ほっこりする話
2017-02-28 vol.607
ホッコリかと思ったらいつの間にかホロリときちゃういい話
ハガキという限られたスペースにびっしりと綴られた熱い思い、そしてメッセージ…。今回もまた、昨年のクリスマスプレゼント特集の際に募集した「ほのぼのエピソード」には、たくさんのお便りが編集室に届きました。殺伐とした日常生活の中のコーヒーブレイクのような、ゆったりとしたひと時をお楽しみください——。
夫婦でいること…
これからもよろしく
今年で結婚20周年。普段は亭主関白ぎみの夫。手をつないだ記憶もお付き合いしている時1度だけ。手紙をもらいずーっと大切にしていましたが、結婚し大ゲンカした時にやぶり捨ててしまいました(後々、後悔…)。私の誕生日前に、手紙なんて欲しいなぁーとつぶやく私に素知らぬ顔。当日、主人が何も言わず差し出した封筒。主人らしい文章で、「毎日お疲れ様、一緒にこれからもがんばっていこう。これから子供達も巣立ち2人の時間もできるだろうから、これからもよろしく」という言葉があり…。すごくうれしくて私の大切な宝物です。好きとかいう言葉はありませんが、主人と結婚してよかったなって心から思えます。
(ペンネーム、やっちょ)
傘がない
家に傘が1本しかなく、何度も主人から「早く買えよ」と言われていた私。ある朝、雨が降って、お互い徒歩で職場に行かなくては…。(別々の職場に)先に出勤した夫は傘を持たず…、玄関に私のために置いてってくれました。
(西桔梗町、M・A)
変換ミス…
ダンナとのLINEでの出来事。前の日に、子供の事などで言い合いになり、頭にきて次の日もおさまらずに、ダンナにLINEを送信。「父として見本にならないとダメでしょ」と送ったつもりが変換ミスで、「乳として見本にならないとダメでしょ」になってました。ダンナからの返信が、「乳としては…立派になれないよ…。うん…。乳には自信ありませんが、父として気持ち入れかえて頑張りますよ…ごめんなさい」でした。それまでイライラしてましたが、もう、爆笑して、どうでもよくなりました(笑、笑)。
(ペンネーム、spa)
登別
去年、大きな手術をして、もうどこへも行けなくなったと思っていましたが、「近場だけど」と、主人が登別まで連れて行ってくれました。
(ペンネーム、湯バーバ)
優しさを感じて…
おほめの言葉
夏から始めた初めてのパート。慣れなくて、ミスも多かったですが、やっと少しずつ落ち着いてきました。そして先日、お客様から、「いつもステキな笑顔ですネ」と、おほめの言葉をいただけました。パートは家事・育児との両立で大変ですが、おほめの言葉で、癒され、がんばろうって思えました。
(本通1丁目、H・K)
あめちゃん
ある日、温泉に行き更衣室で座ってたら1人のおばさんから「あめちゃんあげる」と言われ頂いた。休憩室で違う方に「あめちゃん、ほれ!!」と…。おばさん、あめちゃん好きね(笑)。
(赤川1丁目、N・S)
スーパーで…
私は今、お腹の大きな妊婦なのですが、先日スーパーで買物をしてレジで会計をしたところ、レジのお姉さんが私のお腹に気付き、たくさん商品の入ったカゴを、わざわざ運んでくださいました。ちょっとしたことかもしれませんが、その優しさがすごく嬉しかったです!
(七重浜8丁目、Y・M)
動物に癒されて…
天使のような犬
20年前、12月生まれと手紙を添えられ道端にいた白い子犬を娘がつれてきた。娘のかわりに私達夫婦が育てることになったが、孫もお世話をしたり、やんちゃで笑わせてくれたり、甘えん坊だったり、本当に天使のような犬でした。今は天国に行ってしまいました。娘は言います。「モモは本当に幸福な子になれた、ありがとう」。そして願います。捨てられる命がなくなることを…。
(東山2丁目、C・K)
ありがとう、ノラ君
今年の1月のこと…。外出先で車がスリップし、前部分が大破し、即、修理工場へ。修理工場の方に送られて帰宅した時、落ち込んだ顔もしないで居間に入ったはずなのに、普段は全く僕の側に来ない猫が、すぐ近づいてきて、伸びあがって体をこすってきたのです。まるで慰めているかのような、そのしぐさに心の中がほのぼのと温められるような気がしました。ありがとう、ノラ君。
(ペンネーム、ノラ君)
ほのぼのした風景…
やさしいダンナ様
数年前の冬の事。谷地頭温泉に行く途中、前を80代くらいのご夫婦が歩いていました。下はツルツルで私もころびそうでした。すると、前を歩いていたダンナ様が奥様の手をとり「すべるなよ」と言いながら歩かれていました。やさしいダンナ様だなあと思い、私もほっこりして歩きました。
(宝来町、Y・T)
ヤンキー兄ちゃん
コンビニで、いかにもこわもてのヤンキー兄ちゃんが笑顔で90歳の母と私のために入口のドアを開けてくれて待っていてくれた事!! ほんわかする〜。
(西旭岡町、M・I)
隣に座りませんか?
