社会見学で知る函館の産業と歴史

2018-10-12 vol.646

函館の社会見学おすすめスポット

子供の頃、施設や工場などを見学した経験はありませんか? 大人になっても施設や工場などを見学することは、とてもためになって楽しいものです。今回は函館の公共施設や工場、函館市史や地元ゆかりの著名人のことが見学できる場所にスポットを当ててみました。

函館の社会見学おすすめスポット

美味しさを創る製造工程を見学

株式会社布目

株式会社布目

昭和16年の創業から数々のヒット商品を生み出している『株式会社布目』では、社会貢献の一環として工場見学を積極的に受け入れています。見学の際にはスタッフがガイドとなり、DVD鑑賞や工場で行われる製造から梱包までの過程を見て、聞いて、知ることができます。根強い人気の「本数の子 黄金松前」「社長のいか塩辛」や新商品も並ぶ販売スペースでの買い物も楽しみのひとつ。

日時は、毎週月〜金曜日の9時〜15時(10時30分〜10時45分と正午〜13時を除く)。
1週間前まで要予約。1人から80人まで可。お土産有。バリアフリー(車椅子有)。P有。

●浅野町4-17
Tel:43-9101

体感できるミュージアム

北島三郎記念館

北島三郎記念館

『北島三郎記念館』は、北島三郎の幼少期から成功までの足跡を体感できるアミューズメントミュージアム。思い出の場所を再現した2階「ヒストリー・ゾーン」では、ノスタルジックな昭和へタイムスリップ。特別公演のフィナーレを完全再現した3階「シアターゾーン」は、ロボットサブちゃんのステージに魅了されます。専任キャストの秘話も感動的。入場無料の1階「サブちゃんショップ」にはオリジナルグッズなどがあります。

大人1540円、小学生400円、幼児無料。
9時〜最終入館18時。無休。P有。

●末広町22-11ウイニングホテル内
Tel:26-3600

レイモンさんの功績を学ぶ

函館カール・レイモン本社工場

函館カール・レイモン本社工場

1925年に函館に工場と店舗を構えて日本人にハム、ソーセージの美味しさを伝えた「胃袋の宣教師○」、カール・レイモンさんのルーツと、その味を受け継ぐ『株式会社函館カール・レイモン』の商品の製造工程を見学できる同社の工場見学が好評です。

個人での見学は原則自由。10人以上の団体見学は約1時間のガイド付き見学ができます(利用日3日前まで要予約)。工場内には売店があり、通常価格の10%OFFで各商品を購入することができます。

見学は無料。10時〜正午、13時〜15時(最終入場14時)。
日・水、一部祝日、11・12月休館。P有。

●鈴蘭丘町3-92
Tel:55-4596

函館開港の歴史を知る記念館

函館市旧イギリス領事館

函館市旧イギリス領事館

元町にある『函館市旧イギリス領事館』は、函館が国際貿易港として開港した1859年からイギリス領事館としてその役割を担ってきた建物。1992年に復元されてからは開港記念館として一般公開され、2009年には展示内容も一新されて開港当時の函館にタイムスリップしたような貴重な開港記念館として人気を集めている。函館市民に親しまれたリチャード・ユースデン領事を紹介した領事執務室の再現や開港時の函館を表した鳥瞰図などが見どころ。

4〜10月は9〜19時(11〜3月は17時迄)。
大人300円、学生・児童・生徒150円。

●元町33-14
Tel:27-8159

オドロクチカラ、忘れてませんか?

