ちょっと不思議な外観の店、風変わりな看板がやたら印象的な店、テレビで紹介されたことがあるけれど、実際はどんなところなのだろうと気になる店…などなど。神秘のベール(とまではいかないかも知れませんが…)に身をまとった店が函館の街にも意外に多く、いつも気になっているが、なかなか思いきって足を運べないという人も決して少なくないようです。
そこで今回は、読者の皆様が日頃から気になっているという店や、以前にマスコミで取リあげられたけれど現在はどうなっているかが気になる店、また、噂には聞いていたけれど、どこにあってどんな店なのだろうという店に、取材班が足を運んでみました。実際に行ってみる前はちょっぴり冒険気分…、けれどどの店も、入って利用してみると、とても個性的で素敵なところばかりでした。
長いこと函館に住んでいながら「へぇ〜。こんなとこがあったんだ」と、せまいようで以外に広い、この街の魅力にあらためて感心させられる人も多いハズ。さあ、アナタも、ちょっと気になっていた素敵な店へ、さっそく足を運んでみませんか?
気になってたあの店、この店…。その全貌がいま、明らかに!
カレー&バーはらいそ
一体あれは何なのだ?
『はらいそ』の看板と建物は市内松風町界隈の注目度ナンバーワンといっても過言ではない。その正体はオープンから5年目になるカレーの専門店。はらいそとは天国という意味があるらしい。オススメは、16種類の香辛料をミキサーで砕いて水で炊き、具は豚肉とタマネギだけという激辛の「スリランカカレー」750円。また、オリジナルカクテルも好評で、バイオレット系の「西桔梗」やワインとガラナで作る「パリの朝市」など、おもしろいものがズラリ。「はらいそカレー」はワコーデパート内でも味わえる。
●松風町12-10
Tel:090-2051-6932
かぶと虫
市内弁天町にある『かぶと虫』は町内の子どもたちに人気の駄菓子屋さん。キュートな店内には駄菓子や雑貨が所狭しと並べられている。常時80種類以上ある駄菓子の中で小学生に売れ筋なのは、昔ながらの「カステラ当て」20円。大人には珍味類が好評で、なかでも「ぽんするめ」30円は手に入りにくいという商品だけに、見かけたら今すく買うべし!
●弁天町3-9
Tel:22-5458
石黒商店
市内東雲町の旧電車通りに面する『石黒商店」は俗に言う“なんでも屋”。道南の厚沢部町産のじゃがいもやどんきみから、セ飯町の苗木、しいたけのほだ木、産地直送のとれたて野菜、漁り火の浮き玉、ワラの深靴などが店頭にズラリ並んでいる。何が並ぶかその日にならないと分らない、というのがこの店のおもしろさ。なかでも、最も注目すべきは幸運のウサギといわれる『ミニーちゃん』ミニーをひとめ見るために、観光バスまで来るという。
営業時間は正午~午後8時。
●東雲町12-16
ラーメンみなみ
市内青柳町の住宅街の中にあって、ひときわ目立つ黄色い建物が『ラーメンみなみ」。ご存じの人も多いが、テレビ東京の人気番組「愛の貧乏脱出大作戦」に出演して以来、一躍函館市民に名前が知れわたった。今では、その番組で料理指導をしていた“達人”のレシピで作った「みなみ湯麺(タンメン)」が店の看板メニューとなり、現在、通常800円のところ600円で出している。
営業時間は午前11時~午後9時。年中無休。
●青柳町35-14
Tel:22-5658
茶房菊泉
大正時代にタイムスリップしたような気分になれるのが、市内元町にある『茶房菊泉』。築80年の民家は当時のままの姿で、調度品や鴨居の意匠は時代を偲ばせる。縁側からは函館湾や横津連山が眺められ、観光スッポトの中心にあるとは思えない静けさ。ゆったりした時間を楽しめる。日替わり定食とデザートはすべて手作り。
営業時間は午前10時30分から午後6時。每週月躍定休日。
●元町14-5
Tel:22-0306
韓国きっちん먐 (ヤン)
旧桟橋、北海道第一歩の碑すぐそばに、気になる看板。ここは韓国きっちん『먐』(ヤン)。オーナーが得意の腕をふるう本格韓国料理とおいしいお酒が飲める店。3日に1回は仕込むキムチは絶品。2階はとびきりお洒落なバー。函館が一望できるロケーションを堪能しながらカクテルのグラスを傾けたい。
営業時間は、
ランチ火曜〜日曜正午〜午後2時
ディナー午後6時~午後11時
土躍・日躍は午後5時~午後11時
每週月躍定休。
●末広町24-22
Tel:26-1400