函館懐かしの老舗飲食店
2018-03-16 vol.632
函館懐かしの老舗飲食店、友と恋人と語り合ったあの店…
将来の夢を思い描いていた青春時代、休日やアフターファイブに友達と食事をしながら語り合った思い出があるはずです。今回は、函館で長い間営業を続けている飲食店にスポットを当ててみました。掲載店舗の中にきっと、読者の皆様にとって懐かしい思い出が眠っている場所があるのではないでしょうか?
懐かしくて、落ち着ける空間
コーヒールームきくち
モカソフトで有名な『コーヒールームきくち』は、現在の店舗に移転してから35年。赤のソファ席や壁のステンドグラス、照明など昭和の喫茶店の面影を残す店内は、懐かしく落ち着ける空間。食事メニューは、喫茶店の定番モーニング(650円)、ご飯類、パン類、定食、麺類と豊富。中でも「焼サンド」(600円)は、ハム&玉葱、チーズ&ピーマンの組み合わせが、オープン当初から好評。風味豊かな「ブレンドコーヒー」(430円)と一緒にどうぞ。
昨年登場したソフトクリーム付きの「抹茶フォンダンショコラ」(660円)もお見逃しなく。
9:00〜21:00(4月〜21:30まで)。
無休。P有。
●湯川町3-13-19
Tel:59-3495
ゆったりとくつろげる1軒
コーヒーショップ トレール
重厚感のあるレンガ造りの店内は55年前のオープン当時のまま…。ゆったりとくつろげる場所を提供するのは、『コーヒーショップ トレール』。メニューと料金、そしてマスターの温かい人柄も変わることなく、程良い酸味と香り高いコーヒーにも癒されます。料理も魅力のひとつで、根強い人気の「ナポリタン」(単品650円、セット900円)は、太めの麺にベーコンやフレッシュトマトなどの野菜と唐辛子のピリ辛がいいアクセント。「モーニングセット」(600円)と「ランチセット」(800円)は、何時でも注文可。ほっとするひと時を味わいに、足を運んでみてはいかが…。
9:00〜21:00。
日曜休。P有。
●本町4-10
Tel:55-6746
忘れられないハンバーグがそこにある…
パーラー フタバヤ
昭和55年に美原にオープンした長崎屋(現・MEGAドン・キホーテ函館店)2階にオープン当初から出店している『パーラーフタバヤ』。1番人気の「ハンバーグ」(スープ付き864円)は、松風町に店舗があった頃から人気の、函館っ子にとって懐かしの味。店舗前のガラスケースや看板を見るたびに、鉄板の上でジューっと音をたてる甘めのソースの味を思い浮かべるファンも多いはず。ハンバーグと同じく懐かしの「名古屋うどん」(スープ付き734円)も変わらず好評。
さらに、月替わりの月間サービスメニュー2種類もあり、こちらも人気を集めています。
10:00〜20:30(LO/20:00)。
無休。
●美原1-7-1
Tel:45-1978
函館っ子の青春の1ページ
スパゲティハウス パスタリア
オープンキッチンというスタイルに馴染みがなかった頃、本町にオープンした『スパゲティハウス パスタリア』の店内に足を運んだ時に、とてもお洒落だと思った。また、スパゲティーといえばナポリタンかミートソースくらいしか知らなかった時代に、実に様々な具材と様々なソースのスパゲティーを教えてくれたのもこの店だ。昭和57年の創業以来、通い続ける熱心なファンや、子供時代に親に連れられてきた人が大人になってから懐かしさで訪れるなど、函館っ子にとっての青春の味がこの店にある。人気は「タラコとウニとシメジ(=写真下、1296円)。
11:30〜21:00。
水曜・第2火曜休。P有。
●本町7-20
Tel:56-2260
変わらぬ人気のシスコライス
カルフォルニア・ベイビー
函館っ子から「カリベビ」の愛称で親しまれている『カルフォルニア・ベイビー』。「車の免許を取ったらまず訪れたいお店」などと憧れていた人も多いのでは…。
人気メニューは昔から変わらず、「シスコライス」(=写真下、770円)。バターライスの上に大きなソーセージがのっており、さらにその上にたっぷりとミートソースがかかっているダイナミックなシスコライスや、アメリカンテイストの内装を見て懐かしさを感じたあなたは函館っ子ですね。ぜひ友人を誘って一緒に青春時代にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。
