青いぽすと

簡単料理レシピ

1998-04-24 vol.150

本格料理を簡単手作り!調理師学校の先生おすすめレシピ

人気アイドルグループ出演のバラエティー番組の中で繰り広げられる料理コーナーがすこぶる人気だ。アイドルは2人1組、2チームに分かれて毎回のゲストタレントに料理を作る。ゲストタレントに味を判定してもらい勝敗を決めるという趣向で、コーナーの中で作られた料理のレシピ本は今やベストセラーである。今さら“活字離れ”を言っても仕方ないが、テレビの人気番組に関連する本ばかりが飛ぶように売れる今のニッポン…本当にこれでいいのかな?と思うこの頃である。

簡単お手軽…ファミリークッキング

作る楽しさ、食べる楽しさ

しかし、料理の楽しさや醒醐味を主婦層だけでなく若い女性や男性層にも伝えたこの番組は“エライ!”、と思うのである。おそらく、アイドルに夢中になってお母さんの台所仕事を手伝うヒマもなく、魚の三枚おろしもできなかった若い女の子が「私も○○クンが作ったのと同じ料理を作ってみよう」と、キッチンで腕をふるいはじめたであろう。料理は本当に楽しいものだ。こんなふうに書くと主婦の皆様には「料理も毎日やると大変なのよ」と言われてしまいそうだが。

俗に“飽食時代”と言われる昨今。私たちは、オーダーする時に舌を噛んでしまいそうな名前のメニューをこぞって食べ歩くのが美徳とされていた日本国中1億総グルメの時代を、そして飲食店が誕生しては消え、誕生しては消えと繰り返されたバブルの時代を経験して現代の食生活を迎えた。グルメブームの全盛期に市内のカレー専門店を取材した時、その店のオーナーに言われたことが忘れられない。「私共のカレーは素材やスパイスにこだわり最高の味を目指しています。ても、お客さんにとって私共のカレーの味は常にナンバー2で、どうしても勝てないカレーがあります。それはお客さんそれぞれの家庭の味…お母さんが作った2日目のカレーです」。

手間がかかる物、簡単に出来る物を問わず、料理には作り手の愛情と個性が表れる。食べる人にとってはどんな材料をどのように味付けしたのか、を考えて食べるよりも“誰が、どんな思いで作ってくれたのか、を考えて食べた時、その料理の本当の味が分かるのではないだろうか。作り手だって誰に、どんな思いをこめて食べさせたいのか、を常々考えて料理を作れば、食卓のバリエーションも広がり毎日の台所仕事も楽しくなるかも知れない。

“食は人なり”。グルメブームの頃、誰もが軽く使っていた言葉が、心の時代といわれる今になって素晴らしい響きを持つ意味のある言葉になり、私の食卓に戻ってきたような気がする。

カンタン手作り お味はGOOD!

取材協力

市販のものにひと味加えて…牛肉のタタキニラ風味

【材料】(4人分)

<ソース>

【作り方】

①トマトは小さめの一口大に切る。玉ねぎは厚めにスライスし水にさらした後、水分を切る。
②ニラは5cmに切り、水にさらしてから水分を切る。
③トマトと玉ねぎをボールに入れ、ソースを少し入れて味をなじませる。
④皿にタタキを丸く並べ、ソースを塗る。
⑤皿の中心に③を盛り、上に②をのせ、ソースを少量かける。
※砂糖を少々加えたり、大葉を入れても良い。

(協力 函館短期大学付設調理師專門学校 Tel:53-5572)

カレー味が食欲をそそる…ホッケのフライ和風マヨネーズ

【材料】(4人分)

<ソース>

【作り方】

①ホッケは腹骨を取り、小指大の太さで長さ6~7cmに切って、塩、コショウ、カレー粉を振り、10分位置く。水分が取れたら、小麦粉、卵、パン粉をつける
②フライパンに多めの油をひいて熱し、①を揚げるように炒める。全体に火が通ってきつね色になったら、ペーパータオル又は新聞紙の上にとり、油を切る(フライパンに油が残らないようにする。
③皿にソースを敷いて、フライの中心を高く盛り付け、レモンをクシ形に切って添える。④付け合わせは、レタス、トマト、キュウリ等家庭にある物で良いでしょう。

(協力 函館短期大学付設調理師專門学校 Tel:53-5572)

体に良い料理を手軽においしく…あさりとアスパラの昆布だし仕立て

あさりとアスパラを和風昆布だしで頂く料理です。貝の旨みでおいしく…

【材料】(4人分)

【作り方】

①あたためたフライパンにサラダ油を入れ斜めに切ったアスパラを入れ、油を回します。火は強火にします。
②あさりを入れ、次にお酒を回しかけます。
③昆布だしを入れます。あさりの口が開いたら正油を入れましょう。仕上げにバターを入れ、風味をつけます。

貝類は肝臓や腎臓に良いと言われています。お酒を飲みすぎた時等にいいですね。又暖い野菜料理は冷え症の人に向いています。一般の食べ物の中にある効能を良く知り体質に合わせて作る料理のことを薬膳料理と言います。漢方や生薬など特別な材料を使わずに、手軽にできて体にやさしい料理です。

(林 幸子)料理教室 『林』
●美原4-8-14
Tel:47-0141

野菜のおいしさを丸ごと食べよう…洋野菜のオリーブ風昧

野菜の持つ水分で蒸煮することで、野菜のひとつひとつのおいしさがそのまま残ります。

【材料】(4人分)

【作り方】

①鍋にオリーブオイルを入れごく弱火にして薄切りのにんにくを入れ香りを出します。
②キャべツは1/4、じゃがいもは丸のまま、玉葱は1/4、人参も1/4にして鍋に入れフタをして蒸し煮
③20分位たったら小房に分けたプロッコリー、マッシュルームを入れる。
④途中1~2回野菜をひっくり返し、ごく弱火にして必ずフタをします。野菜に火が通ったら出来上り。

粒マスタードをつけて食べます。③の所でソーセージ、イカ、エビ、ホタテを入れてもおいしいですね。オリーブオイルの風味でおいしく!

(林 幸子)料理教室 『林』
●美原4-8-14
Tel:47-0141