青いぽすと

函館のどんぶり人気店

2016-09-30 vol.597

海鮮丼だけじゃない!函館の美味しい「どんぶり」名店10

例えば、市内万代町にある「そば処 江戸八」。創業から50年以上も変わらずその味が受け継がれてきた名物の「かつ丼」は、いまも新たなファンが増えているのだとか…。  日本の食文化の中でも長年にわたって愛され続けている「丼物」。やはり本当に美味しいものは時代が変わっても、その人気は変わらないのでしょうね。  今回は函館市内で人気の丼物に注目してみました。どのお店の丼物も、熱心に通うファンが少なくない評判のものばかりです。味はもとより、作り手の思いが伝わる逸品を、ぜひこの機会に堪能してみてはいかがでしょう。

豪華! 魅惑の海鮮丼

市場亭

「市場が店の冷蔵庫」がキャッチフレーズのはこだて自由市場内『市場亭』は、注文を受けてから魚介を仕入れるスタイルで有名。目の前に軒を連ねる鮮魚店から素材を入手するので鮮度抜群。季節や天候により価格が変動する魚介ですが、同店のメニュー価格は通年変わらない太っ腹姿勢も嬉しいところ。これでもかというほどの豪華海鮮を贅沢に盛った「全部丼」(4000円)は注目の逸品。イカ、いくら、ウニをそれぞれ楽しめる「海鮮ミニ三色丼」(2500円)は人気の高いメニューです。

極上の海鮮を最高に美味しく満喫、函館に住んでいればこその贅沢です。
営業時間は午前7時~午後5時(なくなり次第終了)。毎週日曜日定休。

●新川町1-2 はこだて自由市場内
Tel:22-1236

秋田比内地鶏の絶品親子丼

鶏料理専門店 鶏旬

親子丼なら北斗市七重浜・国道227号線沿いの七重浜の湯向かいにある『鶏旬』がおすすめ。この店は、店主が何度も産地に足を運んで開拓した独自のルートから生の状態で仕入れる日本三大地鶏のひとつの秋田県の比内地鶏を使った料理が評判。

「炙り親子丼」(サラダ、みそ汁付900円)は、そんな同店がランチタイムに数量限定で提供しているメニューです。肉も卵も比内地鶏を使っています。適度な歯ごたえと旨みがある比内地鶏を、備長炭で炙って炭の香りを付け、出汁の効いた煮汁とトロトロ卵で仕上げている味わい深い逸品。
ランチタイムは午前11時30分~午後2時。
夜の営業時間は午後6時~午後11時。毎週月曜日定休。駐車場有。

●北斗市七重浜8-3-3
Tel:48-5253

そばつゆが味の決め手「そば屋のカレー丼」

そば処 満る大

谷地頭町の『そば処 満る大』は大正7年創業の老舗。看板メニューのそばはもちろん、「そば屋のカレー丼」(842円)も評判の1品です。味の決め手はベースとなるそばつゆの旨味。そこに加わるのは、カレー粉とさっぱり感を引き出すでんぷん。具材の豚肉、タマネギ、長ネギも間違いない組み合わせで、これぞそば屋のカレー丼といえる美味しさ。

和とカレーが理想的に調和した丼を、ぜひ1度ご賞味ください。ざるそばと天丼のセット「なかよしセット」(1242円)も好評。
営業時間は午前11時30分〜午後3時30分、午後5時〜午後6時30分。
毎週月曜日は午後1時30分まで(祝日の場合は午後2時30分まで)。毎月第3火曜日定休。駐車場有。

●谷地頭町34-5
Tel:22-5953

長年変わらぬ人気の「かつ丼」

そば処 江戸八

万代町にある老舗『そば処 江戸八』では、「かつ丼」(830円)が昔から有名で、人気を集めている。美味しさの秘密は、実に50年以上受け継がれてきた醤油を隠し味にしていることなのだとか…。そばに負けず劣らず、このかつ丼だけを目当てに来店するお客さんも多く、今でも若いサラリーマンなど新たなファンが増え続けている。

老舗の味を受け継ぐ2代目店主が作る渾身の丼物を、ぜひこの機会にご賞味あれ! かつ丼とそばの味を同時に楽しみたいなら、お得なセットメニュー「かつ丼+もりそば」(1000円)がオススメ。メニューは豊富で、ラーメンも好評。
営業時間は午前10時30分〜午後7時30分。
毎週日曜日、毎月第3土曜日定休。駐車場有。

●万代町7-29
Tel:41-7664

ハワイの丼物、ロコモコが美味しい!

ラッキーピエロ

『ラッキーピエロ』の「ラッキーロコモコ」(626円)の魅力を語る上でまず注目したいのが、フォークとスプーンがついてくるということ。まずはフォークを使ってラッピ自慢のハンバーグ、目玉焼き、卵焼き、シャキシャキのレタス、ご飯を様々な組み合わせで、これまたラッピ自慢のミートソースと一緒にいただく。そうやって色々な味と食感の組み合わせを十分に楽しんだら、後半はスプーンを使って全てを豪快に混ぜ合わせていただく。これぞ、ハワイの言葉で「モコ=混ぜる」というハワイの丼物の味わい方の醍醐味だ!

