心に残る言葉

2008-05-09 vol.400

努力してきた人だからこそ言える心に刺さる言葉

おかげさまで『青いぽすと』は、今号をもちまして400号を迎えることができました。創刊以来、「応援します! あなたの生き方」というスローガンのもと、スタッフ一同、読者の皆様の日常生活の清涼剤的役割を果たす紙面作りを目指してきましたが、本紙が皆様の暮らしを応援するフリーペーパーであるかどうかは、400号を迎えた現在も確信が持てません。しかし、長年の発行業務の中で実感できたことは、地域を愛するたくさんの人達が取材の中でその思いを語り、夢と希望に満ちあふれた言葉を紙面に残して下さったということです。

努力してきた人だからこそ言える心に刺さる言葉

今回は発刊400号を記念し、たくさんの人達からいただいた素敵な言葉の中から、ほんの一部を抜粋して紹介してみました。地域にとって厳しい時代はまだまだ続きますが、函館人が本紙で語ってくれた言葉の中に、私達がこの地域で幸せに、そして元気に生きるヒントがあるのではないでしょうか。
※失礼ながら文中の敬称は省略させていただきます。

“出逢った人に恵まれているのが、私の財産です。”

綾子ビーグリィー

綾子ビーグリィー
インターナショナルバレエストゥディオ主宰
2002・3・1
巻頭特集 「函館市内で活躍する素敵な女性の横顔」

“これからの日本を支えるのは北海道なのではないか。道産子はもっと胸を張っていいと思う。”

中里拓二
川魚料理店主
2007・7・31
VOICE
*エッセイの中で、日本の食糧自給率が40%に対して、本道は200%であると綴った中でのひと言。

“僕達は嫌なことを忘れるのも得意だが、一寸の幸福も忘れがちである。”

鎌鹿隆美
フィールドアドバイザー
2000・12・15
エッセイ

“函館はチャンスが叶えられる街だっていうことを、たくさんの人に知ってほしいですね。”

有限会社ファーストフラッシュ代表小林一輝さん

小林一輝
有限会社ファーストフラッシュ代表
2007・8・31
アイ・ラブ・ローカル・コンバース
*いまや函館の若者の間でカリスマ的存在として注目される若手経営者が、本紙記者との対談で力強く語ったひと言。発行後は、この言葉に勇気づけられたという読後感想が編集室に寄せられた。

“子どもたちは生まれつき「社会性」に開かれているのです。それを育てるのは、ともに「生きる」仲間です。まずは私達大人が彼らの「仲間」になりましょう。”

高柳滋治
函館稜北病院医師
2007・2・16
VOICE

“自分にできないことを気にするよりも、自分にできることを一生懸命やればいい。”

工藤靖也さん

工藤靖也
2006・8・29
巻頭特集 「あおぞら気分、そんな素敵な名前のホームページを知っていますか」
*体中の筋肉が萎縮する筋ジストロフィー症という難病にありながら、自らを「素晴らしい人生」と語り、下唇でカーソルを操りパソコンで絵画を描き、ホームページも公開している工藤靖也さんを巻頭特集で紹介。大きな反響があった。

“音楽分野において、東京に行かずとも全国展開ができる実績をこの函館でつくることは、とってもやりがいのある仕事だと感じている。”

ソガ直人
ひのき屋代表
6・4・14
VOICE
*ソガ直人氏が本紙エッセイで綴った言葉通り、ひのき屋は函館から世界に向けて独自の音楽を発信するバンドとなった。

“あきらめずに続けていれば夢はきっと叶うはず。”

小澤貴代美
ネイリスト
2003・4・1
巻頭特集「この春、新しい自分を目指す」

“子育ては賞味期限付の、人生で輝く仕事。”

青木幸子
有限会社プロ・ビジョン代表
2004・2・13
VOICE

“何事もそうでしょうけれど、生涯これでよいというものはできないでしょう。よいものを作ろうとするとダメなんです。作品は自分の心の反映ですから。”

