青いぽすと

函館のおすすめランチ・ディナー

2016-06-14 vol.590

函館を知り尽くしてる記者オススメのランチ・ディナー10店

日頃、色々な飲食店を取材している青いぽすとの記者は、プライベートではどんなお店がお気に入りなのでしょう? 今回はそんなテーマで、道南のグルメにスポットを当ててみました。ランチにディナーに…ぜひ本紙記者オススメのお店に足を運んでみませんか?

熟練の技を感じる「鯖のバッテラ」

海鮮料理と旬の味 じゅげむ堂(花輪志保里)

昭和2丁目にある『海鮮料理と旬の味 じゅげむ堂』は、季節の食材にこだわった旬のメニューや新鮮な魚介類が評判の居酒屋。
豊富なメニューの中で、筆者がおすすめするのは「鯖のバッテラ」(864円)。鯖は大きさなどによってしめ方を変え、甘過ぎず酸っぱ過ぎず、もちろん臭みもなく、絶妙のひと言。丁寧に押し固められたお米のほろりとした食感もたまりません。熟練の技を感じるこの逸品を、ぜひお試しください。野菜と餡、肉の旨味がぎゅっと詰まった「野菜たっぷりぎょうざ」(486円)もお見逃しなく!

営業時間は午後5時30分〜午後11時(LO/午後10時30分)。毎週木曜日定休。駐車場有。

●昭和2-37-15
Tel:45-2020

これは旨い! 「牛ホホ肉の赤ワイン煮」

おばんざいのあるワイン居酒屋 杏(青山慎司)

美味しい料理と一緒にワインをカジュアルに楽しみたい…。そんな時にオススメなのが、本町・高砂通沿いの『おばんざいのあるワイン居酒屋 杏』。先日利用した際に注文した「牛ホホ肉の赤ワイン煮」(1380円)は、とにかく牛ホホ肉の柔らかさが絶品で、赤ワイン好きにはたまらない1皿といえそう。ほかにも、「ツブカルゴ」(780円)や「アクアパッツァ」(1480円)など、ワインを楽しむのにぴったりの素敵な料理がそろっている。グラスワインは500円〜。

営業時間は午後6時〜午後11時30分(LO/午後10時30分)。金・土曜日は午後6時〜深夜1時(LO/深夜0時)。毎週火曜日定休。

●本町10-10
Tel:55-5680

迷わず「全部のせ」

中華そば 櫓屋(坂本麻衣)

七重浜海水浴場の近くに大きく書かれた「櫓屋」という看板のお店が私のおすすめ『中華そば櫓屋』です。ここでは迷わず「櫓そば 全部のせ」(=写真上、1250円)を注文して、大きく厚い炙り焼豚、とろとろの煮玉子、噛むほど旨みがでるメンマなど自家製トッピングの味わいに酔いしれましょう。同店は、おまけで付いてくる「ミニ飯」と「辛いニラ」がポイント! 「ミニ飯」にスープをかけて雑炊風にするのと、「辛いニラ」でスープの味の変化を楽しむのを忘れずに。自家製といえば「ザンギ」もぜひ一緒に食べたい1品。テイクアウト可能なのも嬉しいですね。

営業時間は午前11時~午後10時。不定休。駐車場有。

●七重浜2-37-3
Tel:48-5585

海が見える喫茶店の旨いカレー

珈琲 タートル(青山慎司)

そのカレーとの出会いは偶然だった…。5月発行分「心安らぐカフェ特集」で、銭亀町にある海沿いの喫茶店『珈琲 タートル』を取材。その時にいただいた「カレーライス」(コーヒー付き500円)はタマネギと豚肉だけを使ったシンプルな1皿だが、隠し味のマンゴーチャツネが何ともいえないマイルド感を醸し出している逸品。このカレーだけを求めて通いつめる人も少なくないそう。窓外に海を望む素敵な1軒なので、晴れた日には海を眺めながら、美味しいカレーとコーヒーをぜひ、味わってみてはいかが…。

営業時間は午前8時〜日没(フードメニューは午前11時〜)。毎週月・火曜日定休。駐車場有。

●銭亀町69
Tel:76-9073

気分も上がるお通し

二代目 佐平次(花輪志保里)

全国各地の日本酒がそろう『二代目 佐平次』は、和の空間で西洋料理を味わうという対照的なコラボが筆者の気に入っている点。最大の魅力は丁寧に作られた料理で、今回紹介するのは「お通し」(700円)。1品目にこの美しいお通しが出てくるだけで、気分が上がります。内容は、ほぼ定番でお肉のパテ、野菜の冷製スープ、自家製パンのほか、日によって変わる料理と合わせて7点盛。これだけでも十分なくらいですが、道南の夏野菜が旬のこの時期は、夏酒にも合う「バーニャカウダ」(800円)がおすすめ。野菜によって調理法を変え、美味しさを最大限に引き出している逸品。

