五稜郭と星形にこだわった建物デザイン
展望台は五角形、塔のシャフト部分の断面にも星形を採用するなど、あらゆる場所において五稜郭と星形をモチーフにしているのが大きな特徴。
外壁のガラスブロックは星座を表現
五稜郭の設計者・武田斐三郎の著書『星象新図』にちなみ、5箇所の建物低層階の外壁のガラスブロックを函館から見られる東西南北と天頂の夜空に見立て、そこにある代表的な星座を表現している。
チケットカウンター
円筒形のチケットカウンターは、箱館や五稜郭の歴史を象徴する錦絵で覆われている。
エレベーター
エレベーター乗り口前はガラスの床になっており、1190個の立方体で再現した「箱館の光」が設置。見る角度・方向により函館の四季の移ろいを楽しむことができる。また、エレベーターは運行時に、内部がブラックライトの照明に切り替わり、開港地箱館をテーマにした壁画や人物の姿が浮かび上がる。時空を超えたムードが最高!!
亜墨利加船、箱館来航
1854年、徳川幕府は200年以上続いた鎖国を廃止し、日米和親条約を結んだ。模型は黒船上でのペリー提督と松前藩家老の対面。
北の大地を拓く
箱館奉行
徳川幕府が箱館と蝦夷地を治めるために任命した箱館奉行。模型は箱館奉行と武田斐三郎の執務風景。
蝦夷地経営の拠点
五稜郭築造
1857年、五稜郭の建設工事がスタート。日本各地から職人や労働者が集まり、7年の歳月をかけて完成。
五稜郭入城と箱館占領
新政府の役所「箱館府」の守備隊を破った榎本武揚率いる脱走軍が、日の丸の旗を先頭に行進する部隊とともに五稜郭へ入城。
情景模型
展望台2階の展示物として注目したいのが、ペリー提督来航から箱館戦争終結、函館氷の切り出しまで、五稜郭の歴史を16景の精巧な情景模型(ジオラマ)で再現し、ガラスのポールに収めた「メモリアルポール」。見ているだけで箱館と五稜郭の歴史のドラマが伝わってくる情景模型に、ついつい見入ってしまうことうけあい。とにかくそのリアリティが圧巻(右写真はその一部)。
展望2階
展望2階の、90mの高さからの眺望は絶景。箱館開港からはじまる五稜郭の歴史を紹介する「五稜郭歴史回廊」も設置され、五稜郭という文化財を知るための展示室としての役目も果たしている。
特別史跡五稜郭をじっくり見下ろすことができる。窓外に望む函館山や市街地の眺望も実に素晴らしい。
展望1階
展望2階でダイナミックな一大パノラマを楽しんだ後は、階段で展望1階に降りて、ゆっくりくつろぎながらもう1度、五稜郭の星形を眺めたい。展望1階にはカフェスタンドや売店が完備されている。また、強化ガラスの床から下が見える「シースルーフロア」もある。
情報検索パソコン「五稜郭ガイド」
展望2階にはタッチパネル画面で操作できる情報検索もある。
五稜郭に立つ
土方歳三
五稜郭タワー観光バス駐車場北側にある土方歳三像は函館出身でイタリアで活躍中の彫刻家・小寺眞知子さんの作品。
低層部にも、楽しさがいっぱい
低層部には、カフェや売店があり、こちらも気軽に利用できて楽しさいっぱい。
五稜郭復元模型とさわれる模型
展望2階には、縮尺250分の1のスケールで竣工当時の五稜郭を再現した「五稜郭復元模型」があり、現在の五稜郭の姿と比較することができる。また、視覚が不自由な人でも、五稜郭の星形やタワーのデザインを体感できる「さわれる模型」も展示している。
五稜郭復元模型(上)と、五稜郭タワーのさわれる模型
Information
タワー展望料金
大人 840円(団体:760円)
中・高校生 630円(団体:570円)
小学生 420円(団体:380円)
営業時間
4月21日~10月20日 8:00~19:00
10月21日~4月20日 9:00~18:00
五稜星の夢開催期間中 9:00~19:00
交通アクセス
函館バス 「五稜郭公園前入口」下車、徒歩7分
市電 「五稜郭公園前」下車、徒歩15分
自家用車でお越しの際は、五稜郭タワーに自家用車専用駐車場がありませんので、周辺の有料駐車場をご利用下さい。
五稜郭タワー株式会社
●函館市五稜郭町43-9
Tel:(0138 )51-4785
www.goryokaku-tower.co.jp