部員の心はひとつ「インターハイ出場」
前列左から川口大河さん(16歳)、澤出明慶さん(17歳)、戸館空良さん(18歳)、金子舜汰さん(17歳)、玉森乙栞さん(17歳)
先輩達の分も全国の舞台で戦うため練習に打ち込む北海道大野農業高等学校フェンシング部。新人全道大会の個人では、澤出さんがエペで優勝。エペで玉森さん、フルーレで金子さんも入賞し、男子エペ団体(金子さん、澤出さん、川口さん)は見事優勝を果たした。さらに、男子エペ団体は、この3月に開催される全国選抜大会の切符を手にした。キャプテンの金子さんは、「1試合でも多く試合が出来るよう団結力を上げ、技の手数や攻めの部分を向上させたい」と話す。1戦1戦全力を注ぎ、目の前の駆け引きを制し、部員全員の目標である「インターハイ出場」に向かい歩を進める。
地元開催の全国大会に向け、相撲道を突き進む!
吉田飛龍さん(左)、水澤将真さん(右)
昨年、全国大会の舞台で相撲を取った福島中学校の吉田さん(14歳)と水澤さん(14歳)。新人全道大会の団体戦では準優勝を果たし、更なる高みを目指し稽古に打ち込む。「基礎や基本の練習を反復し、土台を固めています。4月から中学生になる弟も一緒にトレーニングしているので、良い刺激になっています」と、吉田さん。水澤さんは、「強い身体をつくるため、体幹トレーニングを中心に稽古に励んでいます。3月から実戦形式で相撲を取っていくので、それまでに武器を増やしたいです」と話す。強くなるため徹底的に基礎を固め、武器を磨く2人は、今年福島町で開催される全国大会に向け、相撲道を突き進む!
料理を通じてグローバルに活躍する存在に
岡本さん
清尚学院高等学校調理科料理部の岡本さん(18歳)は、この3月に晴れて調理師免許を手にした。「今後は知識だけではなく、調理実習で学んだ技術や作業動線を考えた経験を活かしたい」と話す岡本さんは、4月からは大学生として、国内だけではなくグローバルに活躍できる存在を目指し、英語を学びながら独学で料理を続ける。「いつかキッチンカーで皆様にハッピーをお届けできるように頑張ります!」と夢の実現を誓う彼女の料理を、いつか本紙で紹介する日が訪れることを願う。
高校生ラガーマンとしてトライ!
左から大倉小歩さん(14歳)、中市碩丞さん(15歳)、中山稜斗さん(15歳)、前田一郎さん(15歳)、佐々木悠汰さん(15歳)、阿部翔真さん(15歳)
試合が行われるのかさえ分からない状況の中、その日に向け、準備を整えてきた函館ラグビースクールのU-15北海道選抜メンバーに中市さんが加わり、始動! 北海道代表として挑んだ全国大会予選の結果は、1勝1敗。「試合内容としては満足できるものでした」と話す佐々木さんは、個人スキルの成長を改善点としてあげた。北海道・東北女子代表として女子の部で出場した大倉さんは、「力不足で勝てませんでした」と試合を振り返るが、代表として戦った経験は今後に繋がる。4月からは高校生ラガーマンとなる6人は、ひと回り成長した姿でピッチに立つだろう。
大きな財産を胸に次のステージへ
臼井拓己さん
インターハイでのベスト8入りを目指し、練習に励んでいた函館大学付属有斗高等学校ハンドボール部の臼井さん(18歳)。結果はベスト16。目標には一歩届かなかったが、「チームメイトと熱い夏を過ごせたことが、今後の競技人生の大きな財産になります」と話し、次のステージに向かって歩き始めている。個人としてはU-21強化合宿に参加し、大学での選手生活に備えトレーニングを欠かさない。今後の目標は、「フィジカル面はもちろん、人としても成長して、みんなから応援される憧れの選手になること」。4月からは東海大学で、得意のロングシュートを決めまくってほしい!
