青いぽすと

函館の変わり湯がある温泉

2005-01-28 vol.317

変わり湯でいつもと違う刺激はどう?函館の日帰り温泉6

温かいお湯に浸かるということは、いうまでもなく血液循環をよくするという効果を得ることができます。また、発汗することにより体の中の老廃物も排出されます。さらに、お湯に入るということは体中の臓器が重力から解放されるため、ストレスが解消されリラックスした気持ちになります。それに対して、シャワーを浴びるという行為も、健康的にはさまざまなよい効果が期待でき、強い水流の熱めのシャワーの刺激は自律神経の働きをよくするとされ、朝の目覚めや何となく気分がスッキリしない時にオススメです。

函館市内の温泉

丘の上温泉富士

市内高松町にある『丘の上温泉富士』では、昨年9月から登場した「カバノアナタケ風呂」が大好評。
『カバノアナタケ風呂』は当初、日替わり湯の中のひとつでしたが、利用者から「アトピーの痒みがなくなった」「湿疹や肌のかさつきがなくなった」「肌がしっとりする」など反響が多く、いつでも入浴できるようになったのだとか。
粉末ではなくカバノアナタケそのものが入っており、さらにブラックシリカボールも入っているため温まり方に格段の差があります。ツルツルの肌を目指す人はぜひ、お試しあれ。
この温泉では、低温・高温・露天風呂と、すべての温泉にブラックシリカボールが入っている点も特徴。サウナは通常のサウナと、韓国製の釜から霧状になった韓国の漢方が吹き上がるミストサウナ(低温)があり、こちらもオススメ。また、道内最大級の岩盤風呂も魅力。そのほか、レストランや休憩室など、設備も充実しています。

温泉:大人/370円 小人/140円
幼児/70円
岩盤浴:温泉入浴料、ガウン、タオルの3種類込/1100円
平日/午前10時〜午後10時 土・日曜、祝日/午前6時〜午後10時、無休

●高松町575
Tel:36-5300

しんわの湯

今年でオープンから6年目を迎える、大野町東前の『しんわの湯』。
この施設の変わり風呂といえば何といっても、露天風呂にある「温泉歩行湯」です。
最近では「温泉歩行湯」を目的に訪れる人も多いという噂を聞き、さっそく取材に行ってきました。
「温泉歩行湯」に入ってみると、水深は1メートルくらいあり、温度もほどよく寒くないのがうれしいところ。1周およそ20メートルのコースとなっており、途中にはジェット式になっているところや、玉石の敷かれているところも…。2〜3周歩いているうちに、体がポカポカ、足腰も楽になってくるような気がします。
「健康指導で、水中歩行をするといいといわれていたのですが、プールへ行くとなると、なかなか…。ここならば、入浴を兼ねて気軽にできるので、たびたび来ています」とは利用者の女性。
運動不足の解消もできちゃう温泉で、ゆっくり過ごしてみませんか。

大人/370円
午前5時〜深夜0時
年中無休

●大野町東前85-5
Tel:77-8000

湯の川観光ホテル

『湯の川観光ホテル』にある、効能豊かな天然温泉にラベンダーのエッセンスを加えた癒しと安らぎのアロマ風呂「香りの湯」は、観光客はもとより、地元の人にも人気の変わり風呂。
この温泉には、神経痛、関節痛、くじきなどさまざまなな効能がありますが、さらにラベンダーのリラックス効果が加わった「香りの湯」なら、心身共にリフレッシュできることうけあい。
また、浴室に飾られたラベンダーやラベンダー色の湯は見た目もとても美しく、きっと贅沢なひとときを過ごせることでしょう。
もちろん、大浴場にある良質の温泉、露天風呂、うたせ湯、ジャグジー風呂なども思う存分、堪能することができます。
そのほか、大浴場でのあかすりや、「いやし処」での足裏マッサージもこれまた至福のひととき。
ちなみに、「展望貸し切り露天風呂」(ランチ付、5250円)も好評。究極のリラクゼーションを味わいたい人は、ぜひ1度足を運んでみてはいかがですか。

大人/1000円、小人/700円
日帰り入浴/午前9時〜午後10時 無休

●湯川2-4-20
Tel:36-1000

シリカの癒

岩盤浴は、室温42〜43度に保った部屋に敷き詰められた、遠赤外線(育成光線)とマイナスイオンを放出する天然鉱石のブラックシリカの上に横になっているだけで、神経痛、腰痛、冷え性、皮膚炎、ダイエットなどに効用があるとうもの。特に、アトピー性皮膚炎などには即効性があります。
市内美原1丁目の『シリカの癒美原店』では、粒子や粉末にしたブラックシリカをセメントで固めたものを使用しているので、エネルギー放出量が多く、効き目が高いと評判。入浴方法は、岩盤の上にバスタオルを敷いてそこに5分間うつ伏せになり、次に10分間仰向けになります。その後、室外で休憩し水分を補給。これを3回繰り返します。遠赤外線(育成光線)やマイナスイオンの作用で代謝が促進され、大量の汗が出ます。汗は通常の汗と違いサラサラしていて無臭。皮膚を保湿する働きをし、肌がツルツルになります。汗を拭いたり流したりする必要はありません。入浴後は心身が爽快。体が軽くなったような感じがします。

