青いぽすと

函館の人気蕎麦屋さん

2015-09-25 vol.573

函館で人気の蕎麦10!老舗だけじゃないBarで美味しいそば?

10月は新そばの季節ですね…。また、10月8日は、「十=そ」「八=ば」で、東京都麺類生活衛生同業組合が制定した「そばの日」です。さて、食欲の秋こそ美味しいおそばを食べませんか?今回は道南で評判の店に注目してみました。

大正7年創業の老舗、人気は鴨南そば

そば処 満る大

地頭町にある『満る大』は大正7年創業の老舗。石臼挽き、挽きぐるみ、機械打ち、生粉打ち(土・日曜日限定)、更科(夏期限定)と、お好みでそばの種類が選べる人気店。注目はフランス鴨を使った「鴨南そば」(978円)で、鴨だしが効いた温つゆが絶品。麺は機械打ちだが、追加料金で石臼挽きや挽きぐるみにすることもできる。また、「手打ち石臼挽き鴨せいろそば」(1133円)や、ざるそばと天丼がセットになった「なかよしセット」(1185円)もオススメ。

営業時間は午前11時30分〜午後3時30分、午後5時〜午後6時30分。毎週月曜日と毎月第3火曜日は午前11時30分〜午後1時30分。月曜日が祝日の場合は午前11時30分〜午後2時30分。不定休。駐車場有。

●谷地頭町34-5
Tel:22-5953

絶品! 本格津軽そば

かね久 山田

国的にも珍しい本格津軽そばを味わえる、宝来町の『かね久 山田』。若い人にもシンプルなそばの味を知ってほしいと、大正中期創業から続く秘伝の製法を今に伝えています。特注の道南産そば粉100%の手打ちそばは水を使用せず、すりつぶした大豆汁を使用。また、作り置きせずにその日の分だけ作られるつゆは、良質の煮干しの出汁のみで作られています。おすすめは根強い人気の「かけもりセット」(800円)。独特の風味とコシ、喉越しの良さが際立つそばと余計なものが入っていないつゆで、そば本来の2つの味を堪能してみては…。

営業時間は午前11時〜売り切れ次第終了(午後1時30分前後)。毎週土曜日、毎月第3日曜日定休。駐車場有。

●宝来町25-2
Tel:23-4438

美味しいそばがあるBAR

BAR&そば ホワイトビートルズ

ルハドラッグ函館松風店向かいの『BAR&そば ホワイトビートルズ』は、その名の通り、そばを提供しているバー。今の時期のそばは「もりそば」(=写真上、600円)のみで、こだわりのかえしは作ってから半年以上寝かせているというもの。根強いファンがいるというのも納得の逸品です。そばに合うイチオシの日本酒「九頭龍」(1杯600円)をはじめ洋酒もそろっているので、自分好みのそばの楽しみ方を見つけてみては?
また、正午~午後3時30分は、羽根まで美味しい「たい焼き」(1個120円~)を販売。お土産にオススメです。

営業時間は午後8時~深夜1時30分(そばのみなくなり次第終了)。毎週月曜日定休。駐車場無。

●松風町2-13
Tel:23-9999

コシの強い田舎そばが長年人気

三條屋

うすぐ開業する「新函館北斗駅」のすぐ近くの『三條屋』は、創業からおよそ50年という老舗。太くてコシの強い田舎そばを求めて根強いファンが長年通っているほどの人気店として知られており、その評判は道南各地に広がっている。そば好きの舌をうならせる各メニューは「もり」(550円)、「ざる」(600円)をはじめ、9割そばの風味と美味しい天ぷらを楽しめる「天ざる」(=写真上、1300円)や「野菜天もり」(900円)、温・冷を同時に楽しめる「もりかけセット」(800円)などが人気。2年ほど前に新登場したという「鶏せいろ」(800円)も1度味わってみたい1品だ。

営業時間は午前11時〜午後2時30分。毎週日曜日定休。駐車場有。

●北斗市市渡799
Tel:77-8145

納得の旨さです!

そば処 むつみ

ずは1度食べてみてほしいのが、本通1丁目にある『そば処 むつみ』の「もりそば」(560円)。原料と技術がストレートに出る誤魔化しのきかないそばだからこそ、そば本来の味と香り、独特のコシ、つゆの旨味を実感できます。使用している道産のそば粉は、時期により産地を変えることでどの季節も美味しく仕上がっており、選び抜いた特選醤油に南茅部産昆布と本枯れ節、鰹節に極秘の食材を加えて作られるつゆが、そばの旨味を引き立てます。辛味はワサビまたは辛味大根から選べます。季節に合わせて変わる器や盛り付けの美しさも秀逸です。

営業時間は午前11時〜午後3時。毎週火曜日定休。駐車場有。

●本通1-4-19
Tel:51-6768

東京から移転、旨味豊かなつゆに注目!