ほかに、ラッピ名物のチャイニーズチキンを使った「チャイニーズチキンロコモコ」(648円)も人気を集めている。ロコモコは本町店(=写真下)、港北大前店、十字街銀座店、松陰店の4店舗で取り扱っている。

大満足のボリューム

中華飯店 八宝園

高盛町にある『中華飯店 八宝園』は、ご飯メニューも充実しています。「中華丼」(=写真上、漬物、スープ付き850円)は、ラーメン丼に盛られたご飯の上には素材の味を活かした魚介類と野菜がたっぷり入った醤油味のあんがかかっていてボリューム満点。上にのった温玉がポイントで、最初はそのまま食べて後から温玉を崩して味の変化を楽しむのがオススメ。大盛のご飯が進みますよ。ファンも多い昔ながらの味をぜひ。

そのほか、毎週日曜日の午後5時以降は定食メニュー10種類以上全てを500円で提供しているのも見逃せません!
営業時間は午前11時~午後2時、午後5時~午後8時。
ただし土・日曜日、祝日は通し営業。毎週木曜日定休。駐車場有。

●高盛町25-1
Tel:31-1771

気軽に味わう本物の味

てんや

丁寧に職人が揚げる天ぷらを、手軽な価格で楽しめることで人気なのが宝来町の高田屋通沿いにある『てんや』です。
写真(上)は、「上天丼」(1200円)。サクッと軽い衣の中には、プリップリのエビ、ほっくりした食感のさつまいもなど、旬の素材から定番まで多彩な天ぷらがならびます。

甘みを抑えてダシをしっかり効かせた丼つゆは、キリッとしていて食材の風味を邪魔することなく、最後まで飽きの来ない仕上がり。そして、もうひとつの主役である「ご飯」の美味しさも特筆すべきポイント。プロの味を手軽に楽しめることに感謝したくなる良店です。
営業時間は午前11時30分~午後1時30分(LO)、午後5時~午後7時30分(LO)。
毎週月・火曜日定休。

●宝来町24-4
Tel:22-2007

ありそうで無い、旨そうで旨い丼

昭和食堂

国道5号線沿い、レッドバロン函館隣の『昭和食堂』は、創業から48年という歴史を持つ、筋金入りの大衆食堂。同店のおすすめ丼は、どこにでもありそうなのに意外と見当たらない「ジンギスカン丼」(豚汁または野菜スープ付、870円)。

店主の岩本さんに話を訊くと「薄切りラム肉と野菜をタレで炒めた、なんてことはない普通のメニューだよ」という正直すぎるひと言。そしてその言葉の通り、想像できる味、想像できる旨さ、そして昭和食堂らしいのが、想像以上のボリューム。「ジンタレが染みたご飯が1番旨いよね(笑)」北海道民なら誰しも思うこのひと言を、過不足なく形にした丼をぜひ。
営業時間は午前11時〜午後4時、午後5時〜午後9時。毎週日曜日定休。

●昭和4-2-1
Tel:42-3829

帯広豚丼が味わえます!

豚丼ポルコ函館本店/キャンプ

大門グリーンプラザ沿いにある『ポルコ』は、昼は帯広豚丼の専門店、夜はスポーツカフェバー『キャンプ5』として営業しているお店。
甘みがあって、柔らかい肉質が特徴の「かみこみ豚」のロース肉を使った同店の豚丼は、醤油ベースの「十勝特製」(=写真上)、オリジナル塩ダレの「函館塩」、味噌ベースの「札幌辛みそ」、さらに「バターソテー」と「しょうが焼き」の5種類があり、いずれも昼はみそ汁と漬け物付き、夜は単品を900円で提供。「温玉」と「白髪ネギ」のトッピングもできます(各プラス100円)。

豚丼ポルコの営業時間は午前11時30分~午後3時(LO/午後2時30分)、キャンプ5の営業は午後6時~。
毎週水曜日定休。

●松風町10-6 2階
Tel:83-5046

出汁の深い味わいと玉子の絶品コラボ

そば処 陣屋

昭和54年創業の『そば処 陣屋』は、函館市内に5店舗を展開する人気の店。国道5号線沿いにある昭和店は、広々とした店内と増設した駐車スペースが好評。産地から製法までこだわった香り高いそばはもちろん、丼やセットメニュー、一品料理と豊富にそろっているのも魅力のひとつで、今回紹介する「玉子丼」(770円)は根強いファンが多い1品。味の決め手となるもりそばの汁をベースに玉子でとじた筍と椎茸の出汁も味わい深く、そこに加わった生玉子の黄身が程よくマイルドで箸が進みます。ぜひ1度、ご賞味ください。ほかに、大海老を使った各種メニューも注目。

営業時間は午前11時〜午後9時(LO/午後8時45分)。毎月第2・4水曜日定休。駐車場50台。

●昭和2-23-8
Tel:41-9774

港街、どんぶり物語。 青いぽすと Vol.597