開運グッズと縁起物

2010-12-28 vol.459

開運グッズで今年こそ良い年にしようっていう意思の力が運を引き寄せる

「神社のことについて書きたいので教えてほしい」と、函館護国神社宮司の真崎不二彦さんにお願いすると、「あなたの神社感を書いたほうがいい」という答えが返ってきた。辞書には「神をまつってある建物。やしろ。お宮」と書いてある。確かに神社の静寂さには、そういう雰囲気がある。真崎宮司はきっと、「神社に足を運んで何を感じるか?」ということのほうが大事だと言いたかったのだろう。

開運グッズで今年こそ良い年にしようっていう意思の力が運を引き寄せる

函館護国神社には、箱館戦争から太平洋戦争に至る函館市、渡島・檜山・後志(一部)管内の戦没者が祀られているという。そしてその中には10代の少年や若い女性もいるという。それを知って函館護国神社の境内に足を運ぶと、私達が平和に毎日を暮らせることへの感謝の気持ちがこみ上げてくる。
筆者の神社感は、「日々を普通に暮らしていることがいかに幸福であるかに気づき、それに感謝し、明日からもその幸福な日々が続くことを願う場所」といったところだろうか。
2011年もよい年でありますように…。

福を〝かき集める〟縁起物、熊手

函館八幡宮

函館八幡宮の熊手

恵比寿大黒や米俵、大判小判などを飾り付けた熊手は、家内安全や商売繁盛などの〝福をかき集める〟招福の縁起物と言われています。神社で販売されている熊手は、おふだやお守りなどと同様、「神様から授かるもの」という意味で〝授与品〟と呼ばれ、その対価として支払うお金を、「授与品を授かるために、その年初の実り〈穂〉を神様へお供えする」という意味で〝初穂料〟と言うのだそう。熊手は小さいものから授かって、年々大きなものにしていくのが良いとされています。飾る場所は福をかき込むのに最適な玄関、もしくは不浄でない場所。毎年7万人の初詣客が訪れる『函館八幡宮』では、新年に向けて1500円、3000円、10000円、30000円(=写真)の4種類の熊手をそろえています(30000円の熊手は毎年11月23日までに申し込みが必要です)。授かった熊手は1年後、どんど焼きの日に感謝の気持ちとともに神社にお返ししましょう。

●谷地頭町2-5
Tel:22-3636

干支を飾って開運・招福

占い専科21

占い専科21の干支(卯)の置物

お正月のお祝いは、「年の始めに年神様がそれぞれの家を訪れて、幸運を授けてくれる…」という信仰にもとづいています。門松やしめ飾りは年神様を迎えるための依り代(心霊の宿る場所)とされ、干支の置物は年神様を鎮座させることで1年間の無病息災、家内安全を祈り、守ってもらう風習として室町時代から根づいていました。その後、お正月以外にも縁起物として恵比寿大黒天や布袋尊、だるまなどが飾られるようになり、現在の風水ブームの元となっています。年の始めにその年の干支のものを飾ると1年の運気が良い方に開け、悪運や厄難から守護してくれると言われています。「卯」は、優しく穏やかな動物であるとともに、「餅つき兎」の話など、月とも縁の深い動物として神話の時代から親しまれてきました。「卯年」を迎えるにあたり、招福を祈念し飾り鎮座させてはいかがでしょうか?

干支の置物のお問い合わせは『占い専科21』まで。

●梁川町18-20
Tel:55-1031

アメリカインディアンの縁起物、いかが…

インディアンバレーロード

インディアンバレーロードのアメリカインディアン開運グッズコーナー

市内松風町にある、カッコ良くてオシャレな衣料品店『インディアンバレーロード』のアメリカインディアン関連の縁起物に注目!
悪い夢が網目につかまって、良い夢だけがやってくることでよく知られている「ドリームキャッチャー」。この店では本場アメリカのドリームキャッチャーを約10種類販売しています。本場・アメリカならではの素材の良さが特徴で、羽根の質感などネイティブアメリカンの雰囲気がたっぷり伝わってくる逸品ぞろい。部屋に飾ったり車に飾ったりするのが主な使い方で、価格は1500円〜。
また、アメリカインディアンが残した壁画に描かれていたという「ココペリ」という神様をモチーフにしたグッズもあり、かわいらしく親しみやすい見た目から、女性に特に人気があるのだそう(=写真左下)。携帯電話ストラップや置物があり、価格は980円〜。

営業時間は正午〜午後8時。不定休。

●松風町8-8
Tel:23-4406
www.indian-valley-rd.com

夢を叶える象「ガネーシャ」

マライカ

マライカのガネーシャの置物

BAYはこだて内にある『マライカ』は、インド、タイ、インドネシアなどの雑貨や衣類がそろうエスニックの店として豊富な品ぞろいが評判の1軒。この店で話題の縁起物が、人気小説やテレビドラマでも注目された夢を叶える象「ガネーシャ」。インドの神様・ガネーシャは富の神、学問の神、幸運の神として知られています。この店のガネーシャグッズは、置物や携帯電話ストラップから、タペストリーやテーブルクロスとして使える布類まで実にたくさんのものがそろっています。価格は250円から各種で、ちょっとかわいらしい顔立ちと価格の手軽さなどから人気を集めています。掲載写真は素焼きのぬくもりが素敵な「クレイガネーシャ」で、①850円②800円③450円。2011年がよい年であることを願って、夢を叶えるガネーシャをご自宅にお迎えては…。

