伝統製法、木樽仕込みいか塩辛
小田島水産食品株式会社
大正3年創業の老舗『小田島水産食品株式会社』の「木樽仕込みいか塩辛」が注目されている。同社の塩辛作りは戦後まもなくの昭和20年代からはじまった。杉の木樽で1週間熟成する伝統的な製法を変わらず継続することは3代目・小田島隆社長のこだわりで、社長の「塩辛を作っているのは我々とこの木樽なんです」との言葉は、この塩辛のキャッチフレーズにもなっている。熟成感があり、まろやかな味わいは白いご飯や日本酒にぴったり。全国のメディアからの取材でも高い評価を得ている。市内のデパート、スーパーで取り扱っている。180g入り525円、360g入り1050円。贈答用には、「化粧杉樽入り」(400g、2100円)もオススメ。
●弁天町20-7
Tel:22-4312
オリジナル菓子、松のみどり
割烹旅館若松
大正11年創業の『割烹旅館若松』で販売している「松のみどり」は、フランスのダックワーズで生まれた伝統菓子に香り高い抹茶クリームをはさんだ若松オリジナルのお菓子。アーモンドの粉と卵白でサックリ焼き上げた生地に口どけの良い発酵バターを使った抹茶クリームの上品でやさしい甘さは、日本茶やコーヒー、紅茶によく合います。発売当初は観光客のお土産用に販売されていましたが、徐々に地元の評判が広がった点にも納得の味。また、高級感のある箱も「松のみどり」の魅力のひとつ。自宅用はもちろん、お土産や引き出物にもいいですね。価格は4個入り945円、8個入り1890円。なお、売り切れとなる場合もありますので、予約すると確実です。
●湯川1-2-27
Tel:59-2171
全国的な知名度の塩たらこ
株式会社イチヤママル長谷川水産
八雲町落部地区の『株式会社イチヤママル長谷川水産』では、目の前に広がる豊富な資源量を持つ噴火湾で獲れる新鮮な魚介類を使った加工品を隣接する直売所で販売している。商品は鮭、イクラ、ホタテ、たらこを中心にラインナップされており、今回紹介するたらこは噴火湾で水揚げされる新鮮なスケトウダラから取り出した卵を一腹一腹ていねいに塩漬けし、旨味を凝縮した「塩たらこ」(500g、2600円)は贈答用などで全国的な知名度を誇る道南の逸品として知られている。程よい塩加減で粒がしっかりしていてプリッとした食感で人気。アツアツご飯に乗せたり、半分火を通して酒の肴にしたりと様々な楽しみ方で食卓を彩る1品だ。
有限会社ミノリ商事
●八雲町落部574
Tel:0137-67-3000
自然とともに熟成されるチーズ
山田農場チーズ工房
七飯町の『山田農場』では、山羊や牛からもらった乳を手絞りして、毎日チーズを作ります。春の新芽のチーズ、夏草の香り漂うチーズ、秋の実りのチーズと季節によって変わるチーズの味は手作りならではのもの。セミハードタイプが中心で、スライスしてパンやワインと一緒にどうぞ。「牛のフレッシュタイプ」は1個100g、450円。「牛のセミハードタイプ」は100g、480円。この時期は牛のチーズが中心で、春になると「山羊のチーズ」も登場します。チーズはこの農場のほかに、函館市内の「パン屋」(宝来町22-12、Tel:22-8513)でも販売しています。
山田農場の営業時間は午前10時~午後4時。定休日など詳細については電話でお問い合わせください。
●七飯町上軍川900-1
Tel:67-2133
雑味がなくまろやかな熊石海洋深層水の塩
熊石海洋深層水株式会社
八雲町熊石地区沖の深層水は「日本海固有水」と呼ばれている。この海水は周囲を狭い海峡に囲まれた日本海を循環しており、他の海水と混ざらないので水温が安定し溶存酸素が多く含まれる。『熊石海洋深層水株式会社』ではその深層水を熊石沖343mから取水し、沸騰寸前の85度をキープしながら煮詰めて塩を抽出。シンプルな方法だが、常に攪拌(かくはん)しながら沸騰寸前の温度を維持しなければならず、作業は目の届く範囲で確実に行われる。そうやって造られる「熊石海洋深層水の塩」(各500円)は雑味がなくまろやかな仕上がり。塩のみで味を整えるような料理に向いており、手軽にワンランク上の味を楽しめる。
熊石海洋深層水株式会社