営業時間は午後6時〜深夜0時。毎週月曜日定休。駐車場有。

●五稜郭町4-13
Tel:51-3939

胃袋をわしづかみされた1品

がごめ家(品川真一郎)

がごめ飯が有名な『がごめ家』の変化球的メニュー「グリーンカレー」(ランチタイムのみ提供)を紹介。このメニューは市内某店で提供されていたもので、調理担当者の移籍に伴ってカレーも移籍。で、ボクは某店で提供されていた頃から、このグリーンカレーの虜だった訳です。味を解説するなら、ガツンと来るスパイスを、マイルドなココナツミルクが包み込む感じ。ちなみに、がごめ家では辛さを抑えているとのことなので、「辛くして」と頼むと遠慮なしに辛くしてくれます。サラダ&ドリンクビュッフェ付で1000円はお値打ちです。

営業時間は午前7時~午前9時30分、午前11時30分~午後2時30分。朝食営業無休、日曜日はランチ休。

●五稜郭町35-3
Tel:070-5284-8913

大人のための酒肴的握り

函太郎美原店(品川真一郎)

家族で回転寿司へ行ったとき、つい「飲みたいな」と思っちゃう左党な大人達が納得する握りが『函太郎』にあるんです。全店で提供する「大人のかんぴょう巻き」は、栃木産の一等級かんぴょうを歯切れを良くするため柔らかめに炊き、道産山わさびをたっぷり加えた一品。この巻物だけに使われる有明産高級海苔の香りも大人を満足させてくれます。そして、『函太郎美原店』限定の「手作りいか塩辛軍艦」も侮れない酒肴メニュー。どちらも195円というのは大人へのご褒美ですかね。回転寿司で家族サービスを装いつつ、大人の愉しみをぜひ。『函太郎』は各店ごとに限定メニューがあります。

営業時間は午前11時~午後10時。無休。

●中道2-52-1
Tel:83-8431

味・ボリューム・コスパ、全てに満足

ハンバーグとステーキの店 ケルン(高松いくこ)

誰よりも肉好きな友人、美好ちゃんが選ぶ〝イケてる肉料理店〟ナンバーワンは『ケルン』。休日は彼女とA4ランクのステーキを食べに行きたいお店ですが、自家製マヨネーズとデミソースのコラボが最高にうま~い「サラダハンバーグ」も外せないお気に入り、だったのに…メニューから消えたんです。手間がかかるからかなあ。でも、また食べたい…もう1度食べたい…そんなワガママを『ケルン』オーナーの久保田さんが叶えてくれました。「青ぽ見た」で「サラダハンバーグ」(972円)が7月の火・水曜日のみ復活!

営業時間は午前11時半~午後6時(土・日曜日、祝日は午後8時)。毎週月曜日定休(月曜日が祝日の場合は翌日休)。

●森町赤井川106-5
Tel:01374-5-2628

予約メニューのゴマがゆがオススメ

金家(平井由佳)

「函館ひかりの屋台大門横丁」にある『金家』は、韓国人のマスターが作る本場の韓国家庭料理を味わえる店。今回私がオススメする「ゴマがゆ」は、実はマスターがこの店を始める前に、梁川町で営業していた「寿松苑」という焼肉店で出されていたもの。当時、職場の仲間とよく行っていたその店で、行くと必ず食べていたメニューのひとつです。『金家』ではメニューにありませんが、前日までに予約すると作ってもらうことができます(白ごまでも黒ごまでも可、1人前600円、2人~)。ちなみに当時必ず食べていたもう1品、「豚足」(300円)は予約なしで食べられます。

営業時間は午前5時~深夜0時。不定休。食べたい韓国料理の予約可。

●松風町7-5
Tel:090-5224-2169

幸せな気持ちになる絶品スイーツ!

ブラッスリー カリヨン(平井由佳)

『ブラッスリーカリヨン』は、イタリアン&フレンチを基本にした洋風料理を楽しめるレストラン。食事ももちろん美味しいのですが、筆者の同店イチオシはスイーツの「クレームブリュレ」(450円)です。生クリームをたっぷりと使ったクリームは口当たりが滑らかで、それを覆う表面のキャラメルはカリカリとした食感。その両方をスプーンですくって口に運ぶと、ミルクのコクにキャラメルのほろ苦さが加わった深い味わいが楽しめます。スイーツだけの利用も可。

営業時間は午前11時30分~午後9時30分LO(中休みする日も有)。ランチタイムは午後11時30分~午後2時。毎週水曜日定休。駐車場有。

●末広町15-1 ルネッサンス末広1階
Tel:23-7737

特別企画-本紙記者のお気に入り 青いぽすと Vol.590