能面教室主宰野義丸さん

野義丸
能面教室主宰
2002・11・1
マイウエイ全力投球
*まさに能面教室の主宰者であり、芸術家である傳野さんらしい、実に奥の深いひと言といえそうだ。

“編集者は早めに原稿を出す私に涙をこぼして喜んでいるかと思うと、これがそうとも限らない。不思議なもので、催促に催促を重ね、ぎりぎりセーフで間に合った作家の原稿を後生ありがたがる。編集冥利に尽きるとまで言う。律儀に早めに出した私の印象は薄くなる。全くおかしな世界である。”

宇江佐真理
作家
2004・6・15
VOICE

“モノを捨てることに慣れすぎた私達はいつか命を失うことにも慣れてしまう気がする。”

森越智子
児童文学作家
2004・2・13
VOICE
*美文のエッセイが毎回好評です。

“人生の中の様々な問題の解決法は本来、自分自身の中にあるのだと思います。”

松田聡さん

松田聡
行政書士
2006・12・15
マイウエイ全力投球

“心の健康を守る秘訣は、心の「ときめき」。自然や音楽、素敵な人との出会いなど、めぐりあいに感動すると、頭は活発に働き活性化されて脳は衰えません。”

大村和久
大村病院院長
2004・6・29
Healness&Wealness

““環境に関心がない”では済まされない時代が、まさにそこまで来ていると思います。”

王一郎
ラッキーピエログループ代表
2005・5・17
マイウエイ全力投球

“ある日、私がバブル崩壊後の経済の混乱と精神の荒廃を嘆いたとき、「そったらことは、人間の世界の話しだべさ。あんたも俺たちの仲間になるつもりだば、いのちば犠牲にして“利益だ効率だスピードだ”てさわぐのいいかげんに止めたらいいっしょ…」”

飛塚優
自然観察家
2000・9・29
エッセイ
*キタキツネのゴンのメッセージはここから…。

“不満ばかり心に抱えても、楽しいことばかり心に抱えても、1日はどっちみち過ぎてゆくもの。だったら楽しいことを心に抱えて生きたほうが得ってものだと思うよ。”

福士ハルオさん

福士ハルオ
飲食店店主
2005・2・25
○△□魂熱血劇場 こういう話はハルオに聞こう
*函館で問題になっていることなどについて、○△□焼函館冨紗家店主の福士ハルオ氏に聞く『○△□焼魂熱血劇場 こういう話はハルオに聞こう』の1年間の連載は大好評だった。ほかにも、「自分の人生が楽しいかどうかは周囲の環境で決まるものじゃなくて、ホントは自分自身の心の持ち方にあると思うよ」などといった、読者の皆様から共感のお便りをいただいた名言が多数。

“一所懸命やっていると必ず子どもたちから宝に値するものがもらえます。”

読者
2002・8・16
巻頭特集「子育てと仕事」

“目標は若手の育成。私達の若い頃に比べると、世界はそんなに遠いものではない。”

高野理恵子
Rダンスカンパニー主宰
2002・4・18
マイウエイ全力投球

“お金の話というと、そのイメージは現実的で夢のないもの…と思われがちですが、ファイナンシャルプランナーの立場から言わせていただくと、「お金は暮らしや社会を活性化させる血液である」と私は思っています。”

濱野州喜司
ファイナンシャルプランナー
2006・2・28
きっと役立つマネー講座

“障がいのあるなしに関わらず、誰もが地域で自分らしく生きる権利が与えられ、暮らせる街になって欲しいです。”

自立の風かんばす代表の横川由紀さん

横川由紀
自立の風かんばす代表
2007・11・30
地域のためにキラリ

“全盲になったことがこの活動の1番大きなエネルギーでしたね。”

島信一郎
インクルーシブ友の会代表
2006・7・28
地域のためにキラリ
*「インクルーシブ友の会」とは、障がいの有無や年齢、性別などの違いを認め合い、共に生きる社会を目指して様々な活動をしている会。

“充実した人生を送りたい…目標のある毎日を過ごしたい…という地元の女性が活躍できる場所を作りたかったんですよ。”

