い1品。1人呑みには嬉しい店のサイズでありながら、店の奥には広い小上がりもあるので、大人数もOKという懐の深さも兼ね備える街角の良店。
営業時間は午後6時〜深夜0時。毎週日曜日定休。
●中道2-31-12
Tel:53-9300