青いぽすと

函館の炒飯が美味しい店

2015-10-30 vol.575

チャーハンが美味しい函館の店10!定番・変わり種炒飯まとめ

中華料理店では定番メニューとして知られ、ご家庭では気軽に作れる食べ物として親しまれるチャーハン。こんなにポピュラーな料理だからこそ、それぞれの飲食店では料理人さんの創意工夫が伝わる個性的な1皿と出会う楽しみがあるのではないでしょうか?  今回は函館市内の飲食店の中から、個性的で魅力的なチャーハンに注目してみました。食欲の秋のこの機会に、魅力たっぷりの1皿と出会ってみませんか?

代わりなんてどこにもない。ここだけの炒飯

中国料理 中和廊

山の手2丁目・産業道路のダイソーがある交差点を山側に上ると見えるのが、この場所で35年営業する街の中華料理店『中和廊』です。
なんと言っても不動のオススメは「ムースールー炒飯」(スープ付、840円)。この店は、コレを食べなきゃ始まりません。
ムースールー(木須肉)とは、きくらげと豚肉の卵炒めという意味。中華の一品料理ですが、コレを炒飯と合わせるっていうのが、この店だけのオリジナルなんです。味は醤油ベースで、使う調味料も一般家庭にあるものばかり。ですが、独特のクセになる旨味が出ちゃうんですよ、コレが。とにかく1度は食べてもらいたい街の中華の看板メニュー。

営業時間は午前11時~午後8時。不定休。

●山の手3-21-1
Tel:53-2096

ご飯一粒一粒に感じるカニの風味

函館国際ホテル・アゼリア

洗練された中華料理が評判の函館国際ホテル1階『アゼリア』には5種類の炒飯があり、いずれも好評。特に人気の「蟹炒飯」(1400円、ハーフ1050円)は、ズワイガニの2種類の部位と、ご飯は富山県のコシヒカリを使った逸品。「炒飯は、火加減と、ご飯と卵を混ぜ込むスピードが決め手」という木村史能総料理長こだわりの1皿は、パラパラしたご飯一粒一粒にズワイガニの風味がしっかり付けられ、ほどよく調和した卵が絶妙なアクセントになった職人業の炒飯といえる。女性客を中心に地元のリピーターが多いお店だが、そうした人達からも人気の炒飯を食欲の秋にぜひ、味わってみてはいかがでしょう。

営業時間は午前11時30分〜午後3時(LO/午後2時30分)、午後5時〜午後9時(LO/午後8時30分)。無休。

●大手町5-10
Tel:23-8755

エビの唐揚げがアクセント

中国料理 皇林

花園町にある『中国料理 皇林』は、本格中華料理を手軽に味わえる店。
豊富なメニューの中から、チャーハンのおすすめは「エビ唐チャーハン」(860円)。エビの唐揚げを甘辛いタレにからめ、五目チャーハンの上にのせたこの1品、塩ダレが隠し味の五目チャーハンと甘辛いタレのハーモニーが絶妙です。中華料理ひと筋37年の調理長が作るオリジナルチャーハンを、ぜひ1度ご賞味ください。ラーメンまたは焼きそばの料金に+250円で味わえるセットメニュー限定の鮭チャーハン(ハーフサイズ)も、お見逃しなく!
また、座敷もありますので、お子さん連れでも、お気軽にご利用ください。

営業時間は午前11時〜午後9時半(LO/午後9時)。毎週木曜日定休。駐車場有。

●花園町3-17
Tel:56-7055

老舗ラーメン店の「ミラノ風チャーハン」

キッチン中華・麺・あじたか

昭和20年代に屋台からスタートした先代の塩ラーメンの味を受け継ぐ、五稜郭町の老舗『キッチン中華・麺・あじたか』。この店で「塩ラーメン」(610円)に負けず劣らずの人気を集めているのが、「ミラノ風チャーハン」(920円)。「シンプルな料理だからこそ、手間がかかる」と店主さんが話すチャーハンは見事な味で、これにエビがトッピングされ、ピリ辛のソースがかかった独創的な1皿。これしか食べないという常連さんも少なくないそうで、ぜひ1度味わっていただきたい逸品だ。老舗のラーメン店ながら、イタリアン感覚のメニューも用意しているこの店では、昨年12月にペスカトーレのような感覚のラーメン「モナリザの微笑み」(1080円)も登場し、話題となっている。

営業時間は午前11時〜午後8時。不定休。駐車場有。

●五稜郭町36-7
Tel:51-7515

燻塩が演出する「黒炒飯」、2つの味

麺つるつる亭

イトーヨーカドーの向かいを少し入った住宅街にある『麺つるつる亭』は、素材の特徴を活かした繊細な味のラーメンで幅広い支持を集める人気店です。
おすすめは「マー油炒飯」(830円)。シンプルなチャーハンに、ニンニクの旨味と香りをじっくり引き出したマー油を絡め、しっとり仕上げる一品。そのまま食べるとまろやかで優しい風味ですが、付いてくるフランスの塩を燻製にした、オリジナル燻塩を少しかけるとニンニク風味のマー油の旨味、しっかり炒めたチャーハンの香ばしさ、キリッとした塩という、それぞれの味が引き立ちます。

営業時間は午前11時30分~午後2時30分、午後5時30分~午後7時45分(土・日曜日は通し営業)。毎週木曜日定休。

●美原2-5-6
Tel:47-5455

選べるあんかけ12種類!

