青いぽすと

函館の定番グルメ

2013-04-16 vol.514

函館グルメはラッキーピエロ・塩ラーメン・やきとり弁当が新定番?

春ですね。転勤などで函館に暮らしはじめたという人も多いのではないでしょうか? おかげさまで本紙は、転勤などで初めて函館にやって来た人達から、「慣れない街での暮らしの情報収集に役立つ」と、ご好評いただいております。そこで今回は、転勤族さんのためのグルメ特集を企画してみました。もちろんこの街を知り尽くした函館っ子の皆さんも、函館ならではの魅力的なグルメを、この機会にあらためて満喫してみてはいかがでしょうか?

海の幸

海に囲まれた函館には、美味しい海の幸がたくさんあります。函館を訪れた方々からは、リーズナブルな回転寿司がとても美味しいと評判です。もちろん、函館市の魚・イカも忘れてはいけません。

函館自慢の活イカ料理

活魚料理 いか清

北海道で真イカと呼ばれるスルメイカは、山陰地方で産まれ栄養を蓄えながら北上し、津軽海峡で1番美味しくなるといわれています。函館で食べるイカが特別美味しいわけですね! そんな美味しい活イカを存分に満喫したいあなたには『いか清』がオススメ。刺身からゴロまで、新鮮なイカを余すところなく堪能できます。6月~11月には真イカ、1月中旬~2月にはヤリイカが獲れる期間。透き通った最高の食感が自慢の函館活イカをご賞味あれ。5月までの日曜日の宴会を「青ぽ見た」と言って予約すると料理のサービス有。

営業時間は毎週月~土曜日が午後5時~深夜0時(LO/午後11時半)、毎週日曜日は午後4時~午後11時(LO/午後10時半)。無休。

●昭和3-2-7
Tel:42-5806

回転寿司の枠を超える実力店

グルメ回転寿司 函太郎五稜郭公園店

函館市と北斗市に5店舗を展開する『函太郎』は、寿司の激戦区である函館の中でも屈指の人気店。そんな函太郎の中でも際立った存在感を見せる五稜郭公園店は回転寿司ホールのほかに、寿司会席などのコース料理も楽しめる個室も完備しているので、函館市民から幅広く利用されるお店です。
本まぐろや活貝などの人気のネタが3貫セットになった「三昧」、〆具合が絶妙で鯖の脂をさっぱりと楽しめる「自家製〆さば」、ヤリイカ(12月~6月)や真イカ(6月~12月)という函館特産の新鮮なイカなど、厳選された素材に函太郎が誇る職人の技が加わる数々のメニューは、回転寿司のイメージを覆す味わい。

営業時間は午前11時~午後10時。無休。

●五稜郭町25-17
Tel:52-5522

市場の食堂で美味い魚を堪能

魚いち亭

函館市水産物地方卸売市場2階にある『魚いち亭』は、市場関係者が利用する食堂で、外に看板は出ていませんが一般の人も自由に利用できます。
メニューは定食、麺類、丼物などバラエティに富んでおり、中でも魚を使ったメニューは市場から直接仕入れるため素材の良さは言うことなし!
「ほっけ開定食」(780円)は凝縮した魚の旨みとふっくらとした食感が楽しめます。肉定食、魚定食という500円の日替定食も有。海鮮丼(2000円〜)など刺身を使ったメニューもおすすめ。店内へは市場の正面右側の入口から入ってください。

営業時間は午前7時〜午後2時。毎週日曜日、毎月第2・4水曜日定休。駐車場有。

●豊川町27-6
Tel:22-0136

洋食

国際貿易港としての歴史が古い函館は、洋食の歴史も古いことで知られています。ちなみに、函館の老舗レストランとして有名な五島軒は、創業134年の歴史があります。

創業134年の老舗の味が凝縮

五島軒

函館における洋食の老舗『五島軒』は今年で創業134年。その伝統の味が凝縮された「明治の洋食&カレーセット」をぜひ、味わってみませんか…。本日のポタージュ、明治の洋食盛合せ、蟹クリームコロッケ、ミートコロッケ、海老フライ、ビーフシチュー、イギリス風カレー(ビーフ・中辛)、ライス(小)、アイスクリーム・小菓子添え、コーヒーという充実の内容で2100円。明治12年、ロシア料理の店としてその歴史がスタートしたこの店では、創業当時を思わせるロシア料理や、全国的人気のカレーも注目されています。また、本店旧館は国の登録有形文化財としてもよく知られています。

本店旧館隣のレストラン雪河亭の営業時間は午前11時30分〜LO午後8時30分。無休。駐車場有。

●末広町4-5
Tel:23-1106

B級グルメ

函館っ子が昔から大好きなB級グルメはたくさんあって、どれも美味しい! 特に、ラッキーピエロのハンバーガーやハセガワストアのやきとり弁当は、いまや全国区の人気です。

ご当地B級グルメといえばこの店

ラッキーピエロ

道南だけで全16店舗を展開する『ラッキーピエロ』は、地元市民はもちろん、全国的に注目されているご当地B級グルメの超有名店。人気の火付け役はオートバイで函館を訪れた、いわゆる〝ミツバチライダー〟の人達。末広町のベイエリア本店(=写真下)でハンバーガーを食べたライダーが、宿の思い出ノートにその美味しさを記したのが全国に広がった。1番人気は「チャイニーズチキンバーガー」(=同上、350円)。同店の前身は中華料理店だっただけに、チャイニーズチキンの味は秀逸。ハンバーガーのほかにも、カレーライスなど魅惑のB級グルメがそろっていて、どれも美味しいと評判。

店舗ごとにテーマが付けられた店内も楽しくて個性的。この店を「ラッピ」と呼ぶようになったら、あなたもすっかり函館人!
http://www.luckypierrot.jp/

作り置きなしの出来たて熱々!

