癒やしのほのぼのエピソード
2020-02-14 vol.678
ホッコリしちゃうほのぼのエピソード2020バレンタイン特別企画
今年もまた、ハガキいっぱいに綴られた素敵なエピソードがたくさん、編集室に届きました。昨年12月の「クリスマスプレゼント特集」の応募ハガキに添えられた「ほのぼのエピソード」は、どのお便りにも日常生活の素敵な風景が詰まっていました。世の中のみんなが幸せを分かち合える1年であることを願って、今年も「ほのぼのエピソード特集」をお届けします。
夫婦でいるということ
退職の日
今年、長年勤めた仕事を定年退職した夫。私は結婚してから37年間、主人の給料に関する明細などをファイルし、取ってありました。退職する日に「お疲れ様でした」と渡したいと思っていました。いよいよその日がやってきて、手作りのお祝いの夕食を用意し、その時どのような反応をするか楽しみに…。無口な夫は、あいかわらず顔色は変えず、黙々と食事を口にしていました。食事が終わって、反対にありがとうとプレゼントをもらい、涙したのは私でした。
(深堀町、H・K)
雪道にて
大雪が降った日、前を若いカップルが歩いていて、男性が女性の腰に手を回していて、とても不快に感じたので追い抜き、曲がり角でにらんでやろうと思い振り向いたら女性は大きなお腹でした。男性は奥さんを支えて雪道を歩いていたのでした。いやらしく感じた自分に反省しました。優しいだんなさんでいいナァー。
(亀田港町、K・N)
口うるさい嫁ですが…
結婚5年目。付き合って9年目。毎日口うるさい嫁ですが、たまにお弁当に手紙が入っています。内容にはいつも「大好き」「感謝」「ずっと一緒にいようね」と書かれています。子どもが産まれてますます口うるさい嫁ですが、その手紙を見るたび結婚して良かったなと思います。こちらこそこれからもよろしくお願いしますって感謝です。
(湯川町3丁目、S・T)
ゆっくり来ればいいんだ!
元町の坂を登っていた時の事。ご夫婦だと思うのですが、おばあさんが遅れて、前を歩くおじいさんに「先に行っていいよ!」と…。おじいさんは止まって、「ゆっくり来ればいいんだ!」と、待っていました。お互いを思いやり、「いいなぁ」と、心が温まりました。
(新川町、K・O)
老いてもなお…
小さい体
毎年、地元・函館に帰ってきて、母に会い、年々小さくなって昭和温泉が大好きで、小さい体でうたせ湯をしている姿を見て、元気でホッとしてほのぼの。うれしい気持ちになります。
(東京都大田区、T・K)
携帯電話
先日、友人から電話がかかってきました。携帯電話が見つからず困っていると…。かかってきたのは友人の携帯電話からでした。私も同じことが多くなりました。明日は我が身です。
(西桔梗町、F・O)
長生きしてネ!
主人の母91才が今年、白内障の手術をしました。今は肉眼で1・0あり、目の良さはバツグンで、68才の私の顔を見ては、首をかしげています。理由を聞くと、「霧がかかってキレイだったのに、すごいバアちゃんだネー」との事。まわりの人に何度も言うので、クソーッ。長生きしてネ!
(人見町、S・O)
動物達に癒されて…
犬もゆっくり
時々、近所を散歩している年配の男性と黒い柴犬を見かけます。飼い主の方は足が悪くゆっくり歩くのですが、それに合わせて犬もゆっくり歩き、時々止まって飼い主を見上げます。飼い主もにっこり笑ってまた歩いていくのを見て、いつもほのぼのしています。
(北斗市追分、Y・O)
優しいペンギンさん
数年前に、水族館に行った時の話。外でペンギンパレードがありました。数羽のキングペンギンがペタペタ歩いている所へカメラを構えていたら、1羽のペンギンが群れから外れてきて私の前に止まり、写真を撮らせてくれたのです。とても優しいペンギンさんに感謝でした。
ほのぼのとした風景
お揃いのマフラー
この前、信号待ちしていたら、高齢の夫婦がお揃いのマフラーと帽子(たぶん手編み、奥さんの手作りかと思います)をして、お互いがいたわりあうようにして歩いていました。言葉を交わすのでもなく、ただ仲良く歩いている姿が、長年いろんな子育てや経験をしてきて、お互い年老いても愛情が感じられて、なんかほっこりしました。あんな夫婦になりたいです。
(西旭岡町2丁目、R・M)
バスの中にて
先日、バスの中で、学生さんがサイフを忘れて困っている時、近くに座っていた女性が、「これを使いなさい」と、運賃を払ってくれました。お礼を言う彼に、その女性は、「いいのよ、うちの子も他県で人様のお世話になっているだろうから」と…。その方、とてもステキでした。
