ハーブ、寄せ植え、盆栽…暮らしに緑のエッセンス
既にはじめている人も多いことでしょうが、これからはじめてみようと思っている人も、ちょっと趣向を変え、観る・育てるに加えて、食べられる物にも挑戦してみては…。お料理にも活躍するハーブなどを植えてみるのはいかがでしょう。ガーデニング好きが高じて、インターネットにホームページを開いている人がこんなことを言っています。「草花は生き物。放っておけばうまく育たない。手をかけ心を傾けて草花と付き合う、これがガーデニングの楽しみ。でも、それもこれも家族や自分が健康で平穏に暮らしていられるから。家族や自分が病気にでもなったらそれどころではなくなるから」。いつもきれいに整頓されていた庭が今年に限って荒れたままになっていたりすると、どうしたのかと心配になると言います。ガーデニングを楽しめるのは平穏無事な暮らしの証しといえるかもしれませんね。
取材協力/花夢ショップ『オオミ』
暮らしに潤い簡単快適グリーンライフ
「ガーデニングを楽しみたいけど庭がなくて」「キッチンガーデンに憧れるけど難しそう」と諦めているあなたに、可愛いベランダガーデニングを提案します。もちろんベランダだけでなく、お部屋においても窓辺においても、植物の環境さえ整えてあげればOKです。お目さまの当たるところに移動したり、料理を作るそばにおいて新鮮なものを摘んで使うなど、持ち運びのできるガーデンを提案。今回は100円ショップでプラスチックの手つきのかごをみつけました。カゴに水はけ用の穴をあけて使います。太めのクギをペンチではさみ、ガスで熱してプラスチックの底に穴をあけます。
ハーブガーデン
用意するもの
鉢/手つきのプラスチックカゴ
土/ハーブ用培養土50リットル・たい肥50リットル・肥料200g(容器の中で混ぜておく)
ハーブ/チャイブ・ミント・タイム・オレガノ・ローズマリー・フェンネル・ポリジなどの苗
水はけをよくするために、容器の底に軽石をしく。たい肥を混ぜた培養土を容器の半分くらいまで入れる。チャイブ、ミント、タイム、オレガノ、ローズマリー、フェンネル、ボリジなどの苗をビニールポットごと置いて場所を決める。
ポットをはずし、少し間隔を置いて植え込む。苗と苗の間の隙間に土を入れ、軽く手で押える。土は鉢の縁から1〜2センチくらい下になるように入れる。
ベジタブルガーデン
用意するもの
鉢/手つきのプラスチックカゴ
土/野菜用有機培養土20リットル・たい肥5リットル・肥料300g(容器の中で混ぜておく)
野菜/サニーレタス・サラダ菜・小松菜・パセリなどの苗
水はけのために、容器の底に軽石をしき、野菜用の培養土を半分くらいまで入れる。野菜の苗をポットごとおいてバランスよく配置を決める。ポットからはずして、すき間に土を入れ、上から土をならして手で軽く押さえる。土は鉢の縁から1〜2センチ下になるように土を入れる。
植え込みのコツ
- 植え込んだ時は、水を鉢から溢れるくらいにたっぷりと。後は表面が乾いてからあげましょう。
- 育っていくスペースを考えて、間隔をおいて植えます。
さあ!キッチンガーデンの楽しみは食べる楽しみ。とれたての新鮮なハーブや野菜で料理に挑戦しましょう。
★ハーブ入りソーセージ
ハーブの香る手作りソーセージは味も香りもお好みで…。
【材料】
- 豚赤身ひき肉…200g
- たまねぎ(すりおろす)…1/4個
- パン粉…1/2c 卵…1/2個
- 黒あらびきこしよう…多め
- 塩…少々
- サラダ油…適量
- ハーブ…パセリ、タイム、セージを各大1
【作り方】
1、ポリ袋の中にサラダ油以外の材料を全部入れ、粘りがでるまで手でよく混ぜ合わせる。
2、ラップを広げ1を細長い形に置いて、端から巻いて、両端をねじる。
3、沸騰したお湯で約15分ゆでる。
4、フライパンにサラダ油を入れ、ゆでたソーセージを色よく焼く。
★グリーンサラダ
とれたての野菜で新鮮なサラダに挑戦。
【材料】
- サニーレタス、サラダ菜、パセリ…各適量
- クルトン(フランスパン・バター)
- パセリ入りドレッシング
- サラダ油…大5
- 酢…大2
- たまねぎ(すりおろしたもの)…大2
- 塩こしよう…少々
- パセリ(みじん切り)…大2
【作り方】
1、レタスは手でちぎり、冷たい水にさらし、よく水気をふいておく。サラダ菜も同様。パセリはみじん切りにしておく。
2、サラダボールにサラダ菜とちぎったレタスを入れ、パセリを散らす。
3、フランスパンは1センチ角に切り、フライパンでから炒りして、バターを加え風味をつける。
4、2にドレッシングをかけて混ぜ、上からクルトンを散らす。
和のガーデニング盆栽
最近盆栽が静かなブーム。そこで、青いぽすとでも盆栽にチャレンジしてみました。本格的なものはビギナーには難しいので、今回は自宅の庭にある和の草花で簡単にできる寄せ植えを行ってみました。
●用意するもの
植え込む草花は、びわ、せきちく、ミ二あやめ、そのほか庭にある和風の草花。和風の鉢、土、砂利も用意。
●植え込みのコツ
鉢に砂利を敷きます。そうすることで水はけがよくなります。植え込む草花を鉢に入れてみましよう。バランスのよい配置を考えておき、いったん出します。土を鉢の半分ほど入れ、草花を入れながら土を足してゆきます。真中を少し高めにすると、形よくできます。
出来上がりです。鉢は鉢以外の器でもイメージがあえば、穴を開けて使ってみましょう。今回は庭の土だけで作りましたが、いろいろな土が園芸店では販売されています。
表面に苔をつけたり、化粧土をほどこすなどすると、盆栽の雰囲気がもっと出るでしょう。
達人のお手並み拝見
赤川町在住・川島さん宅の盆栽。広い庭に数百鉢の盆栽がある川島さん宅。右の写真は奥様製作のもの。鉢の周囲に丸石を敷き詰めているところがユニーク。
取材協力/花夢ショップ・オオミ
Tel:46-3052