函館の黒い料理
2023-10-27 vol.766
函館の黒い料理に魅入られた者だけが知る闇の料理11の真実
黒い料理のインパクトって凄いですよね。普段慣れしたんでいる料理の見た目が黒いってだけで味の想像がつかなくなります。もちろん黒いってだけで有名になるわけじゃなく、美味しいから評判になるわけで、一度は味わってもらいたい漆黒の魅力をご紹介。
イカサマなタコ焼き?!
たこ焼き 菜々
たこ焼きと差別化できる新メニューを考案中に、「函館と言えばイカ!」という発想から商品化。「イカさま焼き」(10個600円)は、イカ墨を使った真っ黒い生地に大きくカットしたイカゲソをイン!
イカ墨を混ぜたことで生地がモチムニュッとした独特の食感になり、冷めても味が損なわれにくいのが特徴。がごめ昆布醤油、ピンク岩塩、レモンソルトなど好みの味で召し上がれ。イチオシはレモンソルトにマヨネーズトッピングの組み合わせ!
11時~LO20時(生地が無くなり次第終了)。
水曜、第2・3木曜休。
●函館市湯川町1-26-12 KEIOパチンコ裏
Tel:︎070-4077-7732
コーヒー風味のほろ苦いロールケーキ
コーヒーケーキショップ美鈴湯川店
同店限定販売の「松倉ロール」(1本950円)は、クーベルチョコレートとブラックココアを使用した黒い生地が特徴的。
中の生クリームには、美鈴コーヒーが入っているので、コーヒーの豊かな香りとほろ苦さを楽しめます。甘さ控えめ、大人味のこのロールケーキには、コクがあってすっきりとした後味の「プレミアムブレンドコーヒー」(100g670円)がおすすめの組み合わせです。売り切れる場合があるので、予約が確実。
10時~18時(カフェはフードLO17時、ドリンクLO17時30分)。
無休。P有。
●函館市湯川町2-29-1
Tel:0138-57-1820
搾りたて生乳と黒の素材のハーモニー
ほっかいどうファーム函館朝市駅二市場店
搾りたて生乳100%と北海道の厳選素材にこだわった手作りジェラートの店。フレーバーは33種類あり、季節などに合わせて常時約20種類を提供。しっかり練ったコクのあるごまと、石臼で挽いた香ばしい黒ごまを混ぜ込んだ「ごま」のジェラートは、口いっぱいに広がる黒ごまの香ばしさと濃厚なミルクが抜群の相性。価格はシングル(450円)、ダブル(500円)、トリプル(600円)。コクはしっかり後味はさっぱりのバニラに、ほんのり感じるイカ墨の風味がアクセントの「イカスミソフトクリーム」(400円)も好評。
7時~14時。
毎月第3水曜休。P有。
●函館市若松町9-22
Tel:090-6992-0275
イカ墨で炊き上げるカタルーニャの味
パエリア専門店 マル モンターニャ
花園町への移転を機にパエリア専門店となった同店。イカ墨を使った真っ黒な「イカスミ パエリア」は、海に面しているスペインのカタルーニャ州の名物料理なのだそう。魚介の旨味たっぷりで、そのままでももちろん美味だが、添えられた自家製アリオリソースでコクと風味をプラスして楽しむのもおすすめだ。前菜、サラダ、スープ、コーヒーまたは紅茶が付いた「パエリアランチコース」なら1,980円でお得に楽しめる。来店は事前予約が確実。
11時30分~LO13時、17時~LO21時。
火曜、第2水曜休。P有。
●函館市花園町21-18
Tel:︎0138-84-8551
黒さ際立つ旨辛カレー
道の駅なないろ・ななえ
七飯町の新鮮野菜や特産品をはじめ、道南のお土産なども豊富にそろう道の駅。今回おすすめする黒さ際立つ1品は、特産品を活かしたフードやスイーツが人気のカフェ「峠下テラス」で味わえる「黒いカレー」(550円、テイクアウト可)。イカ墨のコクと濃厚な味わいに黒ごまの香ばしさが加わったこのカレーは、イカ、豚肉、野菜の旨味も詰まっていて、旨辛で風味豊か。「物販コーナー」では、同メニューのレトルトカレーをオリジナルパッケージで販売中(432円)。こちらもお見逃しなく!
