青いぽすと

函館の豪華ランチ

2001-11-30 vol.241

豪華だけど1000円でお釣りがくる函館の人気ランチ店6

100円ショップで欲しい物を9品買ったら55円のおつり…。デパートでワゴンセールに並んだ950円の品物を買ったら3円のおつり…。今どき、1000円札1枚でおつりがくるモノって、実はありそうで、なかなかないもの。値札に“980円”と書いていてうれしくなってしまう物でも、消費税を含めると1029円。別に29円にこだわるワケじゃないけれど、会計の時、1000円札1枚で済むというそのスッパリした感じが「なんとなく気持ちイイ」と思ってしまう人も少なくないのではないだろうか。

そこで今回はズバリ、函館市内と近郊の飲食店の、1000円でおつりがくるランチに注目してみた。値段の安さはもとより、今回特に着目した点は、1000円でおつりがくるとは思えないほどの美味しさとボリューム。
「これでお店は儲かるのでしょうか?」と思わず余計なことまで頭をよぎってしまうランチメ二ューばかりなのだが、考えてみればランチタイムとは、それぞれのお店が地域の人達へのコマーシャルの意味もこめて提供しているもの。だからランチに力を入れている店ほど、ディイナータイムにも絶大な自信を持っている店といえるだろうし、逆に利用者にとっては、普段はなかなか行けない評判の店の味を気軽に楽しめるチャンスがランチタイムといえるのである。

あなたにとってのお気に入りの店を見つけるには、まずはランチタイムを食べ歩くのが一番の早道。さあ、1000円札を1枚持って、さっそく今日から噂のランチを食べ歩こう。

和食工房長松

国道5号線沿い、七飯町峠下にある「和食工房長松」は海外で見かけるようなポップなイメージの日本料理店。おすすめは特選素材ランチ「色来」8OO円(税別)。さっぱりとしたサラダ感覚で味わえる「仁本町丸谷農園トマトのパスタ」をはじめ、舌でとろサるような食感がたまらない「大沼牛の赤ワイン煮」、ハーブの香りが食欲をそそる「知床鳥のグリル」が美味。また、「久保田牧場のモッツアレラチーズとサラダ」はコクのある厚切りチーズとトマトの味が絶妙にマッチ。京都で行列ができるほど人気の「雅のパン」とハワイで人気の「ライオンフレーバーコーヒー」も風味豊かでやめられない。「スタッフが感動した食材のみを集めメ二ューにしているんです」というオーナーの言葉が心に浸透する一軒だ。火曜日定休。駐車場有。

●七飯町峠下283
Tel:64-5155

パリの朝市

「美味しいランチをモリモリ食べて、午後からも元気いっぱいがんばるかあ!!」。市内本町にある「パリの朝市」は活気のいいスタッフとボリューム満点の食事で、そんな気持ちになれる一軒。本日、食べたのはおこめランチ8OO円(税込み)の「シャキシャキキャベツと豚の照り丼」。さっそく、著をつけると、ノリの下にマヨネーズが入っているのを発見。ピリ辛で食欲をそそる柔らかい豚の照り焼きとシャキッとした干切りのキャベツにマッチしている。ハンバーガーの中身にありそうな具がこんなにご飯に合うなんて思わなかったというのが正直な感想だ。ほかにシーフードのトマトソース炒め、杏仁豆腐、サラダ、スープ、飲み物が付<。ランチはスパゲッティ、おこめ、パンランチの3種類あり、週替わりで楽しめる。

●本町22-11
Tel:31-8731

ホテルさかえ

市内美原3丁目にある「ホテルさかえ」1Fレストランには、おトクなランチメ二ューがズラリ。日替りランチは、和食ランチと寿司ランチ(生ちらし)の2種類でどちらも68O円(税別)。オススメは、ランチタイムの「釜めし」800O円(税別)。デ一ブルの上で炊きあげるアツアツの釜めしは寒いこの時期にピッタリで、出来立てのご飯と山菜の食感も楽しめる1品。また、同ホテルでは釜めしやコーヒーにミネラルの豊富な天然水を使用しているので、ひと味違う美味しさのうえ体に良いのが娼しいところ。セットの肉じゃが、そば、玉子、漬物も素材の良さがわかる上品な味。今回、青いぼすとの読者にウーロン茶またはジュースをサービス。ランチは月~金曜日の午前11時30分~午後2時30分(ラストオーダー午後2時)。無休。駐車場有。

●美原3-2-12
Tel:46-4781

レストラン平泉

あつあつのシーフードグラタンにフォークを入れると、口の中でとろりととろけるベシャメルソース。香り高いバターライスをシーフードにからめ至福のひと時…。「レストラン平泉』の「レディースランチ」はシーフードグラタンにサラダ、スープ、デザート、コーヒーが付いて750円。「ホテル勤務が長かった」と言うオーナーが作るのは昔懐かしい洋食屋さんのメニューの数々で、「和風ハンバーグ」や「ビジネスパワーランチ」、「とろとろオムライス」など11種類のランチメ二ューが700円から用意されている。ランチメ二ュー全てライス、サラダ、スープ、コーヒー付きでライスのお替わりは自由。営業時間は午前11時30分〜午後2時30分、午後5時30分〜午後9時30分。毎週月曜日の夜の部は定休。

●本町22-11
Tel:31-1412

清寿司

創業70年の『清寿司」のランチは、寿司7カンと茶そば、三平汁、茶硫蒸しか揚げ出し、または小鉢物のセットで850円(税込)。寿司のネタは玉子、カ二、工ビ、マグロ、ホタテ、白身などが定番で、ほかは日により変わります。小鉢物は駅前店は旬の小鉢、十字街店は揚げだし、五稜郭店は茶硫蒸しとなります。これだけは変えない、という店のこだわりは、シャリに米の中で1番美味といわれる新潟魚沼産のコシヒカリと、ほんのり甘みのある赤酢を使うこと。手頃な値段で、本格的な寿司が味わえます。営業時間は午前11時30分~午後9時、ランチタイム午前11時30分〜午後2時30分。年中無休。

●十字街店/末広町7-4
Tel:22-0537
●駅前柳小路店/若松町19-19
Tel:22-6974
●五穆郭店/本町32-12
Tel:52-4528

カフェドジョアン

市内五稜郭町にある「カフェドジョアン」は、焼きたてパンを使ったランチがオススメです。「ダブルサンドランチ」は、胡麻入りパンにポテトサラダと八ムをはさんだボリュームたっぷりのサンドイッチに、スープ、コーヒーか紅茶がついて700円。ビタミンEの豊富な胡麻を使ったヘルシーなパンと野菜たっぷりの組み合わせが人気を呼んでいます。サンドイッチは1F三越のジョアンのパン工房の焼きたてのパンを使っているのがおいしさの秘密。ほかに、焼きサンドやパンを<りぬいてグラタンをつめたものなど、サンドイッチメ二ユ一が豊富。窓からの眺めは明るく広がり、心地よい空間で手頃な価格のランチが食べられる店。営業時間は午前10時〜午後6時。定休日は毎月第3月曜日。

●五稷郭町32-4
Tel:55-3113