函館から飛行機で行ける観光スポ
2007-04-27 vol.371
函館から飛行機1時間で行けるオススメ道内観光スポット
本格的な行楽シーズン! そこで今回は、函館空港から飛行機で行ける道内の話題の観光スポットに注目し、4人の本紙ライターがそれぞれの観光地に出向いて体験取材をしました。まさに“道内ひとっ飛び”という感じですぐに到着してしまうから、疲れ知らずのゆったり旅が実現できます。
オホーツクの海と大地、感動と美味の旅
函館女満別
担当者:青山慎司
博物館網走監獄:明治時代の網走監獄を復原した野外博物館。リアルな人形を用いて再現された当時の獄中の様子には、しばし言葉を失う。少人数でも監視できるよう作られた五翼放射状平屋舎房は必見! 館内では監獄食(500円)を食べることもできる。5月3日〜5月6日には、特別企画盛りだくさんの「GWスペシャルイベント」が催される。午前8時〜午後6時。料金は大人1050円ほか。
Tel:0152-45-2411。
オホーツク流氷館:白い大陸移動…流氷の神秘を知るならココ。マイナス18度の厳寒流氷展示室には本物の流氷が展示され、触ることができる。室内で濡れタオルをグルグル回すとカチカチに…。また、クリオネやフウセンウオ、ナメダンゴといった流氷の海の生き物を見ることもできる。館内で販売されている流氷ブルーソーダ(300円)も美味しい。午前8時〜午後6時。料金は大人520円ほか。
Tel:0152-43-5951。
ホテル網走湖荘:網走湖温泉郷の中でも特に有名なホテル。全3棟からなる施設からは美しい網走湖を望む。圧巻は驚くほどの広さの天然温泉大浴場と、情緒漂う露天風呂・乙姫の湯(=写真右)。料理はもちろん、オホーツクの海の幸が豊富。女満別空港から車で20分。知床国立公園や阿寒国立公園も日帰り圏で、美しい自然に触れるオホーツクの旅に最適な拠点。
Tel:0152-48-2245(予約専用)。
大空町・芝桜公園:平成18年3月、女満別町と東藻琴村が合併し、大空町が誕生。知床へと続くオホーツクの大地は、メルヘンの丘の焼雲、朝日ヶ丘のひまわり、藻琴山からの雲海など、季節によってその美しい姿を見せる。特に5月中旬〜6月上旬頃は、女満別空港から車で20分の場所にある東藻琴の「芝桜公園」の満開の芝桜が有名で、例年10万人の観光客が訪れる。
Tel:0152-74-2111(大空町商工観光課)。
(株)エアトランセ
Tel:0120-87-3180
【名物料理】オホーツク海の幸
オホーツクといえば、やはりタラバガニなどに代表される海の幸。ホテル網走湖荘で味わった料理は、鍋、焼き物、刺身ともに、最高の味わいでした。
【おすすめ土産品】網走監獄から帰りました。(ごまだれきな粉餅)
博物館網走監獄近くの土産店で、「これが大人気なのよ!」と、店の人に勧められた1品。柔らかさとほどよい甘さが最高。何よりネーミングが素敵。24個入1050円。
本道屈指の漁港、そして文化の香り…
函館釧路
担当者:大場小夜子
北海道屈指の漁港を持つ釧路市は、鮮度抜群の魚介類が堪能できます。野生生物の宝庫釧路湿原や、釧路に滞在していた啄木にちなんだ啄木通、釧路市出身の世界的建築家設計によるユニークなデザインの建築物群があり、文化の香りがする街です。
