函館の気になる飲食店

2014-03-28 vol.537

函館の新規オープン・老舗でも気になってた店10件に行ってみた

昨年12月17日発行分「クリスマスプレゼント特集」で、「あなたが気になっているお店」を募集したところ、たくさんのお店が寄せられました。中には、普段いろいろな場所に取材に出向いている本紙記者が初めて知るような情報もあり、毎日暮らしていながら、まだまだ知らないお店もあるということを実感しています。さて、たくさんの情報の中から今回は、10軒の飲食店をピックアップして、本紙記者がチェックしました。お気に入りがありましたらぜひ1度、ご利用ください。

函館の新規オープン・老舗でも気になってた店10件に行ってみた

美味しいメンチカツの持ち帰り専門店

藤く郎(とうくろう)

道新の裏側付近に「藤く郎」という、メンチカツお持ち帰りのお店があります。メニューはきゃべつメンチとメンチカツのみ。(追分町、K・M)

藤く郎のメンチカツ

読者の方から〝気になる店〟との投稿があり、早速取材に足を運んだ五稜郭町の『藤く郎』。偶然なのか、店主さんは青いぽすとを印刷している「辻印刷」の創業者のお孫さん。店名は今年で創業101年という同社の創業者の名前だそう。長年の東京暮らしから一昨年帰函した店主が開いたメンチカツの持ち帰り専門店。肉は七飯町・小沢牧場の大沼牛を使用。メニューは、キャベツの甘みが口の中に広がる「きゃべつメンチ」と、肉の味わいがなんともいえない「メンチカツ」の2種類で各160円。「小さなお子さんからご年輩の方まで、多くの方からご利用いただいております」とは、元気いっぱいの店主さん。

藤く郎の店主さん

営業時間は午前11時〜午後7時。電話予約(午前10時〜午後5時30分)がオススメ。毎週水曜日定休。

●五稜郭町30-21
Tel:33-4377

懐かしさを感じる洋食メニューが人気

めし処 風古像(かぜこぞう)

桔梗町にある風古像という食堂。(時任町、A・K)

めし処風古像のエビフライ・ハンバーグ定食

国道5号線を七飯町方面に走り、JR桔梗駅向かいの道路を右折した先にある『めし処 風古像』は、ランチタイムのみ営業している店。オープンから今年で16年目。ホテルなどで洋食の腕を磨いた店主が作る定番メニューは、懐かしさを感じる洋食メニューを中心に12種類。「エビフライ・ハンバーグ定食」(1180円)や「オムライス」(880円)、「特製デミカツライス」(980円)、「あんかけ焼きそば」(880円)が特に好評で、各メニューともにプラス100円でコーヒーがセットになる。また、期間限定のメニューが用意されることも多く、老若男女問わず気軽に昼食を楽しむことができる1軒といえそうだ。

めし処風古像店内

営業時間は午前11時30分〜午後2時(LO/午後1時30分)。無休。駐車場有。

●桔梗3-23-18
Tel:47-8008

隠れ名店、手づくり豚まん

ふく萬

「ふくまん」という豚まん屋さん。まだ行っていないですけど、豚まん専門店らしく気になります。(宝来町、A・Y)

ふく萬の豚まん

新川町・高砂通沿いの丸山燃料店付近、松竹園隣に『ふく萬』はあります。うっかり通り過ぎてしまいそうになるお店ですが、豚まんの大人気店です。
持ち帰り専門店で、「豚まん」「ふくまん」「鶏まん」「黒豆まん」の4種類があり、1個60~80円と嬉しい価格。全て国産材料を使用した手づくり。中でも「豚まん」と、ふっくら黒豆が詰まった「黒豆まん」はファンが多く、売り切れになる場合も。甘みのあるふっくらとした皮は絶品。たくさん買って冷凍保存しておく人も多く、レンジで温めて美味しくいただけます。
開店時間に合わせて行くと出来たてホカホカを食べられますよ。