更科丸屋

川通と産業道路の交差点近くにある『更科丸屋』は、9年前に東京から移転してきた店。東京で25年間腕をふるってきた店主さんが使うのは、築地直送厳選素材と南茅部産の最高級天然昆布。甘みが香る蕎麦とよく合う蕎麦つゆは、枯れ節を使った旨味深いダシの風味が特徴的。蕎麦猪口に濃厚な蕎麦湯を注いでいただくのもお楽しみのひとつ。「あいもり」(=写真上、750円)は、蕎麦とうどんが楽しめるメニュー。「鴨せいろ」(1250円)や「揚げもち」(900円)などもおすすめです。

営業時間は、月~金曜日は午前11時~午後3時、土・日曜日は午前11時~午後5時(いずれもそばがなくなり次第終了)。不定休。

●美原2-14-31
Tel:46-3408

気軽に愉しめる大人の蕎麦店

蕎麦酒房 長月(ながつき)

門横丁隣の『長月』は、その時期最高の香りを持つ蕎麦粉を津々浦々の産地から取り寄せるこだわりの手打ち蕎麦と、厳選した純米酒と繊細な味付けの肴を愉しめる大人の蕎麦屋。オススメは看板メニューの「甘海老のかき揚げ蕎麦」(1200円)。サックリ仕上がるかき揚げはほんのり胡麻油の香りをまとい、中に入るたっぷりの甘海老はプリプリ感と特有の甘みを存分に味わえます。これが香りとのどごしの良い蕎麦との相性も抜群。新蕎麦と愉しみたい一品です。同価格で蕎麦を中盛(5割増)にできるのも嬉しい。

営業時間は午前11時~午後3時、午後6時~午後10時(LO)。毎週日曜日定休。

●松風町7-2
Tel:22-2697

ガッツリ気分でも、さっぱり気分でも。

都庵 桐花通店

ちたての蕎麦と、ダシにこだわったつゆで支持される『都庵』では、定番メニューを幅広く取りそろえていますが、季節を問わず人気になっているのが「カレー南蛮」です。基本のカレー南蛮に加え、野菜の天ぷらがのる「野菜カレー」、きのこ天の「きのこカレー」、大エビ天の「えび天カレー」、中でも1番人気というのが「カツカレー南蛮」(1100円)。スパイシーなカレーと旨味たっぷりのダシが絶妙にマッチする一品で、揚げたてのカツとダシの効いたカレーが絡むのが◎。辛さの調節もできる人気メニューをぜひ。

営業時間は午前11時30分~午後3時、午後5時30分~午後8時。毎月第3日曜日定休(ほか不定休有)。

●富岡1-57-1
Tel:42-8624

香ばしさがたまらない逸品

手打ち蕎麦 きたわせ

陰町にある『きたわせ』の蕎麦は、道内でもいちばん出来の良い産地の「キタワセ種」の挽きぐるみを、水練り、手打ちした田舎蕎麦。蕎麦粉10に対しつなぎが1の「外一蕎麦」を提供しています。「かしわ蕎麦」(=写真上、1250円)は、道産の生の鶏肉を大ぶりにカットし、焼いてから使用しているのが特徴で、鼻先をくすぐる香ばしさがたまりません。この香ばしいつゆに冷たい蕎麦をつけていただく「かしわ南蛮せいろ」(1250円)も人気。新メニューの「薬膳スープカレー蕎麦」(1800円)もおすすめ。

営業時間は午前11時~午後2時30分、午後5時30分~LO午後9時(日曜日は通し営業)。毎週火曜日定休。

●松陰町10-16
Tel:87-0605

函館特産のガゴメ昆布を使ったお蕎麦

そば匠 喜の家

海道産と信州産をブレンドした蕎麦粉、醸造400年を誇る醤油とみりんなど、素材からこだわった味わい深い手打ち蕎麦を提供している『喜の家』。「えび天おろし」(980円)や「穴子天おろし」(1100円)など、同店では天ぷらを使ったメニューが定番人気ですが、写真上の「がごめ」(870円)も根強いファンがいる1品。蕎麦の上にのせた細切りガゴメ昆布は適度な歯応え。冷たい蕎麦が好みの人は「がごめおろし」(920円)をどうぞ。

営業時間は午前11時30分~午後2時30分(または蕎麦がなくなり次第閉店)。毎週水曜日、毎月第3木曜日定休(1日しかない第1週も1週目と数えます)。駐車場有。

●堀川町17-12
Tel:51-8181

10月8日は「そばの日」旨い蕎麦秋の10選 青いぽすと Vol.573