営業時間は、11:00~22:00。
木曜休。P無。
●末広町23-15
Tel:22-0643
家族で訪れた思い出を今も
レストキャビン キャプテン
昭和44年創業の『レストキャビン キャプテン』。
船舶の窓などを利用した船上レストランのような店内に心躍らせた人も多いのでは…。
子供の頃、祖父母に連れてきてもらっていた人が孫を連れて訪れることも多いそう。
人気メニューはとろけたチーズと特製のデミグラスソースがたまらない「チーズハンバーグ」(=写真下、972円)。+210円でライスセットにすることができます。
営業時間は、11:30~LO13:45、16:00~LO20:15。
月曜日は13:30まで(LO、月曜日が祝日の場合は通常営業、翌火曜日に適用)。不定休。P有。
●末広町7-18
Tel:22-8657
愛される実力店の魅力満載のメニュー
洋食のごくらく亭
産業道路から少し入った東山墓沿線沿いの『ごくらく亭』は、開店から41年目の洋食店。オススメは「コンビネーションBセット」(ワインorカップスープ・ドリンク付1700円)。ジューシーなハンバーグは自家製デミソースとよく絡み、揚げたてのカニクリームコロッケはとろけるクリームもさることながら、ラードの香りをまとった本格派。さらに出色なのが生姜焼きです。一見普通ですが、上品な味わいと生姜焼きらしいボリュームが同居する、店の実力を垣間見ることのできる一品。愛される洋食店の魅力をぜひ1度。
営業時間は11:30~14:30、17:00~21:30。
木曜・第3金曜休。P有。
●中道2-49-21
Tel:51-9061
風格備える老舗店
お好み焼 赤坂
昭和46年創業の老舗店『お好み焼 赤坂』の風格ある店内は、ちょっとした接待にもピッタリな雰囲気。目の前の鉄板で手際よく焼かれる本格派のお好み焼きは、昔から長く通う客に愛され続けています。オーソドックスな「ミックス焼き」(918円)のほか、昭和63年に行われた青函トンネル開通記念博覧会を記念して作られたメニュー「シーフードポテト焼」(1080円)など、人気メニューは豊富。函館を離れて暮らす人からの要望に応え、冷凍での発送も行っています。混み合う場合が多いので、事前の予約をおすすめします。
営業時間は17:00~LO23:30。
第3月曜休。P有。
●千代台町2-16
Tel:51-1212
風車をモチーフにした外観が目印
赤い風車
本町・丸井今井函館店の裏手に建つ風車をモチーフにした外観が特徴的な『赤い風車』は、ハンバーグやソテー、パスタ、グラタン、ピラフなどの洋食メニューが充実した、「あかふう」の呼び名でもおなじみのカジュアルレストラン。「チキンソテー」(=写真下、スープ付927円)は、昭和52年のオープン当初からあるメニューの1つで、小麦粉をまぶし、焼き目を付けてからオーブンでふっくらジューシーに仕上げた鶏モモ肉に、じっくりと煮込んだコクのある自家製デミグラスソースをかけたもの。250g以上の鶏肉を使った食べ応えも十分の1品です。
11:00~翌朝6:00。
火曜休。P無。
●本町32-9 2階
Tel:54-3625
懐かしさに癒される洋食店
レストラン ヨシヤ
昭和47年に創業した『ヨシヤ』は、手作りならではの優しい料理の味わいも、布のテーブルクロスや大きなソファーが心地良く、お店の雰囲気も懐かしい心温まる洋食屋さん。驚くほど大きな海老フライは特に有名で、26cmの中エビフライと牛ヒレステーキの「特別セット」(=写真下、2980円)は、ポタージュやアイスクリームなども付いてとても豪華。記念日などの特別な日は、このセットでお祝いしようと毎年訪れる人も多くおり、これまでも、そしてこれからも、『ヨシヤ』での美味しい思い出はこの街で続いています。
11:00~LO20:30。
水曜休(祝日の場合は営業)。P有。
●弁天町5-6
Tel:22-1365