ふく萬の看板

営業時間は午前11時~午後1時半、午後3時半~午後5時半。毎週金曜日定休。

●新川町34-5
Tel:76-8967

安くて美味しいランチが評判

うまいもの処 海と大地

近所なんですが、花園商店街の中にある居酒屋(?)海という所ですが、ランチがとても安く、新鮮だそうで有名なんだそうです。(花園町、Y・S)

うまいもの処海と大地の海鮮丼と刺身定食

「ランチが評判」というハガキが届いた『初代 海』は、これまでの海鮮料理に加え、系列店『お惣菜 大地』の惣菜料理を合わせ『うまいもの処 海と大地』としてリニューアル。より幅広いメニューを提供しています。気になるランチの中でも「海鮮丼」と「刺身定食」(各680円)は、この料金ではなかなか味わえない逸品。お肉の気分なら「豚丼定食」(500円)をどうぞ。夜も海鮮料理のほか、この店ならではのメニューが充実。もと焼き(卵のもと)で仕上げた「かに甲羅揚げ」(880円)は、ずわい蟹100%。「大地のから揚げ」(690円)もおすすめ!

うまいもの処海と大地の豚丼定食

昼は午前11時半〜午後1時半(毎週火〜金曜日)、夜が午後5時〜午後10時半(毎週火〜日曜日)。駐車場有。

●花園町28-25 (花園商店街)
Tel:54-1515

噂の業務用スーパー

MCフーズ函館店

田家町のセイコーマートのとなりにオープンした業務用のスーパー(名前もわからずゴメンナサイ)。(白鳥町、K・N)

MCフーズ函館店店内

「市営田家団地近くの業務用スーパーが気になる」という声が多く上がっていました。取材をしてみると函館にあるコーヒー焙煎・製造加工などの美鈴商事の小会社である東京の美鈴珈琲が運営している業務用スーパー『MCフーズ函館店』という事が分かりました。昨年11月7日に道内で8店舗目としてオープンしたこの店は、冷凍食品や調味料などおよそ2000品が並んでいて、「和洋中はもちろんあらゆる飲食店に対応でき、商品の売れ筋を見極めながら品ぞろえを変えていきます」と、店長の中村さん。もちろん一般の人も買い物することができるので、ぜひ1度足を運んでみては?

MCフーズ函館店外観

営業時間は午前9時~午後6時。毎週日曜日、祝日定休。駐車場有。

●田家町12-11
Tel:62-3500

居酒屋メニューをリーズナブルに

居酒屋かまだ

赤川1丁目、居酒屋かまだ。(赤川1丁目、Y・C)

居酒屋かまだの辛口牛すじ煮込と肉厚シイタケエビ詰め天ぷら

産業道路をはこだて未来大学方面に上がった赤川通り沿いにある『居酒屋かまだ』は和食中心のいわゆる「居酒屋メニュー」をリーズナブルに楽しめると評判の店。「奇をてらうことなく基本を大事にしたい」と話す店主の鎌田さんの言うとおり、豊富な品ぞろえのメニューはどれも見るだけで美味しさが伝わってくるものばかり。写真(上)の「辛口牛すじ煮込」(手前、600円)はトロトロに煮込まれた牛すじをピリ辛に味付けした酒の肴にピッタリの一品。そして「肉厚シイタケエビ詰め天ぷら」(奥、700円)は肉厚シイタケの風味とエビのプリプリ感が絡み合う人気の一品。街角の人気店へぜひ。

居酒屋かまだの看板

営業時間は午後5時~午後11時(LO/午後10時30分)。毎週日曜日定休。

●赤川1-16-18
Tel:47-7144

「夏目味噌らーめん」が人気!