はこだてみらい館

はこだてみらい館

『はこだてみらい館』は、科学ベースの先端コンテンツや多彩なワークショップの体験ができる施設。巨大ディスプレイで上映される「イカの群れ」は、専門家監修のもと本物を忠実に再現した圧巻の映像。360度映像とマルチチャンネルサウンドが楽しめる360スタジオでは、通常立ち入りできないハリストス正教会の鐘楼から函館の街並みを見渡す体験もできる。毎月開催の親子科学ワークショップは家族連れにも人気。

小学生以上300円、未就学児無料。お得な定期券も有。
営業時間は10時~20時。毎月第2水曜、年末年始休館。
提携駐車場有。

●若松町20-1キラリス函館3階
Tel:26-6000

間近で受入桟橋やLNGタンクが見られる

北海道ガス函館みなと工場

北海道ガス函館みなと工場

北海道初の液化天然ガス(LNG)受入基地である『北海道ガス函館みなと工場』。
パンフレットを見ながら設備について説明を受けたり、受入桟橋やLNGタンクから都市ガス送出までの製造施設を見学できます。また、中学生以下にはLNGを使った楽しい実験も行います。

体験は平日の9時~正午、13時~17時(約1時間程度)。
実施日の2週間~1ヶ月前に電話またはFAXで申込。
見学無料。40人まで可(小中学生以下の場合は引率者が必要)。
詳細は同施設のホームページをご覧ください。

●港町3-19-8
Tel:62-7770【FAX】43-7600

法廷見学・模擬裁判体験をしてみませんか?

函館地方裁判所

函館地方裁判所

『函館地方裁判所』では、法廷内見学や裁判に関する一般的な説明を聞くことができる「法廷見学コース」、参加者が裁判官・検察官・弁護人などの役になって刑事裁判手続を体験できる「模擬裁判体験コース」、両方の内容を合わせたセットコースを実施しています。

見学、体験の時間は平日の9時~正午、13時30分~16時30分。
実施日の25~30日前に電話で要申込。いずれのコースも無料。40人まで可。

急な裁判等で見学が実施できなくなることがあります。
詳細は『函館地方裁判所』のホームページでご確認ください。

●上新川町1-8
Tel:38-2371(事務局直通)

身近なテレビの舞台裏

NHK函館放送局

NHK函館放送局

テレビ放送の舞台裏を体験しませんか? 『NHK函館放送局』では、カメラマン体験や映像を合成して作るクロマキー体験のほか、8Kスーパーハイビジョンの視聴などができます。

見学できる人数は5~30人程度の団体で、所要時間は60~70分。
時間は平日の10時~11時30分、14時~16時。土・日、祝日、年末年始、大型連休期間中、毎月1・2日は見学不可。

当日に大きな事件や事故、災害などがあった場合、見学できない場合有。
見学希望日の3週間前までに、電話で仮予約をして申込書をFAXまたは郵送。
詳しくは直接お問い合わせを。

●千歳町13-1
Tel:27-0111(見学係/平日9時30分~18時)

道内唯一の国宝を間近に

函館市縄文文化交流センター

函館市縄文文化交流センター

南茅部の縄文遺跡群を中心に、函館市内の縄文遺跡から出土した土器や石器などを多数展示する博物館。北海道唯一の国宝「中空土偶」も常設展示しています(他施設貸出で12月末頃迄はレプリカ)。その精巧な作りと繊細な文様をじっくり見つめていると、縄文人の造形技術と精神文化の高さが伝わってくるようです。ミニチュア土器づくりや勾玉づくりなどの体験メニュー(有料)もあるので、記念品代わりにどうぞ。

入館料は一般300円、学生・生徒・児童150円。
9時〜17時(11〜3月は16時30分閉館)。
休館日は月曜(祝日の場合は翌日休)、毎月最終金曜、年末年始。

●臼尻町551-1
Tel:25-2030

暮らしに大切なお金に関する見学・体験

日本銀行函館支店

日本銀行函館支店

『日本銀行函館支店』では身近で暮らしに大切なお金に関する見学や体験ができます。見学は日本銀行の役割などを解説したDVDを視聴したのち、展示ルームや体験コーナーに移動。1億円の重さ体験や、使われなくなった1万円札の裁断くずで作った1億円のイス、身長を1センチ=100万円で換算するお札の身長計などが人気ですが、大人には歴代紙幣の展示(見本)も好評。

見学の時間は平日の9時30分~11時、13時~16時。
10~40人程度の団体で1週間前までに予約が必要。
12月20・21日には個人で申し込める見学会も実施予定です。
詳細はお問い合わせを。

●東雲町14-1
Tel:27-1174