青いぽすと

函館西部地区観光スポット

2007-09-28 vol.381

函館の西部地区観光スポット巡り・合間グルメのオススメ

真夏の猛暑が嘘のように、心地よい季節がやってきました。秋晴れの午後はのんびりと、美しい風景を眺めながらの散策を楽しみたいものです。そこで今回の特集は、函館市内西部地区のテーマ別散策案内。異国情緒と美しい自然に包まれた西部地区は普通に散歩するだけでも気持ちいいものですが、どうせなら、何かテーマを決めて散策してみませんか? 

例えば、函館ゆかりの文学に触れながら、ゆっくりと記念碑を巡ってみてはいかがでしょう。また、神社や仏閣を巡っていにしえの頃を思うとともに、日々の幸福を祈願する散策もいいのでは…。さらに、ドラマやコマーシャル、映画のロケ地になった場所に足を運び、いつか観た名シーンを思い出してみるというのも素敵です。さあ、お気に入りのコースを、さっそく歩いてみましょう——。

青いぽすとが提案する、函館市内西部地区のテーマ別散策コース

文学コース

函館ゆかりの文学に触れる散策コース。港街の文化の香りを感じながら…。

神社・仏閣コース

日本古来の建築技術と巡礼の散策コース。ゆっくりと、いにしえを思うひと時を…。

テレビ・映画ロケ地コース

函館ロケのテレビドラマ、CM、映画のロケ地巡り。あの感動の名シーンが甦る…。

文学コース

啄木の碑

函館公園内の、通称スリバチ山の裾にある歌碑。「函館の 青柳町こそかなしけれ 友の恋歌矢車の花」の歌が啄木の筆跡を拡大して掘られている。啄木が青柳町に住んだのは明治40年5月から9月までの短い期間だった。

亀井勝一郎文学碑

「大和古寺風物詩」等で知られる函館出身の文学者亀井勝一郎の碑。「人生邂逅し、開眼し、瞑目す」という自筆の寸言が掘られている。昭和44年、この一角を小公園としてそこに建てられたもの。元町には「生誕の地」の碑もある。

蘆火野・五島軒

船山馨の「蘆火野」は、幕末の箱館の歴史的人物や出来事を背景に、フランス料理のコックを目指す青年河井準之助と妻・おゆきの人生を描いた小説。五島軒がモデルといわれ、レストラン「雪河亭」は作品中の2人の名に由来。

高橋掬太郎の碑

函館日々新聞に勤務していた昭和6年にコロンビアレコードに投稿して採用され、古賀正男の作曲で大ヒットした歌の歌詞「酒は涙か 溜息か 心のうさの捨てどころ」が刻まれている。掬太郎は後に上京し、人気作詞家となった。

新島譲海外渡航の碑

新島七三太(後の襄)は元治元年(1864年)の夜陰、この岸壁からひそかに小舟で沖のアメリカ船へ到着した。船長の厚意でアメリカに渡り、1874年帰国後、同志社大学を創設した。小説「蘆火野」にもその顛末が描かれている。

ちょっと立ち寄りたい店

この春復活、「蘆火野カレー」 レストラン五島軒

神社・仏閣コース

高龍寺

1633年、松前の曹洞宗法源寺の末寺として亀田村に建立。1879年現在地に移転。1910年に完成した東北以北最大の山門は総ケヤキ造りで名工達が腕を振るった彫刻が見事。蛎崎波響の傑作「釈迦涅槃図」を所蔵(非公開)。

函館護国神社

宝来町電停から函館山に向って坂を登ると見えてくる大きな鳥居。そこが函館護国神社です。緑が多い境内からは、市街や津軽海峡が一望できます。また、なでると幸福になるという「なでふくろう」があり、お守り「不苦労・福朗」も人気。

七福神

昔から幸福を願って巡拝するといわれている七福神。函館の七福神は西部地区のお寺と神社にあり、全行程およそ5キロの道のりは、西部地区散策にちょうど良いコースです。

七福神は、弁財天は弁天町の厳島神社、毘沙門天は称名寺、大黒天は実行寺、福禄寿は船魂神社、恵比須天は恵比須神社、布袋尊は天祐寺、寿老神は住三吉神社(午前中のみ参拝、要連絡。Tel:22-2608)にそれぞれ祀られています。
称名寺(Tel:23-0574)、
実行寺(Tel:22-0341)は事前に参拝申し込みの連絡が必要です。恵比須天は隣接する高田屋嘉兵衛資料館にスタンプがあります。