●八雲町熊石平町114-1
Tel:01398-2-3131
大粒大豆「たまふくら」の納豆
株式会社だるま食品本舗
平成19年に誕生した新品種で、函館近郊で栽培されている日本最大級の極大粒大豆「たまふくら」。『株式会社だるま食品本舗』の「函館たまふくら納豆」(45g×2、180円)は、素材そのものの評価が高く、甘みがあって食感にも優れたその大豆を使った納豆。東京の北海道物産展や、札幌にある道産品のアンテナショップなどでも人気を博している逸品です。大粒のため食べ応えがある点も魅力。函館市内、および近郊の一部スーパーで取り扱っています(価格は店舗によって異なる場合があります)。今金町産の大豆を使った「鶴の子大豆納豆」や、乙部町産大豆の「大莢白乙女大豆納豆」、小粒で食べやすい「北海道産極小粒納豆」もおすすめ。
●西桔梗町589-216
Tel:49-3569
根強い人気の「さしみしょうゆ」
道南食糧工業株式会社
昭和17年創業の『道南食糧工業株式会社』は函館唯一の醤油・味噌の醸造元。創業以来培ってきた技術と味付けは市内有名食品加工会社の業務用として、あるいは本社直売による家庭用として長年利用されている。特に、40年以上製造されている「さしみしょうゆ」(500㎖241円、1・8ℓ630円ほか)は、甘めの味が刺身とマッチすると評判の、根強いファンの多い逸品。また、南かやべ漁業協同組合が販売元の「真昆布だし醤油」の製造元であり、こちらも本社で直売。本社ではほかに、糀(1㎏525円)も売られており、利用者が多いという。
営業時間は午前8時30分〜午後5時(土曜日は午後3時まで)。毎週日曜日、毎月第2土曜日、祝日定休。
●栄町2-7
Tel:22-2721
ハワイコナEXファンシー
珈琲焙煎工房 函館美鈴大門店
来年、創業80周年を迎える『珈琲焙煎工房 函館美鈴大門店』の焙煎したてのコーヒーは、味も香りも格別。熱風焙煎により深焼き・浅焼と、好みに合わせて調整してもらえる点も魅力。数あるコーヒーの中で今回オススメするのは、標高4205mのマウナ・ケア山コナ地方のみで生産される「ハワイコナEXファンシー」(100g1260円〜)。トロピカルな芳香の中に特徴的な酸味のある世界最高級のこのコーヒーは、日本人が経営している山岸農園から直輸入されている貴重な逸品。ハワイコナ・ティスティング協会で入賞した優秀な農園で作られているコーヒーの味をどうぞ。
営業時間は午前10時〜午後7時(焙煎受付は午後6時まで)。
●松風町7-1
Tel:23-7676
定番人気のざる豆腐
勝田豆腐店
昔ながらの手作り豆腐を提供している七飯町の『勝田豆腐店』。いちおしは、適度に水分が抜けて程よく身が締まっているのが特徴の「ざる豆腐」(650g、452円)。そのまま味わうのはもちろん、味が入りやすくなっているのでお鍋に入れてもおいしくいただけます。同店では豆腐のほか湯葉や揚げなどもそろえており、自慢の寄せ豆腐を使った「揚げ出し豆腐」(2個入り、504円)や、ひまわり油を使った「大揚げ」(1枚252円)なども人気です。大揚げはフライパンでそのまま焼いて食べるのがおすすめ! 月曜日には青大豆、金曜日には黒大豆の寄せ豆腐(各250g、210円)も有。
営業時間は午前7時〜午後6時。毎週日曜日定休。駐車場有。
●七飯町大川7-4-12
Tel:65-6422
口の中に広がる美味しい旋律…
ペシェ・ミニヨン
『ペシェ・ミニヨン』でおすすめの「キャラメル・ブール・サレ・ショコラ」は、「食べるのが惜しい」そんな表現がぴったりのショコラです。カカオ成分の異なる3種のチョコレートと、北海道産ジャージー牛乳を100%使った生キャラメルとのハーモニーが絶妙です。室温に戻していただくと生キャラメルとガナッシュが口の中で溶けあい、最後に塩の風味がすっきりした味わいを残します。冷やしていただくと、ひとつひとつのチョコの味わいが活きてきます。
シックなブラウンの箱に入ったショコラは、5個入り945円、10個入り1890円。お土産やバレンタインの贈り物にどうぞ。
営業時間は午前10時~午後7時。毎週水曜日定休。
●乃木町1-2
Tel:31-4301