1000円(着替・バスタオル・タオル込、水・ジュースなど飲料は飲み放題)
午前8時〜午後10時 年中無休
駐車場有

●美原1-20-11
Tel:45-8900

漢方勵明薬湯 函館健康センター

市内昭和3丁目にある『漢方勵明薬湯 函館健康センター』で人気のお風呂といえば、やっぱり「勵明薬湯風呂」。生薑(しょうきょう)、芍薬(しゃくやく)、燈皮(とうひ)、当帰(とうき)、川薑(せんきゅう)など8種類の純粋生薬が配合されています。ぴりっとした心地よい刺激とともに、全身にやんわりと浸透し、新陳代謝を活発にして体を芯から温める働きがあります。生薬独特の香りと、黄褐色の見ためでやすらぎ感のある入浴タイムを楽しめます。効能は冷え性、肌荒れ、リウマチ疲労回復、痔、にきびなど。
ほかには露天風呂や滝風呂、寝風呂、バイブラバス、超音波風呂、ドライサウナ、スチームサウナなど、多彩な施設がそろっています。
ちなみに、館内にある売店コーナーでは、家庭のお風呂で使える勵明薬湯の入浴剤の販売もしているので、ぜひご家庭でも1度、お試しあれ!
毎月8日、9日と0のつく日は「薬湯日」として、890円で入浴できますので、ぜひこちらもご利用下さい。

大人/1800円(初回)
会員(入会金無料)/1500円
小人(小学生まで)/500円
年中無休 24時間営業

●昭和3-22-1
Tel:42-2111

亀田温泉

函館では珍しい「電気風呂」があると聞いて、市内亀田本町の『亀田温泉』を取材してみました。
電気だからビリッとくるのかと思いつつ湯舟に入ってみると、かすかにピリピリと感じる程度。お湯に流れている電気は、人体に自然に流れているものと同じくらいの電力で、低周波治療器と同じものだそうです。
電極が浴槽の両側にあり、そこから電気が流れています。電極から遠い浴槽の中央は弱めで、電極に近づくに従って強く感じます。異常のない部分よりも、炎症や筋肉痛などのある所に、よりピリピリ感があります。低周波治療器のように電力量の調節はできないので、自分で入る位置を変えて調節するとよいようです。お風呂に入っているだけで痛みや凝りが緩和されるので、とってもラク。肩凝りや腰痛などがある人にもぜひオススメ!
但し、ペースメーカーをつけている人は入浴出来ません。また、入浴時に貴金属を付けたまま入れないので、その点も注意して下さい。

大人/370円 中人140円
6歳未満/70円
午後2時〜午後11時
毎週木曜日定休

●亀田本町54-16
Tel:42-6239

【変わっているのがシゲキ的…】公共浴場で楽しむ街で噂の変わり風呂

最近話題のさまざまな入浴法

半身浴や足湯など、最近はさまざまな入浴方法がクローズアップされています。そうした入浴法について簡単に説明しましょう。

公共浴場でも話題のさまざまなお風呂

冬至にゆず湯に浸かると1年中風邪をひかないという言葉もある通り、ゆず湯は血行促進効果があるほか、豊富なビタミンCで肌にもよく、その香りにリラックス効果があります。また、ミカンやレモン、リンゴの皮をお風呂に入れる果物湯にも体を温める効果があり、湯冷めもしにくいといわれています。また、身近にある植物を使った植物湯もオススメで、大根の葉を使ったお風呂やハーブ風呂などがあります。そのほか、ワイン風呂など、最近は公共浴場でも話題作りの意味で色々なお風呂を用意しており、利用者にとってはそれもひとつの楽しみになっています。
公共浴場はゆったりくつろいだ時間を過ごすことができる憩いの場所。もちろんマナーはしっかり守って、楽しく上手に利用しましょう。

変わり湯を体験しましょう

寒い季節はやっぱり入浴が1番! 自宅のお風呂でゆっくりバスタイムを満喫するのもいいけれど、やはり温泉や設備の行き届いた公共浴場で過ごすひと時は格別です。最近は函館市内及び近郊の公共浴場などでも、ちょっと変わったお風呂を楽しめる場所が増えています。今回はそんな“変わり風呂”にズバリ注目してみました。家族そろって、または1人でのんびりと、心も体も癒してくれるお風呂に足を運んでみませんか——。

公共浴場の歴史は古い

公共浴場の歴史を繙く時、世界的に有名なのが、4世紀頃の「カラカラ浴場」などに代表されるローマ時代の大浴場。当時はそうした公共浴場こそが重要な社交の場だったといわれており、人は昔から“裸のつきあい”を大切にしていました。
日本では、6世紀に渡来した仏教の沐浴つまり仏に仕える人が体を浄めるという宗教的な意味合いから入浴の歴史がはじまり、当時の浴場は寺院に造られ、その後、平安時代の末頃には京都に「湯屋」が登場。それが日本の銭湯のルーツといわれています。銭湯が庶民に広まりをみせたのは江戸時代からといわれており、「江戸の町ごとに風呂あり」とまでいわれた17世紀のはじめには、銭湯は庶民の憩いの場として親しまれたそうです。大正時代から昭和初期にかけては銭湯の近代化が著しく進み衛生面も向上、大きな湯舟だけでなく、サウナや露天風呂など、公共浴場に新たな魅力を求める今日へと受け継がれています。

日本人の入浴文化の素晴らしさ

ヨーロッパなどでは入浴といっても“お湯にゆっくり浸かる”のは少数派で、例えばロシアやフィンランドといった国ではサウナのほうが主流。ローマ時代から大浴場があったイタリアでも、テルメと呼ばれる温泉を利用するのは長期休養の時がほとんどです。また、アジア大陸の暑い国々では水浴が一般的。普段からお湯にゆっくり浸かる日本人の入浴文化は日本独特の素晴らしいものです。

公共浴場で楽しむ街で噂の変わり風呂 青いぽすと Vol.317