各寺・神社には、七福神について載った小冊子「函館山七福神めぐり」(300円)があり、訪問者に記念のスタンプを捺してくれます。幸福を願ってぜひこの秋こそ、巡拝を…。(取材協力/函館山七福神研究会)

ちょっと立ち寄りたい店

おしるこの甘さに疲れを癒して オールドミス菊

テレビ・映画ロケ地コース

緑の島の艀

映画『星に願いを。』で主人公の竹内結子が海に飛び込むシーン。吉沢悠演じる事故で亡くなった恋人が主人公の目には見えないけれど常にそばで見守っている設定。彼の存在を確かめたい一心の命がけで切ない思い

青柳町電停

市電の撮影といえば、青柳町電停。映画『テイク・イット・イージー』でも吉川晃司が乗ったバイクと電車が並んで走るシーンが登場。最近では日本生命のコマーシャルでも使われる。見る位置によっては市電が宙に浮くように見える。

船見公園

竹内結子主演の連続ドラマ『ランチの女王』で最終回の重要なシーンに使われた公園。妻夫木聡も登場した。映画『海猫』の函館ロケの合間に撮影した伊東美咲写真集では、彼女がこの公園のブランコに乗っている。

大町電停付近

1998年、数々の賞を総なめにした映画『愛を乞うひと』は函館を昭和30年代の東京に見立てて重要な回想シーンを撮影。娘が母から逃れ必死で駆け下りる坂は日和坂。大町電停の撮影シーンでは、看板などの映画セットが配された。

八幡坂

老夫婦が笑顔で手を組んで歩く有名なCMの舞台となった八幡坂。ここからチャーミーグリーンの坂ともいわれる。海、坂、電車と三拍子揃う函館ロケの定番スポットで、CMやサスペンスドラマなどでもはずせないロケスポット。

ちょっと立ち寄りたい店

八幡坂に建つ素敵なお店 函館八幡坂Story

この春復活、「蘆火野カレー」

レストラン五島軒

明治12年創業の老舗『レストラン五島軒』ではこの6月より、小説「蘆火野」の著者・船山馨先生に三代目若山徳次郎氏が特別に作って振る舞ったという究極のビーフカレーを、「蘆火野カレー」(中辛、1365円、サラダ、コーヒー付)として当時のレシピに忠実に復活させた。霜降り牛肉とシャンピニオンを使った最高級の味わいを、文学の香りを感じながら味わってみては…。

営業時間は午前11時30分〜午後8時30分。無休。駐車場有。

●末広町4-5
Tel:23-1106

おしるこの甘さに疲れを癒して

オールドミス菊

十字街電停を降りて二十間坂を登った中腹の左手にある『オールドミス菊」は“お志るこ”ののぼりが目印。古き良き時代にタイムスリップしたような空間で、ちょっぴりヘルシーな昔のおやつをどうぞ。おすすめは「シャン・カフェ」(700円)で、手作りの小豆あんにバニラアイスと白玉と寒天が添えられ、香り高いコーヒーソースが不思議な出会いの味。鰊そばのセット「鰊御殿」(1000円)や「ひるげセット」(900円)もあります。

●元町24-7 2階
Tel:26-7075

八幡坂に建つ素敵なお店

函館八幡坂Story

テレビや映画の撮影でひときわ登場が多いのが八幡坂。『函館八幡坂Story』は八幡坂に建つ洋館風の素敵な店。ランチは「シーフードライスセット」(1260円)、「ワンプレートランチ」(1050円)など。「特製ロールケーキ」(340円)はふわっとしたスポンジが贅沢感のあるケーキ。

営業時間はランチ午前11時30分〜午後2時、ティータイム午後2時〜午後4時、ディナー午後6時〜9時30分(LO/午後8時45分)。毎週水曜日定休。

●元町32-25
Tel:24-2111

秋のベイエリア散策案内(函館市西部地区テーマ別散策コース) 青いぽすと Vol.381