営業時間は午前9時半〜午後7時。無休(12月31日、1月1日は休業)。

●豊川町11-5 BAYはこだて内
Tel:84-6888

来年こそは良縁を、という人に…

函館護国神社

函館護国神社の縁結びのお守り

「来年こそ良縁を…」という人におすすめなのが、『函館護国神社』の縁結びのお守りです。
函館護国神社には箱館戦争から太平洋戦争に至る道南の戦死者が祀られています。その多くが若く独身だったということもあり、若い人達の参拝が最善というイメージが長い歳月を経て定着。若い女性やカップルの参拝が増え、メディアの報道や口コミで縁結びの宮として知られるようになったもの。特に初詣には若いカップルが数多く訪れ、除夜の太鼓を合図に参拝するそうです。
函館護国神社の縁結びの縁起物は、「絵馬」(=写真左上)1000円、「えんむすびお守り」(=写真右上)500円、「水晶入えんむすび」(=写真下)1300円。
坂上にある静寂な境内から市街地を一望する絶好のロケーションも有名。素敵な縁があることを願っている人はぜひ、足を運んでみてはいかが…。

●青柳町9-23
Tel:23-0950

雅なお菓子「花びらもち」

ひとつ風

和菓子店ひとつ風の花びらもち

その昔、宮中のお正月のお菓子として用いられたという「花びらもち」は、白いぎゅうひにほんのり紅色が浮かんで、雅なお菓子です。平安時代、お正月に、お餅に赤い菱餅をのせ、鮎やみそをはさんで食べる宮中の習わしがあり、それがお菓子に姿を変え「花びらもち」になったと言われています。ぎゅうひに紅色のお餅をはさみ、味噌あんをのせて鮎の代わりのごぼうをはさんで包みます。柔らかいぎゅうひに甘めの味噌あんと、ほんのりごぼうの香りが優雅な味わいを醸します。その後、新年最初のお茶会「初釜」に使われるお菓子として伝わり、今では広くお正月のお菓子として用いられます。華やかでふっくらした形がお正月の雰囲気にぴったりですね。
『ひとつ風』の「花びらもち」は年末から店頭に並びますが、12月29~31日、1月2、3日は予約販売になります。それ以降は店頭でどうぞ。営業時間は午前9時~午後6時30分。

毎週水曜日定休ですが、12月29日は営業。12月31日、1月2、3日は午後5時まで。1月1日休業。

●松陰町8-1
Tel:54-8977

世界最古のお守り「天珠」

ザ・グリーンターラ函館店

ザ・グリーンターラ函館店の天珠のブレスレット

「2011年は必ず開運を」と願っていたら、天珠を身につけてみてはいかがですか…。天珠は約2500年前にチベットで生まれ、現代に伝わる秘石です。瑪瑙(めのう)、カルセドニー、カーネリアンなどの石に薬草と薬品で文様を描きます。文様はひとつひとつ違い、同じものはありません。その文様によって異なる効果を精神世界に働きかけ、願いを叶えるといわれています。『ザ・グリーンターラ函館店』では、専属デザイナーが天珠を直接買い付け、アートスピリチュアルジュエリーとして制作しています。天珠の形によって開運、仕事、恋愛、健康、厄除けなどがあり、その数は70種以上。天珠の組み合わせによって全てに開運の力を持つものを作ることもできます。また、願いに合わせて作り替えることも可能。オーダーは1週間ほどで出来上がり。店内には多様なジュエリーが展示されているので、この中から選ぶこともおすすめです。

営業時間は午前10時〜午後9時。

●港町1-2-1 ポールスターショピング センター1階
Tel:40-8111

厄除けの唐辛子ストラップ

ギャラリー愛 サラン

ギャラリー愛サランの厄除け唐辛子ストラップ

韓流グッズの中でよく見かける「唐辛子ストラップ」。ガラス製の唐辛子が何本か連なっているものです。この唐辛子は、携帯電話などにつけているうちに、1本ずつ欠けていくことがあり、いつのまにか残りが1本ということもあります。これを悪いイメージでとらえる必要はありません。韓国では、破損していった唐辛子は、自分に降りかかる禍の身代りになったと言い伝えられています。市内西桔梗町の『ギャラリー愛 サラン』には、唐辛子ストラップが種類豊富にそろっています。定番の赤色から、透明、緑、赤と緑の2色などがあり、本数も少ないものから多数までそろっています。価格は420円〜。オーナーが唐辛子ストラップが好きで、韓国に行く度に新しいものを買い付けてくるそうで、函館で1番の品ぞろえ。お気に入りが見つかるはず。

営業時間は午前10時〜午後7時。不定休。なお、年末の営業は12月29日まで。新年1月4日から営業。

●西桔梗町850-33
Tel:49-2340