9時~18時。
年末年始休。P有。
●亀田郡七飯町峠下380-2
Tel:0138-86-5195
風味豊かな胡麻が味の決め手
ごま福堂函館店
ごまを傷つけずに、香り高く仕上げる「杵つき製法」の金ごまと黒ごまをはじめ、ごまを使った商品をそろえる店。黒ごまをすり潰し、少量の蜂蜜で味を調えた「黒ごまキューブ」(788円)は、ごま本来の味と香り、上品な甘味、ほろほろとした食感を楽しめるスイーツ。ほかに、黒ごまペーストが入ったジェラート「黒ごま豆乳」(518円)、吉野本葛を使用した「黒胡麻とうふ」(238円)、なめらかな口当たりの「黒胡麻はちみつ」(540円)など、黒くておいしい商品が多数。各金ごまバージョンも販売。
9時30分~19時。
無休。
●函館市末広町13-9 金森洋物館内
Tel:0138-23-2900
黒いイカ墨スープがインパクト大
らーめん まいど
鶏ガラ、豚骨、香味野菜などから、じっくり丁寧にとる透き通ったスープがやみつきになると評判の函館塩ラーメンの名店。函館らしさをさらにアップさせるメニューとして誕生したのが、このイカ墨をスープに加えた「黒しおらーめん」(900円)だ。ベースに溶け込んだ昆布の風味と相まって、魚介の深い味わいが際立つ1品。トッピングは味玉、小松菜、海苔、メンマ、麩のみで、あえてチャーシューはのせない。細めのちぢれ麺に絡みつく魚介の旨味を堪能して。
11時30分~LO14時30分、17時~LO20時30分。
火曜休。P有。
●函館市湯川町1-26-34
Tel:0138-85-8870
黒いシューと真っ白なクリームのコントラスト
キューブシュー工房
四角形のシュークリームでおなじみの同店。20以上のレパートリーから常時5~6種類が店頭に並ぶ。「ブラックレアチーズ」(280円)は、そんな中でも竹炭を練りこんだ、黒い外見がユニークな1品。サクッと軽い歯ごたえのシューの中には、口どけの良い真っ白なレアチーズクリームがすみずみまでたっぷり。十勝産生クリームを使い、さわやかな酸味のあっさりとした味わいに仕上げている。毎月第2・4木曜日の湯川寺境内など、定期的に移動販売車も出店。情報はInstagramなどSNSをチェックして。
12時~18時。
月・木曜休。P有。
●函館市富岡町1-22-1
Tel:090-3111-1699
イカの風味がチーズに合う進化系イカコロッケ
いなみ食品工業株式会社
「イカコロッケ ブラックチーズ」(110円)は、人気のイカメンチ「イカコロッケ」に、イカ墨とチーズを合わせて進化させたもの。見た目のインパクトはもちろん、コクのある味わいに仕上げ、定番のイカコロッケとはひと味違ったおいしさを実現。通常は定番と季節限定商品を入れ替えて販売しているが、紙面掲載を記念してしばらくの期間、この「イカコロッケ ブラックチーズ」を販売強化するとのことなのでこの機会にぜひ!
購入は工場直売所「かまぼこ屋台フライデー」(金曜10時~19時)、工場前とスーパー魚長大野店前にある自動販売機(24時間稼働)、移動販売カー「いなみかまぼこフライカー」で。
●茅部郡森町字新川町217
Tel:︎01374-2-2349
中国のたまり醤油でより黒いチャーハンに…
広州グレコ
「点心と鶏出汁おでんとシャンパンのお店」をコンセプトにした、カジュアルムードの中華居酒屋。「中国四千年の黒チャーハン」(748円)は、餃子や油淋鶏などと並ぶ同店の定番人気メニュー。この黒さは日本の一般的な醤油よりも色が黒く、濃厚でコクのある風味が特徴的な中国のたまり醤油「老抽王」を使うことで付くのだそう。見た目の印象とは違い塩辛さはなく、ひき肉や卵など具材の旨味もしっかり堪能できる一品。パラっと香ばしく炒め上げているのも〇。口の中に広がる風味に大満足すること間違いなし!
17時~LO23時。
不定休。
●函館市本町4-19
Tel:0138-83-8099
ここでしか味わえないイカスミ餃子!
函館いか家
「函館はイカの町なので、ほかにないイカの料理を作りたい」と考案した、商標登録されている「イカスミ餃子」(500円)。自家製の皮はイカ墨をたっぷり練りこむことで黒光りするほど真っ黒! その中には、シャキシャキの野菜や細かく刻んだイカがたっぷり!! イカの身からあふれ出る旨味が、皮や具材に染み込んでイカの風味をダイレクトに楽しめる1品です。ほんのりと塩味が付いているので、何も付けずに味わうのがおすすめ。ビールやハイボールとも相性抜群!
17時~LO22時30分。
不定休。
●函館市松風町7-5 函館ひかりの屋台大門横丁内
Tel:090-3897-9031