元気イベントで地域活性化に貢献
函館黒船地域活性化協議会
「やればできる! 願いは叶う!〜絆〜」をテーマに今年9月、函館港・緑の島で開かれた「HAKODATE 黒船 2011」。当初は函館開港150周年イベントの一環として開かれたこのイベントも、いまや道南屈指の音楽とファッションの融合イベントとして過去最高となる約3200人の入場者を記録。参加者も若者だけに限らず、家族連れから高齢者まで、たくさんの人達で賑わうイベントになった。『函館黒船地域活性化協議会』会長の小林一輝さんは「函館市から強く後押しをしていただたことや、100人ほどのボランティアの方々が集まってくださったことなどが3年目の手応え」と話す。地元企業をはじめ、全国大手企業もその可能性に注目しバックアップするこのイベントは、地域活性化の今後につながるプロトタイプといえるのではないだろうか。同副会長の浅水耕太さんは「食の分野との融合など、来年はより充実した内容のイベントに仕上げてゆきたい」と、抱負を語る。
世界の音楽や舞踊が好評!
一般社団法人WMDF
『一般社団法人WMDF(ダブリューエムディーエフ)』の主催で開催されている「はこだて国際民俗芸術祭」。世界の芸術団体が1週間に渡って函館に滞在し、元町公園の入場無料「フリーステージ」で行われる世界の音楽や舞踊を中心に、市内各所でワークショップなどを行い交流を深めています。4回目となったこの夏は、震災の影響が心配されましたが「オープンジャパン」をスローガンに動員数は3万人を越え、11カ国114人のアーティストが観客やスタッフと共に喜びを分かち合いました。世界の雑貨や料理が楽しめる「もぐもぐフェスティバル」や「ごみごみプロジェクト」「キッズパス」といった新企画も好評でした。5周年記念&累計動員数10万人を越える来年は、一層期待が膨らむところ。このイベントを支える「市民スポンサーパス」も、来年はさらにお得な特典がありそう。
次回は2012年8月4日から10日まで。高校生以上のスタッフを募集中。
詳しいことは株式会社ヒトココチ(Tel:51-5727 http://wmdf.org)まで。
北海道新幹線開業を熱烈PR!
北斗夢学院・桜組
歌唱力が自慢の「みーちゃん」(高2)、ダンスセンス抜群の「もえたん」(高1)、笑顔が魅力的な「れいちん」(高1)、スタイル抜群の「もみみ」(高1)、みんなの妹的存在の「あっちん」(中1)。この5人の女の子が今年、道南をとびきり元気にしてくれた! 『北斗夢学院・桜組』は、 北海道新幹線開業へ向けて 北斗市の地域活性化と 観光 PR を目的に今年結成された同市公認のご当地アイドルグループ。5月の北斗陣屋桜まつりの初ステージを皮切りに、11月までに北斗市をはじめ函館、札幌、青森などでおよそ40ステージに出演した。元気いっぱいの歌声と華麗なダンスで、注目を集めている。7月には北斗市をイメージしたオリジナル曲「北斗へ GO!」も完成。2015年の北海道新幹線開業へ向けて、来年の活躍が期待されている。なんといってもまだまだ伸び盛りの5人なだけに、1人ひとりの成長に注目したいところ。道南の素敵な未来は彼女達のステージとともに…。
出演依頼などは『スタイルシックス』Tel:45-2404まで。
函館の春と秋を彩る食のイベント
バル街実行委員会
バル街が函館の春と秋を彩るようになって8年、すでに16回を数えました。スペイン風前菜・ピンチョスとドリンクを楽しみながら、人と人とが触れ合い、語り合い、一晩だけの街が生まれます。バル街は、国内からシェフや料理評論家を集めて「スペイン料理フォーラム」の開催を企画した8年前、西部地区にスペインのバル街を作ろうと企画したのが始まりです。今では函館を習って全国に40箇所を超える「バル街」が誕生しています。春・秋のバル街と、外国や国内各地からのゲストを迎える「世界料理学会」は食の街・函館としての顔になっています。「とにかく楽しんでほしいです。恒例の〝ふるまい〟でパンと生ハム、チーズ、ワインを提供しますが、〝今年も来たよ! と声をかけていただくのが嬉しいですね」と話すのは、『バル街実行委員会』の木村幹雄さん。
来年の春は、4月22日にバル街、23、24日に「世界料理学会 in HAKODATE」を開催します。
詳細はTel:56-1570(同実行委員会・レストランバスク)まで。
朝市で地域を元気に!