麺 夏目

気になっていたお店は、上湯川に新しく出来たラーメン店、夏目さん。(西旭岡2丁目、N・I)

麺夏目の夏目味噌らーめん

昨年12月にオープンした気になる店『麺 夏目』。店内には、カウンター、イス席、小上がりがあるので、幅広い層の人が利用できます。10時間以上かけて作るスープに自家製チャーシューや味付け卵など、手間を惜しまない仕込みで完成するラーメンの中でも、イチバン人気は「夏目味噌らーめん」(780円)。たっぷり入ったネギともやしに、スープと相性抜群の中太縮れ麺。ボリュームはありますが、しつこくない味わいで中高年層にも好評。辛いもの好きは「辛味噌らーめん」(830円)をどうぞ。なお、価格はいずれも4月1日から変更予定。

麺夏目の外観

営業時間は午前11時半〜午後3時、午後5時〜午後9時(LO/午後8時45分)。毎週水曜日定休。駐車場有。

●上湯川町46-5
Tel:84-6471

職人技を愉しめる街角の名店

大和寿し

大和寿し(鍛治)。アナゴが美味しいと聞いたのですが、まだ行ったことがありません。詳しく知りたいです。
(亀田港町、M・K)

大和寿しの特上握り寿司

五稜郭公園から伸びる松見通沿いにある『大和寿司』は、昭和52年創業の地域に愛されるお寿司屋さん。ちょうどいいサイズの握り(写真上は「特上」4月〜2700円)は、鮮度の良いネタが口の中でほどける絶妙な握り具合のシャリと絡み合うハーモニーを愉しめます。「その時期のベストな味を楽しんでほしい」と大将が話す通り、地元産中心のネタを味わえるほか、夏には「大和寿しと言えばコレ」という常連客も多いアナゴが旬を迎え、フワッと仕上げられた同店ならではの穴子の握り(4月〜1944円〜2268円)もオススメ。お決まりは(4月〜)1080円から、おまかせは予算に応じます。

大和寿し外観

営業時間は午前11時30分~午後2時、午後4時~午後10時。毎週月曜日定休。

●鍛治2-14-10
Tel:52-0649

本格洋食を気軽に楽めるお店

びすとろ れん

〝びすとろ れん〟さん。前はラーメン屋さんでした。出産のため里帰りしてこちらにもどってきたら、新しいレストランになっていました。(富岡町1丁目、Y・T)

びすとろれんのオムライス、海老と蟹のクリームソース

桐花通から小路に少し入った、昭和2丁目の住宅街に昨年6月オープンした『びすとろ れん』は、本格派の味わいをカジュアルに楽しめる街の洋食屋さん。東京や函館の有名ホテルなどで長年腕を振るっていたオーナーが手作りにこだわったメニューを提供。おすすめは「オムライス、海老と蟹のクリームソース」(=写真上、スープ、サラダ、パン、デザート、ドリンク付1100円)。「日替わりランチ」(=同下、スープ、サラダ、ライスまたはパン、デザート、ドリンク付1000円)も人気です。春からは野菜を使った料理が充実。

びすとろれんの日替わりランチ

営業時間は午前11時30分〜午後3時、午後5時30分〜午後9時。無休(月曜日の夜は休み、予約があれば営業)。駐車場有。

●昭和2-1-23
Tel:43-9710

野菜を食べる札幌発のスープカレーを提供

スープカリー サムライ.函館店

日吉町にあるスープカレーサムライ。札幌のサムライは好きで、何度かいったことがあるので、気になります。
(港町1丁目、M・M)

スープカリーサムライのサムライザンギカレー

『スープカリー サムライ.函館店』は、「野菜を食べる」をコンセプトにした札幌で人気のスープカレー店、「侍.」の函館店として昨年2月にオープンしました。アンティーク調の店内はカフェ風の洒落た空間。小上がりもあるので子供連れでも気軽に利用できます。4月いっぱいまでは、鶏もも肉を丸ごと使った「サムライザンギカレー」(=写真上1300円)と、好きな野菜を3種類選べる「ベジだくカレー」(=同下、1200円)を青いぽすと特別メニューとして用意。この機会に足を運んでみてはいかが。

スープカリーサムライのベジだくカレー

営業時間は午前11時30分〜午後3時30分(LO/午後3時)、午後5時30分〜午後10時30分(LO/午後10時)。不定休。駐車場10台。

●日吉町3-2-1
Tel:52-9481