(鍛治2丁目、H・A)
一緒に渡って…
若い女子高生が、冬の滑りそうな横断歩道を渡ろうとしている高齢者の手を握って、一緒に渡っていたこと。ほのぼのしました。
(七飯町本町、T・I)
そのまま…
そりに乗った小さい子が、おじいちゃんにひっぱってもらっていた。ころっと落ちたことに気づかず、そのまま歩いていってしまった。ほのぼの。
(山の手1丁目、S・S)
老夫婦
スーパーから出る時に、老夫婦がお互いのマフラーをていねいにしてあげる姿を見ました。とても温かい気持ちになりました。
(本通1丁目、H・K)
小さなアイドル
風の子
先日、信号待ちで停車してたら、目の前の横断歩道を、小学3年くらいの「ほっぺが真っ赤」な男の子が、ジャンパーを脱いだ半袖のTシャツ姿で、元気いっぱいに駆け抜けて行きました! 風の子だった!! 「ほのぼの」というか、羨ましい! 元気だぁ。
(富岡町3丁目、E・S)
お互い様
パパとお揃いの服を着た娘が一言。「お互い様だね!!」。
(八幡町、Y・A)
うちの孫は天才
5才の孫に、誕生日の唄をギターを弾いて動画で送ったらすぐに、自分の唄をおもちゃのギターを弾いて返信してくれました。うちの孫は天才です(笑)。
(東山2丁目、K・A)
手形
娘が1才未満だった頃、実家に行ったら食器棚のガラス面にべったり、娘の手形が残っていて、汚いのにどうして拭き取らないのか聞いたら、「あんまりかわいくて、拭けずに残しておいた」と…。つくづく孫がかわいいんだなぁと…。今は亡きやさしい母の思い出でもあります。
(大川町、Y・N)
「よいしょ、よいしょ」
ゆるい坂道でのことです。幼稚園に登園中の親子が歩いていました。その横を老女がトボトボ坂を登っていました。女の子が突然、老女の後ろに廻り、おばあちゃんの腰を押して、「よいしょ、よいしょ」とかけ声をかけました。笑顔になりました。
(松川町、H・K)
やさしい気持ち
ゆっくりおいで
先日、バスに乗るのに、歳ですのでバスが来ても走ることができません。となりで信号を待っていた男子の方が、「おばさん、ゆっくりおいで。ぼくが乗れるようにしておくから」と言ってくれ、そのバスに乗ることができました。今、色々とある中で、本当に心が温まり、じーんと来ました。運転手の方に言ったら、その方も感心していました。若い者は…と言いますが、世の中良い人が多いです。
(西旭岡町2丁目、E・I)
「あんたはんも」
冬の狭いデコボコな一本道。80代の婦人とすれ違う時、私が、「歩きづらいですネ。お気をつけて」と言うと、「あんたはんも」と返された。「あれっ、京都出身の方?」と思いつつ、上品な態度と言葉遣いにほのぼのとした一瞬でした。
(富岡町3丁目、E・T)
「今のうちに食べちゃいな〜」
2才の子どもと母(私)で外食をしていた際、ぐずった子どもを後ろの席のおばちゃん方がなだめてくれ、抱っこをしてくれ、「今のうちに食べちゃいな〜」と言ってくれたのがとても嬉しく、温かい気持ちになった。
(豊川町、A・S)
息子と雪だるま
息子が小学校1年生の頃の思い出。冬道、学童から歩いて帰る息子を友達のお母さんが見つけ、「車に乗せてくよ〜」と声をかけると、頑なに断ったという息子。理由を聞いてみたら、手に持っていた小さい雪だるまが「溶けたらかわいそうだから」でした。友達のお母さんは息子の思いを受け止め、スーパーの袋に雪だるまを入れ、息子と雪だるまを我が家に送り届けてくれました。優しさに感謝でした。
(ペンネーム、みゆ)
若者に感謝
先日、雪が降ったバス停で、年輩の御婦人がひっくり返り、そこを通った高校生の男子学生が2人で起こしてあげていました。私もその時、思わずお礼を言いました。これからの日本を支える若者に感謝です。
(海岸町、K・A)
天国のあなたへ…
夢を叶えて
娘は、私の父が癌で亡くなり、悲しみ、その時に「私は看護師になる! 助けたい!」と、幼稚園の夢でステージ発表し、それから17年が経ち、今年の春にめでたく合格して看護師になりました。夢を叶え、本当に良かったです。
(ペンネーム、夏ママ)
天国の温泉
11月に亡くなった母の口ぐせは「火は早く消すこと」。何ごとも早いうちに気づけば、やりなおしができると、いつも笑っていた。温泉が好きで、普通に子供を育て、普通に主婦として家をまとめていた母の辛抱強さは、病気になっても痛いと口にしなかった。あの人の、人を気遣う優しさは、天国に行っても天国の温泉で全てから解放されて、ゆっくりとお湯につかっている。