はこだてもりあげ隊
市内美原にある「パチンコ富士」。その駐車場で毎年、春から秋にかけての毎週日曜日に開催されている朝市を主催しているのが『はこだてもりあげ隊』。地域経済の活性化を目的に、「パチンコ富士」が1996年頃から地元・函館の商品を景品として取り扱い始め、函館に活気を取り戻そうというその取り組みに、地元企業や生産者が共感。提携企業、生産者などが増えてゆく中で異業種交流の団体として発足しました。現在では学生、主婦といったメンバーも参加し、お互いができることをそれぞれの立場で頑張っているそうです。朝市は例年5月頃から10月いっぱいくらいまでの毎週日曜日の午前9時〜午前10時に実施。わずか1時間ほどの開催ながら毎回多くの人が訪れ、買い物や出店者との交流などを楽しんでいます。出店は野菜や菓子、調味料などの食品、雑貨など多彩。中でも新鮮な地元野菜が人気だそうです。
2012年も春から開催予定。場所はパチンコ富士(美原1-13-15)駐車場。
一般家庭で国際交流
財団法人 北海道国際交流センター
1979年、七飯町で早稲田大学の留学生16人を一般の家庭にホームステイで受け入れたのが、その始まりでした。2010年度は336人の留学生を受け入れました。ホームステイを通して日本の文化や日常を広く知ってもらい、受け入れる側も海外の文化に触れることを目的としたものでした。今年で33回目を迎えた『財団法人 北海道国際交流センター』の「国際交流夏のつどい」は、外国人留学生に日本の文化や日常生活を知ってもらうための企画です。今年で26回目を迎えた「日本語・日本文化講座夏季セミナー」は、海外から大学生などが、函館市とその近郊で2ヶ月間、ホームステイしながら日本語をより深く学ぶ企画です。また、来年2月9〜12日の4日間の短期のホームステイ先の家庭を募集しています。日本語を勉強中の留学生なので日本語をある程度を話せるので安心です。一般家庭で体験する国際交流は、楽しい思い出と世界に広がる興味を育てる貴重な機会です。
●元町14-1
Tel:22-0770
同じ空間で映画を観て感動を共有
北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会
障がいを持つ人も持たない人も、同じ空間で映画を観て感動を共有し、楽しむことができる環境を用意した『北海道ユニバーサル上映映画祭』。今年で6回目を迎え、来年は7回目を開催する予定です。七飯町、北斗市、函館市の3地域で開催し、これまで6000人を超える人達に映画やイベントを楽しんでもらいました。各映画に、日本語字幕、ミュージックサイン、磁気ループ、音声ガイド、手話通訳、要約筆記、車椅子席、託児所などを用意しています、また、様々なジャンルの映画の上映、中学・高校生によるユニバーサル体験、小学生による「ユニバーサルをさがしてみよう」などユニークなワークショップもあります。「とにかく映画を大画面でみんなで楽しんでほしいですね。この映画祭に参加し、小さな子供から大人まで、障がいのある人も一緒にお祭りを作り上げていく楽しさを知った人も多いですね」と話すのは、同実行委員会事務局の橋本和幸さん。
詳細は函館保健企画内・橋本Tel:31-0010まで。
はこだて国際科学祭を開催
サイエンス・サポート函館
「科学を文化に」をスローガンに、2009年8月にスタートした科学イベント「はこだて国際科学祭」。その主催団体が『サイエンス・サポート函館』。イベントの会期は毎年、8月の最終日曜日までの9日間。五稜郭タワーアトリウムや中央図書館、函館市民会館など、市内各会場で、子供から年配者まで誰もが気軽に科学に親しめるさまざまな催しが行われます。3回目の開催となった2011年は「はこだて・健康・みらい」をテーマに、メイン展覧会「絵本カーニバルin科学祭」をはじめ、トークイベント「サイエンスカフェ」、親子で参加できる体験教室「キッチンサイエンス」、お酒と音楽と科学を楽しむ「サイエンスライブ」などを実施。延べ12000人がイベントを楽しみました。2012年の予定テーマは「海・環境・函館」。6月中旬頃には各プログラムが発表される予定です。
問い合わせは『サイエンス・サポート函館』
Tel:34-6527(公立はこだて未来大学内)。
http://www.sciencefestival.jp/