極楽…イタリアン晩餐会
本場ではさまざまなアンテイパスト(前菜)がテーブルに並び、ゆでたてのアル・デンテのパスタが運ばれたら、気どることなんか全くなく、ワインを持って"BuonAppetito"(いただきま〜す)。そんな陽気なムードで食卓が販わうのがイタリアンの最もいいところだ。
イタリア人にとって最高の賛沢は、やはりその土地で獲れた旬の素材を味わうこと。春は白アスパラガス…秋にはトスカーナのボルチーニ茸…、そして晩秋から冬にかけては香り豊かなトリフ…。「イタリアにはイタリア料理はない。あるのは郷土料理だけ」という言葉があるように、彼等ほその土地の太陽をたっぷり浴びた野菜や、その土地をかけ回って育った鶏やウサギを愛情こめて料理にする。イタリアンを食することはイタリアの風土と文化を知ることとも言われている。
食欲の秋ーー。とびきり美味しいイタリアン出会うことは、もしかしたら私達日本人が飽食時代で忘れかけたサムシングを奮い起こしてくれることなのかも知れない。
【参考文献/『地球の歩き方』(ダイヤモンド・ビッグ社)】
レストランPino
今年3月、七飯町峠下にオープンした『レストランPino』。もともとフランス料理のシェフをしていたオーナーが、フレンチの技法を活かして作るパスタが美味と人気。まだまだ、夏気分を楽しみたい人におすすめなのが『青じそと松の実のペーストソース・トロピカル仕立てスパゲッテイ』800円だ。ツースの味と色にこだわったトロピカルでヘルシーな1品だ。9月末日まで青いぽすとを持参するとソフトドリンクを1杯サービス。ぜひ、ご賞味あれ。
●七飯町峠下11-9
Tel:64-8410
ドゥエピアッティ
市内本町にある『ドゥエピアッティ』の、この秋のオススメ「スペアリブの葉包み焼き」1,000円は、ハーブでマリネし網焼きしたスペアリブと自家製ドライトマト、舞茸をほう葉で包み蒸し焼きした料理。柔らかいスペアリブとハーブ、ほう葉の香りをゆっくりと堪能したい逸品。また、夜のメニューが1品料理中心にリニューアル。ワインと一緒に試してみて。
営業時間は
ランチ午前11時30分〜午後3時(ラストオーダー午後2時)
ディナー午後6時〜10時(ラストオーダー午後9時)
定休日は毎週火曜日、每月第1月曜日
●本町31-19
Tel:31-8878
ロッゾ
市内松陰町にある『ロッゾ』は、心温まるイタリアの家庭料理を、ウッディでお酒落な店内で心地よく楽しめるレストラン。この秋のオススメは「菜園風パスタ」1,300円。イタリアではオルトラーナと呼ばれるこのパスタは、トマトソースをベースにパプリカ、ズッキーニ、なす、マッシュルームといった季節の野菜をふんだんに使った1品。さっぱり風味ながら、ダシの味が独特の深みを感じさせる。
営業時間は
午後6時〜深夜2時(ラストオーダー深夜1時)
毎週月曜、每月第2火曜日定休
駐車場有
●松陰町17-2・パインシェード・ヴィラ1階
Tel:32-0188
ダヴィンチ
市内東川町にある『ダビィンチ』の「海賊風パスタ」は函館特産の生イカを使った。ボリュームたっぷりのパスタ。生イカやエビ、あさりなど海の幸のおいしさをそのまま生かしであっさりした塩味で仕上げてある。ガーリックトーストとデザートがついて750円(内税)というリーズナブルな価格もうれしい。女性スタッフならではの居心地の良い空間。
営業時間は
午前10時30分〜午後2時30分
午後5時〜午後10時
年中無休
●東山町4-8
Tel:27-7595
ア・プレスト
イタリアリ料理の魅力…それは、味や季節感はもとより、遊び心あふれる見た目のよさ。作り手の独創性を楽しめる点にある。なかでも特にカルパッチョは、皿というキャンバスに食材という絵の具で絵を描く食の芸術といえよう。市内本町にあるイタリアンレストラン『ア・プレスト』の「真鯛のカルパッチョ」(1,300円)は、生クリームとアンチョビをベースにしたソースが新鮮な真鯛の味を引き出す1品。食用のあじさいが見た目の可愛らしさを演出し、食欲をそそる。
●本町31-10
Tel:52-8707
レストラントーイ
市内若松町のレストラン『トーイ』の「かぼちゃのクレープ包みグラタン」は、カリッと焼けたクレープに、かぼちゃのピュレとトマトソースがぴったり、大沼産の旬のかぼちゃにローストしたクルミの歯ごたえがおいしさの秘密で、コース料理の前菜に出される。昼のコースは1200円と2200円、夜のコースは2600円と3600円。落ち着いた店内ではパーティー、会食を14人から受けている。
営業時間は
午前11時45分〜午後2時
午後6時~午後9時
每週木曜定休
●若松町32-19 ヴェル・ド・ミール若松町1F
Tel:27-0151