ハセガワストア

1本からでも注文できるやきとりの匂いが食欲をそそる『ハセガワストア』全14店舗の「やきとり弁当」(=写真上)の誕生は1978年。まだお弁当を販売していなかった当時、お客さんに「お弁当ないの?」と聞かれた時にあったおにぎり用のごはんと海苔、それとやきとりを組み合わせた事が始まりだそう。今ではサイズや種類が7つあり、それぞれ4つの味から選べます(ダブルは除く)。「やきとり弁当」(420円~)と同じ豚肉を使った「豚コロどんぶり」(398円~)も人気ですが、中道店の厨房には鉄板や魚焼き機があり、目の前で調理するやきそば、お好み焼き、焼き魚などもオススメ。

24時間営業。年中無休。駐車場有。食事スペース有。

●中道2-14-16
Tel:54-1521

ラーメン

函館でラーメンといえば塩味が代表的。日本最古のラーメンは函館で登場したのではないかという説もあります。

全国的人気の函館・塩ラーメン

麺厨房あじさい本店

ラーメンなら『麺厨房あじさい』の「味彩塩拉麺」(700円)をぜひどうぞ。
同店は創業80年を数える人気店。全国的にも有名で、観光シーズンには行列ができることも珍しくないというお店です。昆布をベースに鶏ガラやトンコツを使った透明なスープはあっさりとした中にもコクのある深い味わいが特徴的。地元の人は比較的待たずに入れる夕方以降に足を運ぶことが多いそうです。今年発売になったばかりの乾麺タイプのお土産ラーメン(塩、正油、味噌各1食350円、組み合わせ自由3食セット980円)も好評。

営業時間は午前11時〜午後8時25分(LO)。毎月第4月曜日定休(祝日の場合は翌日休)。駐車場有。

●五稜郭町29-22
Tel:51-8373

スイーツ

函館のスイーツ女子を虜にする注目のスイーツが函館にはいっぱい。観光客から人気の有名スイーツもいろいろあります。

全国的にも人気のモカソフト

コーヒールームきくち

『コーヒールームきくち』の「モカソフト」が登場したのは昭和48年。落としたコーヒーを使用し、オリジナルの調合で丁寧に作られる「モカソフト」の風味と独特のシャリシャリとした食感は口コミで評判になり、やがてテレビや雑誌でも紹介されるようになりました。現在も函館市内はもとより、全国から訪れる人が後を絶ちません。
同じ食感のバニラを…という多くの要望に応え作られた「バニラ」と「ミックス」も「モカソフト」に勝るとも劣らない人気。テイクアウト230円、イートイン300円。モカソフトまたはバニラソフトで作る「パフェ」(6種類、各600円、イートインのみ)もおすすめです。

営業時間は午前9時〜午後10時。無休。駐車場10台。

●湯川3-13-19
Tel:59-3495

チョコと生クリームの風味が広がる人気の1品

アンジェリック・ヴォヤージュ

旧イギリス領事館など、人気の観光スポットからほど近い『アンジェリック・ヴォヤージュ』は、様々なスイーツを楽しめる人気店です。
看板メニューの「ショコラ・ヴォヤージュ」(12個入り、1260円)は、口どけのいいガナッシュの中にたっぷり入った生クリームが特徴。ほろ苦いチョコレートの風味と、濃厚でいながら後味すっきりの生クリームが複雑に絡み合う1品です。同店では店内に置いてある商品のレシピを公開しています。「作るのもお菓子の楽しみ方のひとつ、多くのお客様に幅広く楽しんで頂きたい」とオーナーパティシエの大濱さん。お菓子の楽しさと美味しさを味わえる人気スイーツ店にぜひ。

営業時間は午前10時~午後7時。毎週月曜日定休。

●弥生町3-11
Tel:76-7150

コーヒー

『珈琲焙煎工房 函館美鈴』の前身「鈴木商店」の創業は昭和7年。北海道で最も古いコーヒー店として知られています。

焙煎したての香り豊かなコーヒーを

珈琲焙煎工房 函館美鈴大門店

北海道初のコーヒー屋さんは、鈴木商店として昭和7年に創業しました。その後昭和24年に市民公募で選ばれた〝美鈴〟に社名が変わり、同時期に『函館美鈴大門店』がオープン。特徴は、何と言っても焙煎したてのコーヒーを味わえる点。熱風焙煎により、好みに合わせて「深焼き」または「浅焼き」を調整してもらえます。この時期のおすすめは、3〜5月の期間・数量限定豆3種類の中で1番人気の「イエメン マタリ ハラーズ」(100グラム860円〜)。標高2000メートルのハラーズ地方で収穫される最高級のモカマタリコーヒーを、ぜひご賞味ください。喫茶スペースでは「日替わりランチ」(500円)も好評。

営業時間は午前10時〜午後7時(焙煎受付午後6時まで)。

●松風町7-1
Tel:23-7676

函館グルメ、基本の「き」函館に来たら、食べておきたいあの味、この味… 青いぽすと Vol.514