釧路市動物園:釧路市内から車で30分ほどで行ける釧路市動物園。象やライオンなど大型動物から丹頂鶴、エゾヒグマ、シマフクロウなど、北海道にだけ生息する稀少動物達もいます。稀少動物がいる北海道ゾーンにはミニ湿原があり、散策しながら動物達を観察できるようになっています。また、観覧車やメリーゴーランドなどがある遊園地を併設しており、家族そろって楽しめます。
Tel:0154-56-2121。
港文館:港文館は旧釧路新聞社を復元した建物。1階はティールーム、2階は釧路新聞社で記者をしていた石川啄木に関する資料が展示されています。入館無料。
Tel:0154-42-5584。
釧路市立美術館:釧路市生涯学習センター3階にある釧路市立美術館は、常設展から企画展まで幅広く開催。9階の展望レストランポルトは釧路市街から大平洋まで一望できるスポットです。
Tel:0154-41-8181。
竹老園東家総本店:創業明治7年。釧路きっての老舗そば店。釧路のそばは淡い緑色が多いそう。緑色にする技術を釧路に広めたのがこの店。おすすめは「特製品コース」(2460円)。スープのかしわぬき、卵黄をつなぎにした蘭切りそば、茶そば、そば寿司のコースです。広い庭園と店内奥にある座敷は日本家屋の伝統をそまま残して風情があります。釧路に行ったらぜひ行ってみてほしい1軒。
Tel:0154-41-6291。
全日空ホテル:『全日空ホテル』のツインルームは、ほとんどがハーバービューで眺め抜群。料金のほうは、ツイン2人使用で24255円(税込)〜。
Tel:0154-31-4765。
炉ばた煉瓦:炉端焼き発祥の地釧路に来たら本場の炉端焼をぜひ、味わいたい。全日空ホテル向いにある『炉ばた煉瓦』は、水産工場直送鮮度抜群の魚介類を炭火で焼き、塩胡椒で食べる本格炉端焼。
Tel:0120-50-3233。
(株)北海道エアシステム(HAC)
Tel:0120-25-5971(JAL・HAC共通)
【おすすめ土産品】丹頂鶴の卵
丹頂鶴の華麗な姿に惹かれてお土産は「丹頂鶴の卵」。幣舞橋沿いにある『釧路フィッシャーマンズワ−フMOO』にて購入しました。
Tel:0154-23-0600。
【名物料理】勝手丼
釧路に行ったらやはり食べたい『和商市場』名物の「勝手丼」。ご飯からネタまで、市場の店で自由に選んで丼を作ることができます。
Tel:0154-22-3226。
北の暮らしと動物達が創るワンダーランド
函館旭川
担当者:太田陽子
いまや、爆発的人気の旭山動物園をはじめ、大人も子どもも楽しめて、好奇心をくすぐられるスポットが多い旭川市に行ってきました。7月1日〜9月17日には、市内の見所を無駄なくグルっとまわる観光バス「ファンファン」が運行しており、便利でお得です。
旭川市旭山動物園:野生に近い環境づくりによる動物の活発な動き、そして動物と観客の距離が限りなく近いことが魅力の旭山動物園。最新施設は「チンパンジーの森」。巨大遊具や地上5メートルにかかるスカイブリッジで、自由自在に動き回るチンパンジー。ガラス張りの飼育施設では息遣いが聞こえるくらい間近にチンパンジーがいてドキドキ、何だかこちらの方が見られている気分になりました!