チャイナダイニング鳳凰

あんかけチャーハン好きにぜひ味わってもらいたいのが『チャイナダイニング鳳凰』のランチタイム限定メニュー「おすすめあんかけ料理」(スープ付、820~980円)。五目や麻婆豆腐、蟹とレタスなど12種類のあんの中から自由に選び、チャーハンのほか、焼きそばなど好きなものにあんかけできます。人気は「プリプリ海老ワンタン黒胡椒あんかけ」(=写真上、980円)。海老の食感がたまらない手作りワンタンはこの店の看板メニュー。ワンタンを使ったあんというのも、ほかでは味わえない一品です。ラードのコク深いチャーハンと多彩なあんの組み合わせをお楽しみください。

営業時間は午前11時30分~午後3時(LO/午後2時30分)、午後5時~午後10時30分(LO/午後9時30分)。毎週水曜日定休。

●桔梗町418-110
Tel:84-6004

サラサラと食べられる炒飯

中国料理 廣河

本格的な中国料理と定評がある『中国料理 廣河』のイチオシ炒飯は「スープ炒飯」(=写真上、680円)。
こちらは、定番メニューの中でも特に人気がある「什景炒飯(五目炒飯)」にスープをかけたという逸品。最初はスープのかかっていないところを味わい、その後、スープに浸されたところを味わうと味の変化を楽しめるのでオススメです。1度に2度も美味しいだけでなく、スープのお陰で体も芯から温まるので寒さを感じ始めるこの時期は特にピッタリ。なお、このメニューは、系列店の中では同店のみのメニューとなっています。

営業時間は午前11時30分~午後3時(LO/午後2時30分)、午後5時~午後10時(LO/午後9時30分)。毎月第1・3月曜日定休。駐車場有。

●富岡町1-42-6
Tel:42-9750

ふかひれを堪能できる炒飯

海鮮中華料理 海風楼

「海鮮あんかけ焼そば」「海鮮おこげ」「海風楼風チリフォンデュ」などの人気メニューを始め、海鮮を中心とした本格中華料理が評判のラビスタ函館ベイ1階の『海風楼』では、高級食材のふかひれを使った「ふかひれあんかけチャーハン」を味わえます。
強火で一気に炒めたチャーハンの上に、熱々のあんをかけて、コリコリとした食感が楽しめる吉切鮫のふかひれを贅沢に乗せた逸品。お値段は1800円で、ランチタイムはザーサイ、スープ、デザート、コーヒーが付きます。陶板皿に盛りつけられてグツグツいいながら運ばれてくるのもポイント!

営業時間は午前11時30分~午後2時30分(LO/午後2時)、午後5時30分~午後10時(LO/午後9時)。無休。駐車場有。

●豊川町12-6
Tel:23-6225(直通)

大満足のボリューム!

中国料理 幸珍

市内昭和3丁目・産業道路沿いにある『中国料理 幸珍』は、ホテルで腕を磨いたベテランシェフが作る本格中華を、リーズナブルに、大満足のボリュームで味わえることで人気の1軒。
「麻婆炒飯」(900円)は、中華のお玉3杯分のご飯で作ったチャーハンに、豆腐を丸ごと1丁使った、山椒が効くピリ辛麻婆豆腐をかけたもの。直径28㎝の皿いっぱいに盛り付けられたこのボリューム(=写真上)で1人前です。チャーハンのメニューはこのほか、「あんかけ炒飯」(900円)や「カニレタス炒飯」(900円)、「肉絲あんかけ炒飯」(950円)などもあり、全て持ち帰りもできます。

営業時間は午前11時30分~午後2時、午後5時~午後8時。毎週火曜日定休。駐車場有。

●昭和3-30-12
Tel:46-7705

香ばしくスパイシーなひと皿

りんさん

湯川町の漁火通沿いに店舗を構える『りんさん』は昭和23年創業。長く営業しているだけあって常連さんが多く、この店に来たら必ずコレ! と決まったメニューを味わいに、通い続ける人も少なくありません。「カレーチャーハン」(スープ付、700円)も、そんな根強いファンを持つ人気メニューのひとつ。味の決め手は、始めに手間と時間をかけて焼き上げる玉ねぎ。しっかりと焼き込むことで引き出された玉ねぎの甘さが、ご飯にからんで味に奥行きを与えます。ほおばると香ばしさが鼻から抜け、ほど良いスパイシー感とふんわりパラパラに仕上がった絶妙な炒め具合に食が進みます。

営業時間は午前11時30分~午後7時30分(LO/午後7時15分、またはスープが無くなり次第閉店)。毎週金曜日定休。駐車場有。

●湯川町1-9-13
Tel:57-7756

食欲の秋 港函館 炒飯物語 青いぽすと Vol.575