青いぽすと

函館の和スイーツ

2024-09-13 vol.787

【函館の和スイーツ】定番から新感覚メニューまでカフェ・老舗茶屋11選

和スイーツの定義としては、和と用の素材を使ったスイーツとされていますが、もっと広義に捉えると和菓子も和スイーツってことですかね。気づいていないだけでいつも食べてるスイーツにもしっかり和のテイストが込められているんです。

アンティークな非日常空間で贅沢なお茶時間

カフェ マギン

築100年を超える元質屋の土蔵をリノベーションしたカフェ。1歩足を踏み入れると古道具などがディスプレイされた和モダンな空間が広がり、非日常の静謐な雰囲気を味わえる。蔵に眠っていた鉄瓶で沸かしたまろやかな湯で入れる「日本茶セット」(900円)は、丸山園監修の茶葉を使い、老舗菓子店龍栄堂の和菓子を添えて提供。抹茶、緑茶、ほうじ茶の温・冷いずれかが選べる。ほかにビジュアル抜群のパフェや、山椒を使ったショコラテリーヌなど、オリジナルのスイーツもおすすめ。

12時~LO17時。
火曜休。P有。

●函館市宝来町33-2
【Instagram】@magin_cafe

和洋アンティークの空間でゆったり

茶房 ひし伊

「白玉抹茶クリームあんみつ」(850円)は、オープン当初からの人気メニュー。できる限り手作りすることにこだわっており、甘さ控えめに仕上げたあんこ、注文を受けてから茹でる白玉、プリプリ食感が楽しい寒天、上品な甘さの黒蜜は全て自家製。抹茶付き(1,100円)またはコーヒー付き(1,300円)のセットにもできます。店内は1階がカウンター席とテーブル席、2階はお座敷席になっていて、好みの席でゆったりくろつげます。肌寒さを感じる日が増える秋、温かい飲み物と一緒にほっと一息。

11時~LO16時30分。
水曜休。P有。

●函館市宝来町9-4
Tel:0138-27-3300

和の空間で和素材を使ったパフェを

月夜のうさぎ

落ち着いた和の空間で体に優しい料理を提供する同店は、和素材を使ったスイーツも好評。3種類ある「うさぎパフェ」(650円)の中でも、濃厚なごまアイス、もちもちの白玉ごまだんご、道産小豆使って甘さ控えめに仕上げた粒あんが入った「ごまパフェ」は、店内の雰囲気にも合う1品。パンナコッタやラングドシャクッキーなども入っていて、和洋のコラボも楽しめます。「抹茶パフェ」もおすすめ。「パフェ&ドリンクセット」(950円)は、食事の利用で750円。

11時~LO19時30分。
日曜、第1・3月曜休。P有。

●函館市戸倉町34-5
Tel:0138-68-1557

トロっ、モチっ、つるんの食感が楽しいわらび餅

甘味処鎌倉 函館赤レンガ倉庫店

金森洋物館の中にある甘味処。本わらび粉を独自の配合で加えた、モチモチとろーり食感のわらび餅が味わえる。「わらびもち バニラトッピング」(420円)は、つるんとしたのど越しの良いわらび餅に、香り高いきなこをたっぷり。水飴などを使わず沖縄産の黒糖で仕上げたコクのある黒蜜は、北海道産乳原料使用のバニラアイスとの相性も抜群。砕いたわらび餅がたっぷり入った「わらびもちドリンク」の一番人気は、「浅川園のお抹茶」(620円~)。ほのかな苦みで後味もサッパリ。

9時30分~19時。
無休。提携P有。

●函館市末広町13-9 金森洋物館内
Tel:0138-85-8578

ゆっくりと和菓子を味わうひと時

千秋庵総本家 宝来町本店

日本家屋の佇まいにレンガ造りのイートインスペースを併設し、今年5月にリニューアル。イートインメニューの「上生菓子+宇治抹茶セット」(680円)は、職人が1つひとつ時間をかけて作る上生菓子の味わいと美しさを堪能できるセット。上生菓子は月替わりなので、その時期ならではの雰囲気を楽しめるのも魅力。自家製の粒あんと、函館牛乳を合わせたドリンク「あんミルク」(450円)や、「あんと黒糖とラム酒の羊羹」&飲み物のセット(600円~)も人気。