竹田りさこ
ミックコスメティック代表
2007・12・25
アイ・ラブ・ローカル・コンバース

“「人にしてもらったことは決して忘れず、してあげたことは忘れなさい」とは、いまは亡きおばあちゃんが言っていたものです。”

読者
2005・4・15
読者の声

“指導とはそういうものでしょう。”

少年野球チーム監督西澤政之さん

西澤政之
少年野球チーム監督
2004・7・16
マイウエイ全力投球
*市内屈指の強豪「湯の川アスパーズ」監督。取材のためグラウンドに足を運び、野球少年達の練習風景を見学。グラウンドの隅でキャッチボールも満足にできずに遊び半分で野球をしている低学年と、シートノックでどんなボールにも飛びついていくたくましい高学年を見比べ、「子供って、数年でこんなに野球が上手くなるんですか?」と聞いた本紙記者に答えた西澤監督のひと言。

“ゆっくりゆっくりでも歩いているといつの間にか着いてるんだ。ママも少しずつでもやっていたらいつかは終わるよ。”

本紙(BP)記者の長女
2004・6・15
編集後記
*(BP)記者が自宅で締切に追われて焦っている姿を見て、当時小学生だった(BP)記者の長女が、そう言って母親を励ましたという。

“結婚って、その瞬間ではなく“生まれてきてから今日まで”という感覚のものではないかと思います。”

ウェディングプランナー工藤ゆかりさん

工藤ゆかり
ウェディングプランナー
2008・2・29
アイ・ラブ・ローカル・コンバース

“都会がいいとか、地方がダメとか、よく言われていますが、そんなことは絶対ないと思うんです。”

カリーハウスカリフォルニア店長根本和洋さん

根本和洋
カリーハウスカリフォルニア店長
2008・4・15
マイウエイ全力投球

“東京にあって函館にないものはたくさんあるけれど、函館ならではのいいものもたくさんあります。”

志村芳美
アイプリモ函館店スタッフ
2007・5・18
マイウエイ全力投球

“何万年もの歴史の積み重ねの中で作られた生存のための体の構造は、安定した地球環境の中でつくられてきたもの。環境が変わると生きていかれなくなります。”

山本淳
日本野鳥の会道南桧山支部会員
2007・9・28
地域のためにキラリ

“アメリカ暮らしよりむしろ、渡米のための資金を貯えていた18歳くらいの頃の方が貴重な時間でした。”

ヴィサージュ代表神崎光枝さん

神崎光枝
ヴィサージュ代表
2004・3・30
巻頭特集「新社会人応援企画座談会」
*故郷・函館を離れて都会などに巣立つ若者へのメッセージの意味をこめて、本紙記者が都会での生活や渡米経験のある3人の函館人をレストランに招いて行った座談会。渡米経験を持つ神崎さんに、アメリカ暮らしのさまざまなエピソードを質問する中、本人が力強く語った言葉。企画を通じて神崎さんが、夢を追いかける若者に本当に伝えたかったメッセージだったのではないだろうか…。

“臨時教員時代も、僕の教師としての評価は、学校側からは最低でしたが、生徒側からは1番でした。どっちが大切か? というようなことですよね。”

加藤進
有限会社みのり代表
2007・6・29
アイ・ラブ・ローカル・コンバース
*本紙の意見広告でもおなじみの加藤社長の名言。

“継続することですね、これと決めたら…。”

ジャム函館編集長吉田智士さん

吉田智士
ジャム函館編集長
2007・9・28
アイ・ラブ・ローカル・コンバース
*各方面からの賛否の声に常にさらされる出版業界。とりわけ強烈な個性を持つ地域タウン誌『ジャム函館』の編集方針について、“吉田イズム”を語ってくれた同誌編集長。

“何でもいいから興味を持ったことに夢を膨らませるのは大切なこと。勉強が嫌いで高校にも行きたくなかった私が大学院にまで進んだのも、魚が好きだったからでしょうね。”

今村央
北大総合博物館准教授
2005・8・16
マイウエイ全力投球