アザラシは大きな円柱を上へ下へと垂直に泳ぎ、愛嬌ある表情がたまらない。迫力あるダイビングが人気のホッキョクグマは、水中、水面、陸上の視点で観察することができます。動物がエサを食べる姿を見ることができる「もぐもぐタイム」も興味深く、動物って元気でおもしろくて愛しいと感じさせてくれる。今度は仕事抜きで必ず行きたい、そして何度でも行きたい貴重な動物園です。
Tel:0166-36-1104。
旭川市科学館サイパル:2005年7月にオープン、子どもだけでなく、大人も1日中ワクワク楽しめるニュースポットです。北国・地球・宇宙の3つのテーマに分かれた常設展示室は身近な疑問に対し、乗ったり触れたり動いたりと、体感しておもしろく学べるものがいっぱい! 天文台や直径18メートルのプラネタリウムも迫力満点です。
●宮前通東
Tel:0166-31-3186。
コサイン:木の街、そして家具の街として有名な旭川市で、特にオススメの小家具メーカーが「コサイン」。ユニークなデザインながら、暮らしに深く溶け込む実用性のある小家具を作っています。知恵と工夫がいっぱいのテーブルやイス、端材を生かしたり、木目の表情が愛しく思える小物達が楽しげに並んでおり、心和む空間といえそうです。
●永山町6-6-5
Tel:0166-47-0100。
男山酒造り資料舘:大雪山系の万年雪を源とする伏流水と醸造に最適な寒さにはぐくまれ、海外のコンクールで数々の金賞受賞に輝く「男山」。酒造りの歴史と文化を伝えるこの資料館は貴重な資料を展示、蔵元だけに日本酒の芳醇な香りに満ちていい気分に…。おみやげコーナーや、各種銘柄の無料試飲コーナーもあります。
●永山2-7
Tel:0166-47-7080。
あさひかわラーメン村:「青葉」、「いってつ庵まつ田」、「一蔵」、「山頭火」、「さいじょう」、「元祖旭川ラーメン」、「いし田」、「天金」と8店舗が集結した旭川ラーメン堪能スポット。各店ハーフサイズメニューがあり、食べ比べも可能。昨年、ユニークなラーメン村神社も登場、スープのように熱い絆が麺のように長く続くように祈願する神社です。
●永山11-4(パワーズ内)。
新和食 町家:地元で支持されている創作和食の居酒屋です。旬の素材を吟味し、手間を惜しまずに和食の基本を大切にしながら、器や盛り付けにはスタイリッシュなセンスを感じさせる料理が人気です。海苔でつつまれたユニークな「じゃがバター」(550円)、「マグロのユッケ風」(790円)「揚げおにぎり海老の照りだんマヨネーズ」(580円)。
●3条通7
Tel:0166-27-1144。
扇松園(せんしょうえん):旭川をこよなく愛し、地元の木工芸品や食にこだわったサービスを心がける女将がもてなしてくれる、老舗和風旅館。手入れの行き届いた日本庭園が各部屋から望めゆっくりくつろげます。定評ある料理は地元の豆やそばも取り入れて上品な美味しさ。1泊9450円〜。江丹別と幌加内のそば粉を使うそば処も併設。
●高砂台3
Tel:0166-61-5154。
(株)北海道エアシステム(HAC)
Tel:0120-25-5971(JAL・HAC共通)
【おすすめ土産品】ひよこのお昼ねプリン(294円)
全国的人気投票で、何と第1位にもなった『エチュード洋菓子店』のプリン。さすが日本一、本当に驚きのなめらかさでした。
Tel:0166-54-7899。
【名物料理】旭川ラーメン
豚骨をベースに、煮干などの海産物のだしを加えた独特のしょうゆ味。スープの表面にはラードが浮かび冷めにくい工夫が!!
帯広グルメと癒しに出会う旅
函館帯広
担当者:野村保子
十勝平野の中心にある帯広市は、広大な大地と防風林に囲まれ、新鮮な農産物や酪農製品が豊富で多彩な食を楽しめる街。グルメは、良質の豆で作るお菓子や、いまや全国区になった豚丼が有名。紫竹ガーデン、真鍋庭園など園芸ファン必見!!