今年は絶対に負けない!目指すはインターハイ優勝
山崎楓太さん
八種競技で全道優勝を目指していた市立函館高等学校陸上競技部の山崎楓太さん(17歳)は、2日間で8種目をこなせるよう走り込みなど、量を意識して練習に励んだ。結果は全道大会優勝。インターハイでは堂々の4位入賞を果たし、道南記録も打ち立てた。「去年のインターハイ優勝者が1年生だったので、今年は絶対に負けない!」と話す山崎さんは、インターハイ優勝と北海道記録の樹立を今シーズンの目標に掲げ、過酷な2日間に挑む。
優勝と大会新記録を懸け、決戦の舞台へ
中石湊さん
函館大谷高等学校自転車競技部の中石湊さん(17歳)は、「努力を怠らなかった成果が出ました」と、昨年のインターハイ優勝を振り返る。意識して取り組んだのは、ペダリング矯正。これにより、効率の良い推進力を生み出した。3月は優勝と大会新記録を懸け全国選抜大会に出場するが、中石さんには「雪で思うように練習できない北海道の選手は不利と言われるので、関係ないというところを見せたい」という思いがある。前回「風も実力のうち」と話していたが、雪のせいにも風のせいにもしない彼は、まだまだ強くなると確信した。
大きく、キレ良く、次のステップへ
澤田柊さん
ガールズグループメンバー選抜オーディションの最終審査に臨んだRダンスカンパニー所属の澤田柊さん(16歳)。結果としてメンバーには選ばれなかったが、その日のため、大きく、キレ良く、細部まで大事に踊るという基本を再確認しながらレッスンに取り組んだ日々が、ダンサーとしての彼女を成長させた。「今までにない経験をさせていただき、楽しい時間になりました」と話す澤田さんは、今回の経験で気持ちも前に進み、「今後も色々なことに挑戦したい」と、次のステップを踏み出した。
試合で活躍して優勝するために今できることを
小山けいとさん
サッカーのオフシーズンに開催されるフットサルの大会を楽しみにしていた函館ジュニオールFCの小山けいとさん(9歳)は、「試合が中止になって残念です」と話すが、思うように活動できない状況でも向上心を持ち、練習に励んでいる。体力が落ちないように日々体を動かし、正確なパスを出すトレーニングにも力を入れた。リフティングも上達してきた。1歩ずつ着実に前に進んでいる小山さんは、「試合で活躍して優勝したい」という思いを胸に、小さな体で力強いシュートを打った。
勝利に向かって闘志を燃やす
荒木陽仁さん
ササモリジムに所属するウエルター級のボクサー荒木陽仁さん(17歳)は、「負けた相手との差を埋めるために、もう1度基本の練習から取り組んできました」と、昨年6月のインターハイ予選を振り返る。悔しさをバネに闘志を燃やした荒木さんは、昨年末に行われた全道新人大会で見事優勝。最優秀賞も受賞した。それは、以前負けた相手に、そして自分自身との戦いに勝った瞬間だった。この3月には全国選抜大会に出場するが、悔いのない試合をして勝ち進むため、技術、スタミナ、武器のパワーを磨いてきた。勝利という2文字のために…。
トップクラスのハードラーを目指して
宮田龍昇さん
函館大学付属有斗高等学校陸上競技部のハードラー宮田龍昇さん(17歳)は、「インターハイは結果を残せず悔しい思いで終わりました」と胸の内を明かすが、それと同時に、1台目に入る距離感や後半の失速など修正点が見つかるきっかけにもなり、日々の練習に活かしている。そんな中、昨年最も刺激を受けたのが、憧れの金井大旺選手とのレース。スタートから今までに感じたことのないスピード感に圧倒されながらも、「金井選手のようなトップクラスのハードラーになりたい」という強い思いを抱いた宮田さんは、間もなく高校生ラストシーズンのスタートを切る。