9時30分~18時(イートイン10時〜LO17時)。
水曜休。P有。

●函館市宝来町9-9
Tel:0138-23-5131

レトロモダンに浸れる甘味処

旧茶屋亭

明治期の伝統的建造物を利用した店内で、おしるこやくずきりなどの甘味が味わえる。数量限定の「フルーツあんみつセット」(1,650円)は、旬の果実のほかバナナ、キウイ、オレンジなど、たっぷり入ったフルーツの酸味と、あんこの甘さが絶妙にマッチング。寒天、白玉、ぎゅうひをあしらい、食べ応えも満点。好みの茶器で点ててくれる抹茶と、一口サイズのシャーベットが付く。ほかにも、きんとんやきんつば、手作り焼きプリンなど選べるお菓子と、日本茶やコーヒーなどの飲み物がセットになったメニューも。

11時30分~17時。
火・木曜休。P有。

●函館市末広町14-29
Tel:0138-22-4418

ごま白玉だんごのぜんざい

Cafe&bar月夜の…

落ち着いた雰囲気の店内や開放的なテラス席で、ランチセットやスイーツなどを味わえる店。絹ごし豆腐、白玉粉、黒ごまで作ったごま白玉だんごが入った「ぜんざい」(お茶、漬物付き800円)は、道産小豆の味わいが引き立つ控えめな甘さで、シンプルながら満足感があり、ほっとする味。口直しの漬物は、梅干しなど3種類。ぜんざいと同じあんこと白玉を使った「抹茶パフェ」(850円、ミニパフェ600円)も人気。11時~LO15時(スイーツ&ドリンクLO15時30分)。

金・土曜19時~24時。
月曜休。P有。

●函館市湯川町3-2-12
Tel:0138-83-2748

ごまと豆乳の冷たいおしるこ

cafe CHI’s

金森赤レンガ倉庫が建ち並ぶベイエリアにある同店は、季節に合わせたスイーツも好評。「白ごまの冷製白玉しるこ」(780円)は、香港のスイーツをヒントに、和の食材を使って日本人の口に合うようにアレンジしたオリジナルメニュー。白ごまの甘みと香ばしさが口いっぱいに広がる豆乳ベースのしるこの中は、プルプル食感の黒糖寒天ともちもちの白玉。トッピングの蜜煮した黒豆のホクホクとした食感も楽しい。雪が降るまでの期間限定メニュー。

15時30分~最終入店22時。
日曜休(月曜が祝日の場合は営業し、月曜休)。P無。

●函館市末広町13-20 2階
Tel:0138-22-8479

元町・日和坂の和カフェでほっこり

函館さくら家

旧「花かんろ」を引き継いで昨年11月にオープン。函館・道南の郷土料理「くじら汁」や甘納豆の赤飯が味わえると、観光客からも注目を集めている。おすすめは「クリームぜんざい」(850円)。抹茶や桜を練りこんだカラフルな白玉は、水を使わず絹ごし豆腐のみで練り、ふんわりもっちりの優しい食感に仕上げている。絶妙に塩味が効いた自家製あんは、生クリームとも好相性。単品でも煎茶、ほうじ茶、玄米茶のいずれかが付いてくるが、写真のように抹茶とのセット(1,350円)にするとさらに美味。

10時~17時。木曜休(祝日は営業)。
P無。

●函館市元町14-6
Tel:0138-22-9213

ふわもち食感の茹でたて白玉はいかが

きんぎょ茶屋

築100年以上の古民家を利用した和風カフェ。店内には昭和レトロ感のあるアンティークや金魚モチーフの小物などがずらり。「花房(はなふさ)セット」(880円)は、温かいほうじ茶に、白玉だんご、わらび餅、アイスが付くスイーツセット。注文を受けてから茹でる大きめの白玉は、あったかふわふわ。たっぷり敷いてあるきなこをたくさんまぶしてから、黒蜜をかけて召し上がれ。抹茶味ときなこ味のわらび餅も、もちもちで美味。11時~14時30分はランチメニューあり。

10時~LO16時20分、冬期(11月〜)はLO16時。
水・木曜休。P有。

●函館市末広町20-18
Tel:0138-24-5500

風味際立つ抹茶ソフトが主役!

パーラー花車

バラエティに富んだメニューがそろう花園温泉併設の食事処。パフェメニューが豊富なことでも知られており、そのラインアップは定番から季節メニューまで常時25種類以上! 「京娘」(1,000円)は、昔ながらの大きめなパフェグラスに香り高い抹茶ソフト、ぷるるんとした食感の自家製コーヒーゼリー、軽やかな口当たりのマスカルポーネホイップなどを盛り付けた「古典と現代の融合」がテーマのパフェ。日・祝の12時〜14時と平日は、800円以上の食事注文でコーヒーをサービス。

15時~LO20時30分(日曜、祝日は12時~)。
月曜休。P有。

●函館市花園町40-34
Tel:0138-55-8607

和を感じるスイーツ 青いぽすと Vol.787