北海道ホテル:『北海道ホテル』は、アールデコ様式のホテルで、十勝産のレンガや地元産の自然素材で作られた建物は癒しの空間。ちなみに、左の写真は「バード・ウオッチ・カフェ」のディナーで、地元産の食材を使った本格派フレンチが楽しめる。アロマテラピーとモール温泉で疲れを癒して、ロビーを飾る有名画家の絵画でギャラリー気分を楽しんでみてはいかが…。
Tel:0155-21-0001。
北の屋台:50mほどの通りに18件の屋台がズラリと軒を並べる。地元の野菜農家と酪農家が営む店、ブラジル料理、無国籍料理、広東料理、スイス料理などなど、地元産の食材を使った個性的で美味しい味を競う店がそろっているのが特徴。美味しい料理と人に出会う屋台の魅力にあふれ、ここを目指して訪れる観光客も多い。問い合わせは『北の起業広場協同組合』
Tel:0155-23-8194。
六花亭本店:『六花亭本店』は、創業1933年の北海道屈指の菓子店として有名。1階はショップで、洋菓子から和菓子まで色とりどりのお菓子がそろう。2階の喫茶で好評なのが「さくさくパイ」(125円)で、サクサクの食感とクリームが絶妙にマッチ。「早春・帯広の森」(400円)は、チーズケーキに苺のクリームがのってふんわりと美味しい春の味。
Tel:0120-012-666。
緑ケ丘公園:市内の中心部にある広大な自然公園で、芝生の広場や池があって、散策を楽しむコースがある。ギネスブックにも載った400mのベンチからの眺めは、まさに北海道! 開拓の歴史と農業王国十勝を紹介する「帯広百年記念館」「おびひろ動物園」「道立帯広美術館」、数百の植物が自生する「野草園」などがあり、市民の憩いの場所。
池田町ワイン城:十勝平野を見下ろす高台に立つ『池田町ワイン城』は、ワイン製造工場の見学やワインの試飲ができる。レストランでは、ワインとローストビーフ、ステーキなどを楽しむことができる。敷地内にある「ドリカムギャラリー」には、池田町出身の吉田美和さんのステージ衣裳や限定オリジナルグッズなどがあり、ファン必見。
Tel:0155-72-2467。
柳月スイートピアガーデン:北海道の開拓を象徴するお菓子「三方六」で有名な「柳月」の工場。ショップとカフェテラスがあり、工場見学をすることももできる。店舗限定の「ホワイトサークル」(135円)はシンプルなチーズタルトで、ボリュームたっぷりの「バナナでシュー」もおすすめ。無料で楽しめるコーヒーと一緒に、ぜひ味わってみたい。
Tel:0155-32-3366。
ばんえい競馬:ばんえい競馬は、サラブレッドの倍近い1トン大型馬に、最大1トンの荷重をつけた鉄ソリを曳かせて競う世界で唯一のレース。200mの直線コースの2つの障害を乗り越えながら走る勇壮な姿は、地元客をはじめ観光客にも人気。隣にある「馬の資料館」には、十勝の開拓に重要な働きをした農耕馬を中心に、馬具や農耕の道具など、馬文化の展示が興味深い。
十勝川温泉とネイチャーセンター:十勝川温泉は世界的に珍しい植物性モール温泉として有名。北海道遺産に選定され、肌がつるつるになる美人の湯として知られる。また、『ネイチャーセンター』では、十勝平野の大パノラマを望む熱気球のフライトツアーが楽しめる。カヌーや川下りのツアーもあるので、詳しくはお問い合わせを…。
Tel:0155-32-6116。
(株)エアトランセ
Tel:0120-87-3180
【おすすめ土産品】スイートポテト
サツマイモの風味を活かしたやさしい味と、カスタードが絶妙の出会いのスイートポテト…。「クランベリー本店」
Tel:0155-22-6656
【名物料理】はげ天本店の豚丼
帯広といえば豚丼。網焼きしたやわらかい豚肉にあっさりタレがごはんにからまって、さすが伝統の味。地方発送有。
Tel:0155-23-4478
函館空港から各空港までの所要時間
飛行機の運行状況、航空運賃につきましては直接、各航空会社までお問い合わせ下さい。
釧路
約1時間15分
女満別
約1時間15分
旭川
約1時間
帯広
約1時間5分