電車内で荷物を持って立っていたら、私の前に座っていた年配の女性が、「隣に座りませんか?」と声をかけてくれました。
(柏木町、Y・S)
気を付けて帰ってください
いつも仕事かえりに寄る近所のコンビニ。アルバイトの男の子、高校2年生との事。ひと言、ふた言、交わす会話が楽しくてつい寄ってしまいます。そして最後に必ずかけてくれる言葉、「気を付けて帰ってください」。いつも嬉しく思い、店を出ます。
(桔梗4丁目、C・K)
我が家のアイドル…
結婚しましょう
わんぱく盛りの7歳の息子ですが、結婚するならお母さんとするかな? と言ってくれます。「僕、お母さんより小さいけどいい?」と言ったので、「結婚できる年齢の頃は、お母さんより大きくなっているよ。お母さんはその頃、おばあちゃんになっているけど、いい?」と聞くと、「僕、お母さんがおばあちゃんになった時の顔、わかるよ!! 僕のおばあちゃんと同じ顔になるんでしょ。いいよ♡結婚しましょう」と言ってくれました。なんとも、たまらん!! 心に残るほのぼのエピソードでした。これからも子育て頑張れます♡
(石川町、K・K)
花の名前
娘が2〜3才の頃、保育園の通園時、歩きながらの会話です。春、パンジーを見て、「これはね、チンパンジーって言うんだよ」。秋、コスモスを指さし、「あの花はね、モスモスって言うんだよ」と得意そうに私に教えてくれた娘は現在38才。この花を見る度におかしくてなつかしくて今でもハッキリ覚えています。
(大川町、Y・N)
出世払い
小学2年生の男の孫がクリスマスプレゼントをおねだりしてきます。「綺麗でやさしいおばあちゃん、出世払いでお返しします」との事。それまで長生きできるでしょうか? 私70歳。
(柏木町、K・N)
忘れられない思い出…
こんな時もあったよなぁ…
子どもが中高生なので、小さい子が、元気にはしゃいでいる姿を見ると、こんな時もあったよなぁといつもほのぼのした気持ちになります。
(七飯町大中山、H・S)
うちのおじいちゃん、おばあちゃん
うちのおじいちゃん、おばあちゃんは仲が良く手をつないで散歩をしていました。90代のおじいちゃんと80代のおばあちゃんで函館中を歩いていました。でも2人共亡くなって12年がたちました。早いものです。
(海岸町、K・T)
別れがさみしい…
以前、沖縄に行き、モノレールに乗った時に1人のおばあちゃんと少しのおしゃべり。私達がおりる駅に着き、「どこかで会いましょう」とあいさつすると「別れがさみしい」と涙ながらに話してくれました。ほんの10分程のお話でしたが今でも忘れられません。とても心のやさしいおばあに会えて、また会いたいと時々思い出します。
(新湊町、R・K)
家族の絆…
キャッツ
28年前、「キャッツ」のチケットを買って楽しみにしていたのに「つわり」がひどくていけませんでした。去年の春、その「つわり」の原因の娘がチケットを買い、「キャッツ」に連れて行ってくれました。
(富岡2丁目、T・Y)
ランチの思い出
母が亡くなりました。94才です。毎月、私共姉妹と母の3人で国際ホテルでランチを食べるのを、母がわかるのか、顔で喜びを表してくれ楽しみにしていました。母はアルツハイマー型認知症でした。口から食べこぼしたりスープ、コーヒーなど、トロミ粉を入れなければ「せき」で飲む事も出来ません。ウェートレスの方、どなたでもみなさん、いやな顔をせず親切にしてくれ、トロミ粉をわすれた時など親身になって対応してくれました。とてもうれしかったです。
(青柳町、M・S)
長男の墓参り
夫の実家のお墓は山形県にあるのですが、この度、長男が11月に福島に1カ月程の出張があり、お参りをしてきたと電話がありました。心の中に、気にかけてくれていた事がとってもうれしく思いました。
(昭和4丁目、K・Y)
ママの笑う顔が好きだから
子どもをすごく怒ってしまいイラついていたら、パパが「子供と買物に行く」と言って連れ出してくれた。そのさりげない気遣いにキュン♡これは後でパパから聞いた話だが、お店で子供が「ママにお土産買う!」と言うので理由を聞いたら、「ママを怒らせちゃったからお土産買っていくの。だって、ママの笑う顔が好きだから」って(涙)。
(七飯町鳴川、S・T)